ベッセント米財務長官は、「強いドル政策」を堅持することと、為替レートだけを単独で見ることは別だ(Strong Dollar Concept Isn’t About the Exchange Rate)との認識を示した。そして、「問題はむしろ他通貨の弱さなのかもしれない」と語った。 この文言は、1985年9月のプラザ合意の最後に添えられていた文言「非米ドル通貨の対米ドルレートの秩序ある上昇が望ましい(some further orderly appreciation of the main non-dollar currencies against the dollar is desirable.)」を彷彿とさせる。
日経225先物オプション実況スレ9
https://talk.jp/boards/market/1774303875
2026/06/24 18:54
大阪9月限
日経225先物 69560 -210 (-0.30%)
TOPIX先物 3972.5 -21.5 (-0.53%)
※取引所発表の「清算値(帳入値)」を表示
日経225先物(9月限)は前日比210円安の6万9560円で取引を終了。寄り付きは6万9410円と、シカゴ日経平均先物の清算値(6万9165円)にサヤ寄せする形で、売りが先行して始まった。ただ、キオクシアホールディングス<285A.T>[東証P]が買い気配から始まるなど、前日の大幅な下げに対する自律反発狙いの動きが入り、現物の寄り付き直後には7万0320円と上昇に転じた。しかし、7万円台回復では戻り待ち狙いのショートも入りやすく、前場中盤にかけて6万9240円まで軟化した。
前場終盤にかけて6万9920円と再びプラス圏を回復する場面もみられたが、ランチタイムで6万9040円まで売られ、後場中盤にかけて6万8580円まで下落幅を広げた。終盤にかけてはショートカバーとみられる動きから6万9800円まで下げ幅を縮めたが、7万円に接近する局面では上値の重さが意識されている。
日経225先物は朝方に7万0320円まで買われた後はボリンジャーバンドの+1σ(6万9900円)が抵抗線として意識されやすく、戻り待ち狙いのショートを誘う形だった。また、キオクシアホールディングスはプラス圏で推移したほか、株主総会の内容が伝わったソフトバンクグループ<9984.T>[東証P]も上昇に転じたものの、東京エレクトロン<8035.T>[東証P]の弱い値動きが日経平均型の重荷になっており、リバウンド狙いのロングを入れにくくさせていた。
日経225先物は+1σと中心値となる25日移動平均線(6万7430円)とのレンジが意識されやすいだろう。前日の大幅な下げによって今後バンドは収れんしてくる可能性が高そうで、いったんは25日線水準が支持線として機能するかを試す動きはありそうだ。+1σが抵抗線として機能するようだと、瞬間的に-1σ(6万4870円)水準を仕掛けてくる可能性は意識しておきたい。
NT倍率は先物中心限月で17.51倍(23日は17.46倍)に上昇した。一時17.35倍に低下する場面もみられたが、その後は+1σ(17.39倍)を上回っての推移だった、米国市場の流れからハイテク株の不安定な値動きによってNTショートに振れやすいとみられたが、金融セクターの下げがTOPIX型の重荷になっていた。引き続き半導体やAI関連株にらみの展開になりそうである。
手口面(9月限:立会内)では、日経225先物はABNクリアリン証券が1万9939枚、バークレイズ証券が1万3734枚、ソシエテジェネラル証券が1万3358枚、サスケハナ・ホンコンが2692枚、モルガンMUFG証券が2544枚、ゴールドマン証券が2310枚、JPモルガン証券が2077枚、SBI証券が1962枚、野村証券が1644枚、日産証券が1418枚だった。
TOPIX先物はABNクリアリン証券が1万8803枚、ソシエテジェネラル証券が1万8550枚、バークレイズ証券が1万7499枚、モルガンMUFG証券が4779枚、JPモルガン証券が4598枚、ゴールドマン証券が3151枚、野村証券が3113枚、サスケハナ・ホンコンが2224枚、ビーオブエー証券が1980枚、みずほ証券が1530枚だった。
2026/06/24 19:34
本日のNY為替市場では、ドル円は引き続き、1986年12月以来となる162円を意識した展開が見込まれる。足もとでのドル円は、前週の米連邦公開市場委員会(FOMC)で年内利上げが意識されたことによるドル買いに加え、高市政権による財政拡張的な政策への警戒感を背景とする円売りも合わさり、堅調に推移している。
値動きを振り返ると、前週のFOMC以降は急落しても一時的となり、日足で見れば下値を切り上げる動きが継続している。一方で上値は162円を前に頭打ちとなるなど、三角保合の一種「アセンディング・トライアングル」を想起させる局面となっている。一般的には上抜けが意識されやすい形であり、162円台に乗せるようならば上値余地が拡大する公算である。
ただし、注意すべきは本邦金融当局の動きだろう。22日に161.93円まで上昇して2024年7月高値161.95円に迫るも、その後「片山財務相がベッセント米財務長官とオンラインで緊急会談を行った」との報道が伝わり急落する場面も見られた。特に162円台に乗せると1986年12月以来の水準に足を踏み入れることとなり、前述の保合上抜けと合わせ上値模索の機運が一段と高まる公算である。ただ、高市政権下での輸入物価抑制に向けた当局による円買い介入への警戒感は根強く、まるで「肝試し」のような相場展開が見込まれる。
なお、NY市場で予定されている主な経済イベントは、1-3月期米経常収支や5月米新築住宅販売件数と少なめ。主だった米金融当局者の発言も予定されておらず手掛かり材料難の展開が見込まれるなか、不意の発言には注意したい。
他方、気になるのは市場のリスクセンチメントである。年内の米利上げが意識される中、今週に入りハイテク株の下げ主導で日米株安となっている。本日も売りが優勢となるようならば、リスク回避ムードの中でクロス円の下げ主導でドル円に下押し圧力が掛かる展開もあり得る。
想定レンジ上限
・ドル円は、24年7月高値161.95円。超えると心理的節目の163.00円。
想定レンジ下限
・ドル円は、23日安値161.28円。割り込むと21日移動平均線160.38円。
2026/06/24 20:57
今晩は半導体・ハイテク株の動向に注目。前日のNY株式市場は下落した。アジア市場での株安の流れや、AIラリーの一服懸念を背景に、ハイテク・半導体関連株への売りが加速した。テクノロジーの高コスト化に伴う企業の大幅な設備投資抑制への警戒感も浮き彫りとなり、24日引け後に決算発表を控えるマイクロン・テクノロジーが13%超急落したほか、エヌビディアやインテルなども大幅安となった。ハイテク株主体のナスダック総合指数は2.21%安と大幅に2日続落し、ダウ平均もIBMやヘルスケア株が上昇したものの、値嵩株のキャタピラーの下落が響き、45.87ドル安(0.09%安)と小幅ながら3日ぶりに反落して取引を終えた。
今晩のNY株式市場は、引け後に予定されるマイクロン・テクノロジーの決算発表を前に、半導体・ハイテク株が底堅さを示せるかが焦点となる。取引開始前の先物市場ではナスダック100先物などが上昇しており、前日に過度に進んだAI関連株の売りに対する押し目買いの動きが期待される。また、最高裁判所で審理されている米連邦準備理事会(FRB)理事の罷免権を巡る判決の行方も、中央銀行の独立性への懸念から関心が高い。
今晩の米経済指標・イベントは5月新築住宅販売件数、MBA住宅ローン申請指数、5月建設許可件数改定値、第1四半期経常収支など。企業決算は寄り前にペイチェックス、引け後にマイクロン・テクノロジーが発表予定。
2026/06/25 00:47
日経平均株価は続落。買い戻し優勢で7万円を回復する場面もあったが、買い一巡後は売りに押される展開となった。後場は下げ幅を拡大する動きとなったが、6/3高値(68786円)付近を下値で意識し戻して終えた。
RSI(9日)は前日76.1%→71.9%(6/24)に低下。10日移動平均線(69248円 6/24)や一目均衡表の転換線(68914円 同)などを意識して終えた。基本的な見方に変化はなく、上昇基調が続く中でトレンドフォローのスタンスが優先される。一方、5/11高値(63385円)から6/3高値(68786円)を通る延長線からの調整が続く可能性も高く、25日移動平均線(66937円 同)付近まで下げが拡大しても違和感はない。
上値メドは、5日移動平均線(70724円 同)、心理的節目の72000円や6/22高値(72831円)、74000円などがある。下値メドは、心理的節目の69000円や心理的節目の68000円、25日移動平均線、基準線(66061円 同)などがある。
2026/06/25 01:15
【ノルゲバンク、インフレの粘着性を警戒】
6月18日、ノルウェー中銀(ノルゲバンク)は政策金利を4.25%で据え置くことを決定した。5月に金利を引き上げたばかりであり、今回の据え置き自体は市場の予想通りだ。しかし、この一時停止は決してインフレ退治が順調に進んでいることを意味しない。背景には遅々として進まない物価の沈静化と、本土経済の減速という二つの重荷がある。
中銀を最も警戒させているのが、物価の根強い粘着性だ。直近の声明でも、足元のコアインフレは5月に3.4%と、中銀の以前の予測をやや上回るペースで推移していると言及された。
この物価高を後ろから押し上げているのが、高止まりする人件費。今年の賃金交渉では製造業の基準が4.4%で決着しており、企業がコストの増加分をサービス価格や製品価格へと転嫁する動きが続いている。世界的に利上げ圧力が残る中、ノルウェー国内の内発的なインフレも依然として高止まりしたままだ。
【本土経済のブレーキ、慎重な舵取りが必要に】
物価がしつこいにもかかわらず、中銀が今回の会合で追加利上げを避けた理由は国内経済への配慮にある。
これまでノルウェー経済の原動力となってきたエネルギー価格だが、中銀の指摘によれば原油価格は3月以降むしろ低下傾向にある。これに伴い、石油・ガス関連を除いた「本土経済」の2026年成長率は、家計消費の伸び鈍化などを理由に従来の予測を下回る見込みだ。
さらに、4月の労働力調査では失業率が予想より高くなるなど、一部に減速のシグナルが出始めている。他の雇用指標には底堅さも残るため一概に景気後退とは言えないが、これ以上の拙速な引き締めは本土景気を本格的に冷え込ませる引き金になりかねない。そのため中銀は極めて慎重な舵取りを迫られている。
【高金利、NOKを支えるも】
高止まりするインフレと、消費鈍化が懸念される本土景気。現在の4.25%という高い金利水準は、為替市場でノルウェー・クローネ(NOK)の支えだが、同時に国内経済を圧迫する諸刃の剣でもある。この引き締めの痛みに本土経済がどこまで耐えられるかが今後のポイントだろう。
2026/06/25 02:03
米財務省によると、5年債入札(ダッチ方式)の落札結果は最高落札利回りが4.200%、応札倍率(カバー)が2.35倍となった。
2026/06/25 03:25
(24日終値:25日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=161.81円(24日15時時点比△0.18円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=183.65円(▲0.08円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1349ドル(▲0.0018ドル)
FTSE100種総合株価指数:10461.63(前営業日比△32.78)
ドイツ株式指数(DAX):24740.36(▲153.22)
10年物英国債利回り:4.684%(▲0.070%)
10年物独国債利回り:2.865%(▲0.054%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標)
<発表値> <前回発表値>
6月独Ifo企業景況感指数
85.6 85.0・改
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ユーロドルは下げ渋り。米連邦準備理事会(FRB)による利上げ観測が高まる中、ユーロ売り・ドル買いが先行。22時過ぎに一時1.1325ドルと昨年5月以来約1年1カ月ぶりの安値を付けた。主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時101.80と昨年5月以来の高値を更新した。なお、ベッセント米財務長官は「ドルの覇権は不可欠」「ドルの強さを維持するために正しいことを行うことを好む」などと述べたと伝わった。
ただ、売り一巡後は下げ渋る展開に。米長期金利の指標とされる米10年債利回りが4.39%台まで大幅に低下するとユーロ買い・ドル売りがじわりと強まった。1時30分過ぎには1.1368ドル付近まで下値を切り上げた。
・ドル円は小幅高。米利上げ観測を背景に円売り・ドル買いが出ると一時161.82円と日通し高値を付けたものの、22日の高値161.93円や2024年7月の高値161.95円がレジスタンスとして意識されたため、上昇のスピードは緩やかだった。政府・日銀による為替介入への警戒感も根強い。
なお、米商務省が発表した5月米新築住宅販売件数は58.0万件と予想の64.0万件を下回ったものの、相場の反応は限られた。
・ユーロ円は下値が堅かった。21時30分過ぎに一時183.17円と5月6日以来の安値を付けたものの、売り一巡後はじりじりと下値を切り上げた。1時30分過ぎには183.82円付近まで持ち直した。ユーロドルにつれた動きとなった。
・ロンドン株式相場は反発。前日の米株安を受けて売りが先行したものの、終盤強含んだ。本日の米国株が底堅く推移したことで英株にも買いが波及した。セグロやランド・セキュリティーズ・グループなど不動産株が買われたほか、ネクストやインターコンチネンタル・ホテルズ・グループなど一般消費財サービスが値上がりした。
・フランクフルト株式相場は続落。前日の米国株相場の下落を受けて売りが優勢となった。引けにかけては下げ渋ったものの、戻りは限定的だった。「フリゲート艦の建造計画を変更する」と伝わったラインメタルが18.65%安の急落となったほか、ドイツ銀行(2.58%安)やフォルクスワーゲン(2.44%安)、RWE(2.01%安)などの下げが目立った。
・欧州債券相場は上昇。米債高につれた。
2026/06/25 03:50
24日の日経平均は大幅続落。終値は613円安の69174円。
東証プライムの騰落銘柄数は値上がり678/値下がり826。前日派手に下げたキオクシアHDとソフトバンクGが、どちらも下げる場面はあったがプラスを確保。Jフロント、三越伊勢丹、高島屋など、百貨店株の動きが良かった。日経新聞の報道を材料にパナソニックが急伸。先日グロース市場に新規上場してストップ高で終えたLiNKXに買いが殺到し、場中は値が付かずストップ高比例配分となった。
一方、東京エレクトロンやディスコなど半導体株の一角が大幅安。古河電工、住友電工、フジクラの電線大手3社がそろって下落した。三井物産や三菱商事など商社株が全般軟調。証券会社が投資判断を引き下げた武蔵精密工業が急落した。決算を発表したサンリオは、高く始まって一時2桁の上昇率となったものの、買いが続かず下落で終えた。
日経平均は連日の下落。米マイクロン・テクノロジーの決算発表を前に世界的にハイテク株が売りに押されただけに、AI関連の買いづらさが意識された。あすはマイクロンの決算を受けた時間外の反応に大きく振らされる可能性がある。AI関連の多くが同じ方向を向いた場合、指数は大幅高・大幅安どちらもあり得る。
下に振れた場合は、25日線(66937円、24日時点、以下同じ)を割り込まずに推移できるか、上に振れた場合は、5日線(70724円)上を回復できるかが焦点となる。マイクロンはキオクシアを刺激しやすい銘柄だけに、あすはキオクシアから目が離せない。きょうは日経平均が高値をつけた時間が9時20分、キオクシアが高値をつけたのが9時16分で、安値をつけたのはどちらも13時26分であった。キオクシアの値動きが、あすの日本株全体のセンチメントを大きく左右することになるだろう。
2026/06/25 06:25
(24日終値)
ドル・円相場:1ドル=161.78円(前営業日比△0.23円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=183.77円(▲0.08円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1358ドル(▲0.0024ドル)
ダウ工業株30種平均:51848.90ドル(△182.06ドル)
ナスダック総合株価指数:25476.64(▲110.40)
10年物米国債利回り:4.39%(▲0.11%)
WTI原油先物8月限:1バレル=70.34ドル(▲2.87ドル)
金先物8月限:1トロイオンス=4008.8ドル(▲140.6ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標)
<発表値> <前回発表値>
米MBA住宅ローン申請指数
(前週比) 1.0% ▲3.8%
1-3月期米経常収支
2268億ドルの赤字 2211億ドルの赤字・改
5月米新築住宅販売件数
(前月比) ▲7.3% ▲5.7%・改
(件数) 58.0万件 62.6万件・改
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ユーロドルは3日続落。米連邦準備理事会(FRB)による利上げ観測が高まる中、ユーロ売り・ドル買いが優勢になると、22時過ぎに一時1.1325ドルと昨年5月以来約1年1カ月ぶりの安値を付けた。主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時101.80と昨年5月以来の高値を更新した。
ただ、売り一巡後は下げ幅を縮める展開に。米長期金利の指標とされる米10年債利回りが4.39%台まで大幅に低下したことを受けて、ユーロ買い・ドル売りがじわりと強まった。1時30分過ぎには1.1368ドル付近まで下値を切り上げた。
・ドル円は反発。米利上げ観測を背景に円売り・ドル買いが優勢になると、4時30分前に一時161.84円と日通し高値を付けた。
ただ、米長期金利が大幅に低下したこともあって、上昇のスピードは緩やかだった。政府・日銀による為替介入への警戒感が根強い中、22日の高値161.93円や2024年7月の高値161.95円がレジスタンスとして意識された面もあった。
なお、ベッセント米財務長官はこの日、「ドルの覇権は不可欠」「ドルの強さを維持するために正しいことを行うことを好む」などと述べたと伝わった。
・ユーロ円は小幅ながら3日続落。21時30分過ぎに一時183.17円と5月6日以来の安値を付けたものの、売り一巡後はじりじりと下値を切り上げた。1時30分過ぎには183.82円付近まで持ち直した。ユーロドルにつれた動きとなった。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は反発。WTI原油先物価格が下落し、米長期金利も低下したことで、投資家心理が上向いた。指数は一時580ドル超上昇した。
一方、ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は3日続落。上昇に転じる場面もあったが、中盤以降は売りに押され下げに転じた。マイクロン・テクノロジーの決算発表を控えて、神経質な動きとなった。
・米国債券相場で長期ゾーンは大幅に続伸。WTI原油先物相場の下落傾向が続く中、米国のインフレ懸念が後退し買いが優勢となった。
・原油先物相場は大幅に4日続落。米国とイランの戦闘終結に向けた覚書合意を受けてホルムズ海峡の通航正常化が進んでいると伝わり、原油供給不安への懸念が後退している。時間外から軟調に推移していた原油先物は、NY勢の本格参入後に70ドルを割り込むと69.60ドル台まで下げ足を速めた。その後の買い戻しも70ドル後半までにとどまり、地合い弱いまま終えた。
・金先物相場は大幅に4日続落。NY勢の参入後に4000ドル割れまで下げ足を速めた。為替でドルが対ユーロで2025年5月以来のドル高水準を記録すると、割高感が生じたドル建て金に売り圧力が強まった。米長期金利の低下から金も買い戻されたが、4000ドル台では伸びも鈍く、一時3975ドル付近まで下値を広げた。
2026/06/24 23:23
金融メディア『ザ・コベイシ・レター(The Kobeissi Letter)』によれば、金現物担保型ETFへの資金流入が回復の兆しを見せている。ワールド・ゴールド・カウンシル(World Gold Council)のデータによると、6月第3週の週次流入量は5.1トン(約11億ドル)と、4月中旬以来最大を記録した。これはETFから資金が流出し続けた4週連続の逆流(累計58.2トン・76億ドルに及ぶ大規模な売り越し)をようやく反転させた動きだ。
現在の世界の金ETF総保有量は4086.3トン(約5491億ドル)で、2月27日に記録した史上最高の4176.1トン・7017億ドルからはなお距離がある。米連邦準備理事会(FRB)の追加利上げ観測や地政学リスクの一時的緩和が金価格の重しとなる中、今回の流入がトレンド転換の始まりとなるか、市場は注視している。
2026/06/24 23:45
米CNBCによれば、ドイツ政府は第二次世界大戦後で最大規模となるはずだったF126フリゲート艦(F126 frigate)計画を撤回し、代わりにティーケーエムエス(TKMS)製の小型フリゲート8隻を調達する方向に転じる見通しだ。F126計画は最大128億ユーロ規模とされ、主契約者となる見込みだったラインメタル(Rheinmetall)は報道を受けて一時17%超下落し、1989年以来の下げ幅を記録した。ヘンゾルト(Hensoldt)やレンク(Renk)などにも売りが波及し、欧州防衛株にも売りが広がった。
欧州防衛株は年初来で軟調が続いており、今回の計画撤回がセンチメント悪化をさらに強めた格好だ。市場では、ウクライナや中東情勢を巡る地政学リスクが中期的に後退するとの期待がある一方で、各国が掲げる軍事支出の実行可能性に対する疑念が根強い。こうした「戦争終結期待」と「防衛需要の持続性への不安」が同時に意識され、防衛株に対する投資家心理を冷やしているもよう。
2026/06/25 05:07
時間外でマイクロン・テクノロジー株が買われている。同社が発表した四半期決算を受けて一時4%超上昇した。
2026/06/25 05:10
24日08:50 日銀金融政策決定会合における主な意見(6月15-16日分)
「最悪の場合、長期のデフレから脱却してインフレ期に移行したようにみえる日本経済を再びデフレに逆戻りさせる可能性」
「基調的な物価上昇率が2%を超えて上振れていくリスクがある」
「政策金利を引き上げ、金融緩和の度合いを調整することが適切」
「物価上昇リスクを踏まえると、今回、政策金利を調整することが適当」
「為替要因からも輸入価格が上昇している」
「緩和度合いの調整は以前より適切」
「実質金利がきわめて低い水準にあるという表現は修正することが適当」
「中立金利は2%程度と考えられ、これを念頭に数カ月に一度のペースで、経済・物価・金融情勢を確認しつつ、都度、検討していくことが望ましい」
24日09:11 ベッセント米財務長官
「ウォーシュ氏は成長と物価安定に向けた最適な道筋を示すだろう」
「トランプ大統領も私も債券市場の力を理解している」
24日20:51
「ドルの覇権は不可欠」
「ドルの強さを維持するために正しいことを行うことを好む」
24日15:41 ハウザー豪準備銀行(RBA)副総裁
「依然として高すぎるインフレを抑制するために、やるべきことがまだ残っている」
「インフレを抑制するためのタイムリーな政策措置は、失業に伴い発生するコストをより小さく抑えられる可能性がある」
「過剰な供給能力への圧力を軽減するため、利上げによる先回りの政策措置を講じた」
「世界的な原油価格の下落は歓迎すべき進展だが、紛争の完全な解決はまだ確実ではない」
24日15:44 植田日銀総裁(氷見野副総裁代読)
「(物価の先行きについて)原油価格上昇が、エネルギー価格や財価格を中心に押し上げ方向に作用することから、2%をはっきりと上回る水準まで伸び率を高めていくと予想」
「消費者物価の基調的な上昇率は、徐々に高まっていくと予想され、今年度後半から来年度にかけて『物価安定の目標』と概ね整合的な水準になる」
「原油高を起点とする価格上昇の動きが幅広い品目に波及したり、基調的な物価上昇率が2%の『物価安定の目標』を超えて上振れていくリスクがある」
「経済・物価・金融情勢に応じて、引き続き政策金利を引き上げ、金融緩和の度合いを調整していくことになる」
「調整のタイミングやペースについては、中東情勢の展開がわが国経済・物価に及ぼす影響を注視したうえで、経済・物価の中心的な見通しが実現する確度やリスクを点検しながら、検討していく」
24日18:57 高市首相
「官民投資、2040年度までに370兆円超を想定」
「新たな投資枠、複数年度計画に基づくもの対象」
「経済安保上重要分野は独立会計、つなぎ国債で十分な規模を確保」
「毎年10兆円追加投資でも政府債務残高GDP比を安定的に低下する見通し示された」
25日00:42 シュナーベル欧州中央銀行(ECB)専務理事
「現時点ではインフレ率2%を達成するために追加利上げが必要」
「ECBの金利はまだ景気抑制的な水準にはない」
「利上げの時期や幅は紛争やインフレ、経済成長の動向次第」
25日01:13 ルビオ米国務長官
「ホルムズ海峡について通航料の徴収は行われない」
※時間は日本時間
2026/06/25 05:20
<発表値> <前回発表値>
6月独Ifo企業景況感指数
85.6 85.0・改
米MBA住宅ローン申請指数
(前週比) 1.0% ▲3.8%
1-3月期米経常収支
2268億ドルの赤字 2211億ドルの赤字・改
5月米新築住宅販売件数
(前月比) ▲7.3% ▲5.7%・改
(件数) 58.0万件 62.6万件・改
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
2026/06/25 06:15
<国内>
○08:50 ◇ 対外対内証券売買契約等の状況(週次・報告機関ベース)
○10:00 ◇ 田村直樹日銀審議委員、あいさつ
○14:00 ◇ 4月景気動向指数改定値
<海外>
○10:30 ◎ 5月豪雇用統計(予想:失業率4.4%/新規雇用者数3.00万人)
○15:00 ◇ 7月独消費者信頼感指数(Gfk調査、予想:▲28.0)
○15:45 ◇ 6月仏消費者信頼感指数(予想:83)
○18:00 ◎ ムーラン仏中銀総裁、講演
○18:30 ◇ 5月南アフリカ卸売物価指数(PPI、予想:前月比1.6%/前年比6.7%)
○19:00 ◎ レーン欧州中央銀行(ECB)専務理事兼チーフ・エコノミスト、講演
○21:00 ◇ 5月メキシコ失業率(季節調整前、予想:2.60%)
○21:00 ◎ チポローネECB専務理事、講演
○21:30 ☆ 1-3月期米国内総生産(GDP)確定値(予想:前期比年率1.6%)
○21:30 ◎ 1-3月期米個人消費(確定値、予想:前期比年率1.4%)
○21:30 ◎ 1-3月期米コアPCE(確定値、予想:前期比年率4.4%)
○21:30 ◎ 5月米個人消費支出(PCE、予想:前月比0.6%)
◎ 5月米個人所得(予想:前月比0.4%)
☆ 5月米PCEデフレーター(予想:前年比4.1%)
☆ 5月米PCEコアデフレーター(予想:前月比0.3%/前年比3.4%)
○21:30 ◎ 5月米耐久財受注額(予想:前月比▲5.0%/輸送用機器を除く前月比0.6%)
○21:30 ◎ 前週分の米新規失業保険申請件数/失業保険継続受給者数(予想:22.5万件/180.0万人)
○21:45 ◎ ボウマン米連邦準備理事会(FRB)副議長、講演
○26日02:00 ◎ 米財務省、7年債入札
○26日04:00 ◎ メキシコ中銀、政策金利発表(予想:6.50%で据え置き)
○26日04:40 ◎ ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁、あいさつ
※「予想」は特に記載のない限り市場予想平均を表す。▲はマイナス。
※重要度、高は☆、中は◎、低◇とする。
2026/06/25 08:00
24日のニューヨーク外国為替市場でドル円は、米連邦準備理事会(FRB)による利上げ観測が高まる中、一時161.84円まで上昇した後、米10年債利回りが4.39%台まで大幅に低下したことで伸び悩んだ。ユーロドルは1.1325ドルまで下落した後、1.1368ドル付近まで下値を切り上げた。
本日の東京外国為替市場のドル円は、22日に開催された日米財務相電話会談でのドル高・円安抑制の本気度を確認する展開が予想される。
ドル円は日米財務相会談の後も、ドル高・円安を抑制するような強力なメッセージが発せられないことで、攻防の分岐点である162.00円に迫りつつあり、本邦通貨当局がドル売り・円買い介入に踏み切るのか否かを探る展開となりつつある。
本日は米連邦準備理事会(FRB)がインフレ指標として注視している5月米PCEデフレーター(予想:前年比+4.1%)が発表されるが、予想を上回った場合は、162円への買い仕掛けが予想されるため、警戒しておきたい。
日米財務相会談の後の片山財務相の発言は、「必要とあれば断固たる措置を取ると日米で合意、全く揺るぎない」「円相場に申し上げることはない」というもので、4月30日の介入を予告した三村財務官の退避勧告のような切迫感は感じられなかった。
参考までに、6月16日時点のIMM通貨先物の非商業(投機)部門取組の円のネット売り持ちポジションは150132枚と発表されていた。本邦通貨当局の円買い介入を期待していると思われる円の買い持ちポジションは、117375枚、1986年以来となる162円台乗せに賭けている円の売り持ちポジションは、過去最大規模の267507枚まで増大していた。
ベッセント米財務長官は、「強いドル政策」を堅持することと、為替レートだけを単独で見ることは別だ(Strong Dollar Concept Isn’t About the Exchange Rate)との認識を示した。そして、「問題はむしろ他通貨の弱さなのかもしれない」と語った。
この文言は、1985年9月のプラザ合意の最後に添えられていた文言「非米ドル通貨の対米ドルレートの秩序ある上昇が望ましい(some further orderly appreciation of the main non-dollar currencies against the dollar is desirable.)」を彷彿とさせる。
すなわち、米国は基軸通貨国なので、「ドル高政策」を標榜せざるを得ないが、貿易赤字削減のためにドル安に誘導したい場合、「外国為替報告書」などでも非米ドル通貨、貿易相手国通貨の上昇に言及してきた。
いずれにしろ、ドル円は、7月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ(3.50-75%⇒3.75-4.00%)確率が30%台で推移し、年末の日銀金融政策決定会合での利上げ(1.00%⇒1.25%)確率が一部ブローカーでは30%台で推移していることで、162円台に向けて助走体制に入りつつある。
ドル円が162円台に乗せてドル高・円安を継続した場合、輸入物価の上昇により、高市政権が標榜している物価高抑制を反故にしかねない。
豪ドルは、5月豪雇用統計(予想:失業率4.4%/新規雇用者数3.00万人)により、豪準備銀行(RBA)の利上げの可能性を見極めることになる。昨日発表された5月豪消費者物価指数(CPI)は前年同月比+4.0%となり、4月の+4.2%からは伸び率が鈍化していたが、ハウザーRBA副総裁は、「依然として高すぎるインフレを抑制するために、やるべきことがまだ残っている」と述べていた。
2026/06/25 08:18
東京市場は堅調か。米国株はまちまち。ダウ平均が上昇した一方、S&P500とナスダックが下落した。ダウ平均は182ドル高の51848ドルで取引を終えた。原油価格の下落や長期金利の低下を受けて、景気敏感株に買いが入った。一方、マイクロン・テクノロジーの決算発表を前にハイテク株は売りに押された。ドル円は足元161円70銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大阪日中終値と比べて95円安の69465円、ドル建てが5円高の69565円で取引を終えた。
米国の引け後に発表されたマイクロンの決算は市場予想を大きく上回る好内容で、時間外で株価が急騰している。AI関連は直近で利益確定売りに押されていたが、きょうはマイクロンの好決算を受けて強い買いが入るだろう。AI関連以外も、原油安や米長期金利の低下を好感して買われる銘柄が多くなると見込まれる。主力銘柄がけん引役となって幅広い銘柄が上昇し、リスク選好ムードの強い地合いが続くと予想する。日経平均の予想レンジは69700-72000円。
2026/06/25 08:13
大阪9月限ナイトセッション
日経225先物 71060 +1500 (+2.15%)
TOPIX先物 4022.0 +49.5 (+1.24%)
シカゴ日経平均先物 69465 -95
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)
24日の米国市場はNYダウが上昇した一方で、 S&P500、ナスダックは下落。国連の国際海事機関(IMO)によると、ホルムズ海峡を航行する船舶が出始めたと報じられた。エネルギー輸送の停滞が解消に向かうとの見方から、WTI原油先物が一時1バレル=70ドルを割り込んだ。加えて、米長期金利が低下したことが材料視され、NYダウの上げ幅は一時580ドルを超えた。ただ、マイクロン・テクノロジー<MU>の決算を控えて半導体株の一角に売りが出たため、ダウの上値が限られたほか、ナスダック指数は下落に転じた。
NYダウ構成銘柄では、ホーム・デポ<HD>、シャーウィン・ウィリアムズ<SHW>、スリーエム<MMM>、ハネウェル・インターナショナル<HON>、ボーリング<BA>が買われた。半面、シェブロン<CVX>、ウォルト・ディズニー<DIS>、マイクロソフト<MSFT>、ベライゾン・コミュニケーションズ<VZ>、ゴールドマン・サックス・グループ<GS>が軟調。
シカゴ日経平均先物(円建て)の清算値は、大阪比95円安の6万9465円だった。24日取引終了後の日経225先物(9月限)のナイトセッションは、日中比230円安の6万9330円で始まった。その後は6万9000円~6万9800円辺りでの保ち合いが継続。終盤にかけて6万8930円まで下げたが、引け間際に上へのバイアスが強まり、一気に7万1120円まで急伸し、日中比1500円高の7万1060円でナイトセッションの取引を終えた。
取引終了後にマイクロン・テクノロジーが発表した第3四半期決算は市場予想を上回り、第4四半期の業績見通しも予想を上回る水準が示されたことを受け、同社株は時間外で一時14%を超える上昇で推移している。足もとで調整が強まった半導体やAI(人工知能)関連株の支援材料となり、日経平均型優位の相場展開が見込まれる。
シカゴ先物は下落しているが、マイクロン・テクノロジーの時間外の急伸を受け、日経225先物は買い先行で始まることになりそうだ。前日の下げでボリンジャーバンドの+1σ(7万0130円)を割り込み、一時6万8580円まで下落幅を広げる場面もみられた。ナイトセッションでは同バンドを下回って推移していたが、引け間際に急伸したことによって+1σを上回ってきた。+2σ(7万2770円)とのレンジに戻してきたことで、ショートカバーを誘う形になろう。
原油先物の下落や長期金利の低下が材料視されるなかで、マイクロン・テクノロジーの時間外の上昇によって、現物市場でも買い戻しが強まりやすく、先物市場でのロングを強める一因になりそうだ。+1σと+2σのレンジにより、オプション権利行使価格の7万円から7万2750円のレンジを想定。+2σを捉えてくるようだと、23日の急落分を埋めてくる流れが意識されやすく、ショートカバーを伴った強い上昇を演じる可能性があろう。
そのため、日中はキオクシアホールディングス<285A.T>[東証P]やソフトバンクグループ<9984.T>[東証P]、東京エレクトロン<8035.T>[東証P]、アドバンテスト<6857.T>[東証P]などの動向をにらんでの展開となろう。特にキオクシアホールディングスのリバウンドが強まる局面では、先回り的に先物市場でのロングに向かわせそうである。一方で、リバウンドが限定的となれば、戻り待ち狙いのショートを誘うとみられ、半導体やAI関連株からは目が離せないだろう。
24日の米VIX指数は18.63(23日は19.49)に低下した。一時20.34まで切り上がる場面もみられ、75日移動平均線(19.91)を上回る場面もみられた。その後は下げに転じており、200日線(18.66)近辺での推移が目立った。200日線を明確に割り込んでくると、リスク選好が強まるとみられ、マイクロン・テクノロジーの決算を受けた25日の米国市場の動向が注目される。
NT倍率は先物中心限月で17.51倍(23日は17.46倍)に上昇した。一時17.35倍に低下する場面もみられたが、その後は+1σ(17.39倍)を上回っての推移だった。米国市場の流れからハイテク株の不安定な値動きによってNTショートに振れやすいとみられたが、金融セクターの下げがTOPIX型の重荷になっていた。引き続き半導体やAI関連株にらみの展開となるなかで、NTロングに振れそうだ。
2026/06/25 12:10
日経225先物は11時30分時点、前日比2450円高の7万2010円(+3.52%)前後で推移。寄り付きは7万1400円と、シカゴ日経平均先物の清算値(6万9465円)を大きく上回る形で、ギャップアップから始まった。寄り付き直後に7万1490円まで買われ、中盤にかけて利益確定に伴うロング解消の動きから7万0780円まで上げ幅を縮めた。しかし、終盤にかけて上へのバイアスが強まり、7万2030円まで買われている。
米国では取引終了後にマイクロン・テクノロジー<MU>が発表した第3四半期決算は市場予想を上回り、第4四半期の業績見通しも予想を上回る水準で示されたことを受け、時間外で15%を超える急伸となった。これを受けて、キオクシアホールディングス<285A.T>[東証P]や東京エレクトロン<8035.T>[東証P]、アドバンテスト<6857.T>[東証P]など、指数インパクトの大きい半導体やAI関連株が大きく買われ、日経平均型を牽引。
日経225先物は買い一巡後に7万0780円まで上げ幅を縮めたが、ボリンジャーバンドの+1σ(7万0220円)が支持線として意識されるなかで上げ幅を広げており、+2σ(7万2910円)に近づいている。節目の7万2000円では強弱感が対立するだろうが、同水準での底堅さがみられるようだと、ショートカバーが入りやすいとみておきたい。
NT倍率は先物中心限月で17.88倍(24日は17.51倍)に上昇した。17.69倍とマドを空けての上昇をみせており、一気に+2σ(17.88倍)を捉えてきた。寄り付き後に上げ幅を縮めているキオクシアホールディングスが再び10万円台を回復する動きをみせてくるようだと、先回り的にNTロングに振れやすくなりそうだ。
2026/06/25 09:23
ニューヨーク連銀のマルキオーニ金融市場局長は24日、先週の米連邦公開市場委員会(FOMC)声明に加わった「潤沢な準備預金維持」の文言について、政策転換ではなく単なる「文言の整理」であると述べた。
ウォーシュ新議長によるバランスシート縮小への方針転換を示唆したとの市場の見方を牽制した形だ。現在FRBは、流動性管理のため財務省短期証券(Tビル)の購入を続けているが、ウォーシュ氏は大がかりな資産保有に懐疑的とされる。今回の発言により目先の急激な購入減額リスクは後退したが、議長による見直し作業は続いており、市場は今後の流動性変化に引き続き警戒している。
2026/06/25 12:45
昨日の為替市場では、ドル円は蚊帳の外に置かれた状態。全般、ドル高が進むなかにあって、ユーロドルが重要なチャートポイントを下抜けてきているなか、ドル円は日米財務相電話会談を受けた介入警戒感というよりは、介入期待による投機的戻り売りが先行するなか、買い方としてはしっかりとした実需の買いが出ているのみ。上値を試すような、または実需勢としても買い急ぐ状況でもないなかで、不必要に当局を刺激する必要もないとの判断からか、短期勢の買い仕掛けも出ないといった不毛地帯と化しています。
米10年債利回りが10bpも急低下するなか、ユーロドルが買戻しの動きとなったにもかかわらず、ドル円は逆に目先のショートカバーが入るといった別世界の動きとなりました。NY時間の値幅も161.63円から161.84円の19銭とあっては、基本的に語る必要のない相場展開といったところです。
アジア時間に入ってからは、日銀審議委員のなかでは最もタカ派で知られる田村審議委員の超タカ派発言が伝わると、ヘッドラインに反応した一部海外勢が161.56円まで売ったものの、「タカ派としては当たり前のことを言っているだけ」であることも明らか。再び161.74円まで買い戻されています。
いずれにしても、良くも悪くも、ドル円は現状、為替市場のメインステージには上げられていない状況ではありますが、昨日もお伝えしたように、ユーロドルのチャート下抜けをトライしている市場にとっては、次なるターゲットとしてのオプションとしては、魅力的であることは確かです。
2026/06/25 13:00
「ドットは個人の予想分布の中央値ではなく、頻度の高い数値であり、政策がどう動くかを推測することはできない」(クラリダ元FRB副議長)
最年少での就任となったウォーシュ第17代FRB議長は、最年少で就任していたFRB理事の頃、バーナンキ第14代FRB議長の「量的金融緩和政策(QE:Quantitative Easing)」に反対したことで、タカ派と見なされていた。
そして、ウォーシュ第17代FRB議長は、バーナンキ第14代FRB議長が導入していたドット・プロット(金利予測分布図)の廃止を示唆している。
オバマ第44代米大統領とトランプ第47代米大統領のように、馬が合わないのだろうか。
1.ウォーシュFRB理事 対 バーナンキ第14代FRB議長
ウォーシュ元FRB理事(2006~11年)は、タカ派として知られていた。
2010年に失業率が9.4%と高水準だったにもかかわらず、バーナンキ第14代FRB議長の量的緩和(QE)第2弾に反対し、FRBの米国債購入がインフレを引き起こすと警告したが、インフレ懸念は杞憂に過ぎなかった。
ウォーシュ元FRB理事は、金融システムにおける流動性を低下させることを論拠に、米連邦準備理事会(FRB)がバランスシートを著しく縮小すれば、大幅な利下げが可能になると主張している。バランスシート縮小で金融環境はタイトになり、FRBは短期金利の誘導目標引き下げでこれに対応するという理論である。ウォーシュ氏によれば、家計や中小企業は短期金利低下の恩恵を受け、金融市場では高揚感や熱狂が抑えられることになっている。
■ドット・プロット(金利予測分布図)の黒歴史
2012年1月のFOMCから、明確なフォワードガイダンス(金融政策の先行きの手掛かり)を市場に提供するために、FOMC参加者19名(FRB理事7名+地区連銀総裁12名)による政策金利見通しの予想水準を「点(ドット)」で示す「ドット・プロット」が公表され始めた。しかしながら、公表当初から「ドット・プロット」は透明性を高めるどころか混乱を招く傾向にあることで、市場の冷笑の対象になっており、「ドット(点)」のばらつきの拡大がFOMCへの信頼感を低下させてきた。
2.ウォーシュ第17代FRB議長 対 バーナンキ第14代FRB議長
2026年6月16-17日に開催されたウォーシュ第17代FRB議長の下での米連邦公開市場委員会(FOMC)では、政策金利(FF金利誘導目標3.50-3.75%)の据え置きが決定された。
ウォーシュ新FRB議長は、改革(コミュニケーション、バランスシート、データ利用、生産性と雇用、インフレ枠組み)を打ち出して、声明文からフォワードガイダンスを削除して簡略化し、ドット・プロットへの投票を拒否して、廃止を示唆し、記者会見の簡素化、回数削減も示唆した。
2026/06/25 13:37
本日のロンドン為替市場のユーロドルは、メインイベントの5月米PCEデフレーターの発表を前に、ECB高官の講演に注目していく展開となる。
米連邦準備理事会(FRB)がインフレ指標として注視しているPCEデフレーターの5月分は、前年比+4.1%と予想されており、4月の同比+3.8%からの伸び率の上昇が見込まれている。予想通り、あるいは予想を上回った場合は、7月米連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ確率が高まることで、ユーロ売り・ドル買いのトレンドに拍車がかかることで警戒しておきたい。
先日の欧州中央銀行(ECB)理事会では利上げが決定され、7月理事会での追加利上げ観測が高まる中、ムーラン仏中銀総裁、レーン欧州中央銀行(ECB)専務理事兼チーフ・エコノミスト、チポローネECB専務理事の講演に注目しておきたい。
イランと米国が60日間の停戦に合意して和平協議中となり、WTI原油先物価格がイラン戦争前の60ドル台まで下落していることで、7月の理事会に向けた利上げの有無への言及に注目しておきたい。
ポンドドルは、スターマー英首相の辞任表明を受けた政局混迷への警戒感から1.31ドル台まで下落している。
米5月PCEデフレーターの数字次第では、ポンド売り・ドル買いに拍車がかかる可能性があるため、警戒しておきたい。
想定レンジ上限
・ユーロドル:1.1474ドル(日足一目均衡表・転換線)
・ユーロ円:184.75円(日足一目均衡表・転換線=基準線)
・ポンドドル:1.3301ドル(日足一目均衡表・転換線)
・ポンド円:214.01円(日足一目均衡表・転換線)
想定レンジ下限
・ユーロドル:1.1210ドル(2025/5/29安値)
・ユーロ円:182.31円(4/30安値)
・ポンドドル:1.3038ドル(2025/11/20安値)
・ポンド円:211.15円(5/18安値)
2026/06/25 15:40
ドル円:1ドル=161.82円(前営業日NY終値比△0.04円)
ユーロ円:1ユーロ=183.84円(△0.07円)
ユーロドル:1ユーロ=1.1361ドル(△0.0003ドル)
日経平均株価:72366.34円(前営業日比△3191.37円)
東証株価指数(TOPIX):4016.47(△52.71)
債券先物9月物:128.03円(△0.34円)
新発10年物国債利回り:2.620%(▲0.045%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な国内経済指標) <発表値> <前回発表値>
対外対内証券売買契約等の状況(前週)
対外中長期債
1997億円の取得超 3825億円の取得超・改
対内株式
4794億円の取得超 7852億円の処分超・改
4月景気動向指数改定値
先行指数 116.1 115.9
一致指数 118.1 117.9
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ドル円は下値が堅い。WTI原油先物価格の下落を手掛かりにしたドル売りが出たほか、田村日銀審議委員がタカ派的な見解を示したことも材料視され、一時161.56円まで下押す場面があった。ただ、売りが一巡すると根強い円売り・ドル買い地合いを背景に買い戻しが入り、15時過ぎには161.84円と昨日の高値に面合わせした。
なお、田村日銀審議委員は「数カ月に一度のペースで0.25%ずつ利上げしていくことを基本線としてイメージ」「今のうちから、政策金利を中立金利に近づけておくことが重要」などと述べた。
・ユーロ円も下値が堅い。10時前に183.53円まで弱含む場面があったが、その後はドル円の買い戻しにつれて下値を切り上げる展開となり、15時過ぎに一時183.91円まで反発した。
・ユーロドルはもみ合い。1.1360ドルを挟んで上下したものの、総じて方向感は乏しかった。
・日経平均株価は3営業日ぶりに大幅反発し、史上最高値を更新した。好決算を発表した米マイクロン・テクノロジーが時間外取引で急伸し、東京市場でも人工知能(AI)や半導体関連株を中心に買いが入った。海外勢からの買いが入った株価指数先物の上昇も相場を押し上げ、指数は3400円超上昇する場面も見られた。
・債券先物相場は続伸。昨日の米国債券相場が上昇した流れを引き継いだほか、原油先物価格の下落で国内インフレ懸念の後退を意識した買いも入った。
2026/06/25 16:31
中国人民銀行(中央銀行)は24日、中期貸出制度(MLF)を通じて25日に5000億元を供給すると発表した。償還期間は1年。ロイターによれば、25日に3000億元のMLF資金が償還期限を迎えることから、6月のMLF操作では差し引き2000億元が供給される。5月(1000億元)に続いて2カ月連続の供給超過となる。
2026/06/25 16:40
東海東京インテリジェンス・ラボではコモディティに関するリポートの中で、これまで原油価格の高止まりを背景に軟調な値動きが続いていた金価格が、原油高が一服しても戻りが鈍い状況が続いていることを指摘している。要因の一つとして、金ETFからの資金流入額(ネット)が少額であったことを挙げている。6月のFOMCが想定以上にタカ派の印象を残したことで、政策金利を反映しやすい米国2年債利回りが上昇。利息を生まない金のETF需要を低下させ、原油安の材料を相殺する要因になったと東海東京では考えている。
2026/06/25 16:58
中国のエネルギー政策を主管する国家能源局は25日、2026年5月末時点での中国の発電設備容量が40億1000万キロワット(kW)に達し、その規模は国・地域別で首位だったと発表した。中国中央電視台(CCTV)が同日伝えた。
中国では非化石エネルギーによる発電設備が電力設備増加量の中心で、エネルギー構造の持続的な最適化が進んでいる。石炭火力発電の設備容量比率は10年の61%から26年5月には32%まで低下した。一方、非化石エネルギーによる発電設備の比率は10年の25%から26年5月には62%まで上昇し、うち再生可能エネルギーによる発電設備の比率は、10年の24%から26年5月には61%まで拡大した。
大規模化・低コスト化されたグリーン電力(再生可能エネルギーによる電力)の供給は、国内の産業構造転換と高度化、民生分野での電力の安定供給、新興産業の育成に対して、強固なエネルギー基盤を築くものとなっている。
2026/06/25 17:41
SMBC日興証券では、6月の日本株の上昇を主導したAI半導体関連について、テーマ主導の上昇は構造的な中長期テーマとして継続しやすいとの見方から、当面は関連セクターに「強気」の姿勢を維持するとしている。日銀の利上げ継続を背景に、銀行株も追い風を受ける状況が続くとみている。また、この基本観に新たに加わる材料として、中東情勢の好転に伴う原油安を挙げている。これまで相対的に出遅れていたセクターのリビジョン改善を促す新たな追い風になり得ると指摘。特に、日本の10年債利回りの過度な上昇懸念と原油高によって上値が抑え込まれていた建設、不動産セクターに見直し余地が広がると考えている。
2026/06/25 17:50
東亜銀行はこのほど、中国本土と香港の経済が2026年下期も成長基調を維持するとの見通しを示した。26年通期の実質国内総生産(GDP)成長率は中国本土が4.6%、香港が3.8%になると予測している。『信報』が24日伝えた。
東亜銀行でチーフエコノミストを務める卓亮氏は、中国経済は1-3月期に前年同期比5%の成長を達成した後、4-6月期はやや減速するとの見方を示した。一方、業種ごとの回復ペースにばらつきがあるものの、政府が掲げる年間4.5-5%の成長目標の達成は可能とみている。
中国では国際貿易が引き続き主要な成長エンジンになる見通しで、輸出先の多様化に加え、整備されたサプライチェーンや高度製造業の競争力を背景に、中国製品の輸出競争力は今後も高まるとみている。
香港経済については、景気回復の基盤が一段と強固になっていると指摘。輸出入、個人消費、設備投資がそろって拡大しているとした。
2026/06/25 18:37
大阪9月限
日経225先物 72570 +3010 (+4.32%)
TOPIX先物 4025.5 +53.0 (+1.33%)
※取引所発表の「清算値(帳入値)」を表示
日経225先物(9月限)は前日比3010円高の7万2570円で取引を終了。寄り付きは7万1400円と、シカゴ日経平均先物の清算値(6万9465円)を大きく上回る形でギャップアップから始まった。寄り付き直後に7万1490円まで買われ、前場中盤にかけて利益確定に伴うロング解消により7万0780円まで上げ幅を縮めた。しかし、前場終盤にかけて上へのバイアスが強まり、7万2000円台を回復。ランチタイム以降は7万1900円~7万2200円辺りで保ち合いが続いたが、指数インパクトの大きい半導体やAI(人工知能)関連株が引けにかけて買いの勢いが強まり、7万2700円まで買われる場面もみられた。
米国では取引終了後にマイクロン・テクノロジー<MU>が発表した第3四半期決算は、市場予想を上回り、第4四半期の業績見通しも予想を上回る水準で示されたことを受け、同社株は時間外で15%を超す急伸となった。これを受けて、キオクシアホールディングス<285A.T>[東証P]や東京エレクトロン<8035.T>[東証P]、アドバンテスト<6857.T>[東証P]など、指数インパクトの大きい半導体やAI関連株が大きく買われ、日経平均型を牽引。
これら銘柄は買い一巡後に上げ幅を縮め、後場中盤辺りまでは膠着をみせていたが、終盤にかけて再び動意をみせたことで、先物へのロングを強める形になった。25日の米国市場でマイクロン・テクノロジーの上昇を受けたハイテク株への買いが見込まれるほか、グローベックスのナスダック100先物が3%を超える上昇で推移していたこともロングに向かわせたようである。
日経225先物は前日のナイトセッションでボリンジャーバンドの+1σ(7万0290円)を突破し、日中は同バンドを上回っての推移となった。さらに後場終盤にかけての上昇によって+2σ(7万3020円)に接近してきた。23日の陰線(6万9770円~7万2840円)分を埋めつつある。ナイトセッションで+2σは7万3430円まで切り上がっており、バンドに沿ったトレンド形成が意識されるなか、ショートカバーが入りやすいとみておきたい。一方で、米国市場の反応が限定的となった場合には戻り待ち狙いのショートを誘うことになろう。
NT倍率は先物中心限月で18.02倍(24日は17.51倍)に上昇した。17.69倍と窓を空けての上昇をみせており、その後の上昇で+2σ(17.91倍)を上回ってきた。リバランスが意識されてくる可能性はあるが、キオクシアホールディングスなどが一段の上昇をみせてくる局面では、+3σ(18.34倍)水準が射程に入ってくる。
手口面(9月限:立会内)では、日経225先物はABNクリアリン証券が1万3944枚、ソシエテジェネラル証券が1万0797枚、バークレイズ証券が9703枚、野村証券が4498枚、サスケハナ・ホンコンが3038枚、JPモルガン証券が2486枚、SBI証券が1770枚、モルガンMUFG証券が1734枚、ビーオブエー証券が1335枚、日産証券が1227枚だった。
TOPIX先物はバークレイズ証券が1万6010枚、ABNクリアリン証券が1万4749枚、ソシエテジェネラル証券が1万4150枚、モルガンMUFG証券が4326枚、JPモルガン証券が3699枚、ビーオブエー証券が2354枚、ゴールドマン証券が2218枚、サスケハナ・ホンコンが1658枚、野村証券が1581枚、シティグループ証券が1348枚だった。
2026/06/25 19:33
本日のNY為替市場では、ユーロドルは米経済指標に注目することになりそうだ。NY序盤に多数の指標が発表されるなか、最も注目されるのは5月個人消費支出(PCEデフレーター)だろう。市場予想は前年比+4.1%と前月より伸びが加速、2023年4月以来となる4%台に乗せると見られている。強めの予想をも上回る伸びが示されれば、米連邦準備制度理事会(FRB)の早期利上げ期待が意識されてドルが買われる可能性があり、ユーロドルに下押し圧力が掛かることが予想される。そのほか、同時刻に1-3月期実質国内総生産(GDP)確定値や前週分失業保険継続受給者数、5月耐久財受注なども発表予定となっている。
また、要人発言について、NY午前にチポローネ欧州中央銀行(ECB)専務理事やボウマン米FRB副議長、終盤にウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁の発言機会が予定されている。足もとではインフレの原因となった原油価格の高騰が一服し、昨日は3月上旬以来となる70ドルを割り込む場面も見られる中、インフレ見通しについて言及があるか注目したい。
ユーロドルは、テクニカル面では昨年8月安値1.1392ドルを明確に割り込んだことで、下値余地が拡大している。前述の1.1392ドルを上抜いて1.14ドル台を回復できれば下げ一服との見方も出てきそうだが、日足・一目均衡表で三役逆転が点灯していることもあり、それまでは下値模索の動きが先行しやすいと見る。
ドル円に関して、前週の米連邦公開市場委員会(FOMC)以降は下値を切り上げる一方、上値は162円を前に抑えられており、一般的に上抜けが示唆される「アセンディング・トライアングル」が出現している。米経済指標を受けた米長期金利の動きに注目したい。ただ上昇局面では、高市政権下における輸入物価の抑制を目的とした政府・日銀による円買い介入への警戒感は根強い。仮に1986年12月以来となる162円台に乗せる場面では介入警戒感も同時に高まることが予想され、神経質な値動きとなるだろう。
他方、NY午後にメキシコで金融政策が発表予定。前回の会合で「金融緩和サイクルの終了」が宣言されたこともあり、政策金利は6.50%で据え置かれる見通しとなっている。声明で今後のインフレ見通しについてどのような見解を示すか確認しておきたい。
想定レンジ上限
・ユーロドルは、ピボット・レジスタンス2の1.1415ドル
・ドル円は、24年7月高値161.95円。超えると心理的節目の163.00円
想定レンジ下限
・ユーロドルは、ピボット・サポート2の1.1297ドル
・ドル円は、24日安値161.50円。割り込むと21日移動平均線160.50円
2026/06/25 20:53
今晩は米5月PCEに注目。前営業日24日のNY相場は高安まちまちとなった。原油価格の急落や米10年債利回りの4.39%台への低下を背景に投資家心理が改善し、ダウ平均は182.06ドル高(+0.35%)と反発。一方、引け後にマイクロン・テクノロジーの決算発表を控えていたことから、半導体やIT関連株には利益確定売りが優勢となった。ハイテク株主体のナスダック総合指数は0.43%安、S&P500もマイナス圏で引け、ともに3日続落した。引け後に第3四半期決算を発表したマイクロン・テクノロジーは、売上高と調整後一株当たり利益が市場予想を上回ったほか、第4四半期の売上高見通しも市場予想を大きく上回ったことが好感され、株価は時間外で15%超の急伸となった。
今晩の市場では好決算や強い見通しを発表したマイクロン・テクノロジーの大幅高が見込まれ、AI関連株などハイテク株を中心に堅調な展開か。経済指標では、米連邦準備理事会(FRB)がインフレ指標として注視する5月の米個人消費支出(PCE)価格指数が注目される。市場予想では総合・コアともに前月から伸びが加速する見込みであり、結果がインフレ高止まりを示せば利下げ期待の一段の後退が相場の重しとなりそうだ。
今晩の米経済指標・イベントは5月個人消費支出(PCE)価格指数のほか、1-3月期GDP確報値、新規失業保険申請件数など。企業決算は寄り前にマコーミック、ダーデン・レストランツが発表予定。
2026/06/26 00:34
日経平均株価は大幅反発。10日移動平均線(70063円 6/25)付近を意識したスタートから上値を大幅に伸ばす展開となった。後場も一段高となり、6/22につけた上場来高値(72353円)を更新して取引を終えた。
RSI(9日)は前日71.9%→74.9%(6/25)に上昇。あすはRSI上昇のハードルは高くなるが、相場の基本的な見方に変化はなく、上昇基調が続く中でトレンドフォローのスタンスが優先される。5/11高値(63385円)から6/3高値(68786円)を通る延長線の水準を再び試せるかが注目される。
上値メドは、心理的節目の73000円や74000円、75000円などがある。下値メドは、5日移動平均線(70986円 同)、10日移動平均線、6/24安値(68461円)、心理的節目の68000円、25日移動平均線(67364円 同)、基準線(66557円 同)などがある。
2026/06/26 02:02
米財務省によると、7年債入札(ダッチ方式)の落札結果は最高落札利回りが4.260%、応札倍率(カバー)が2.50倍となった。
2026/06/26 02:15
【人口大国のイメージはもう…】
これまでカナダ経済や住宅市場を力強く支えてきた最大のエンジンは、積極的な移民受け入れに伴う爆発的な人口増加だった。しかし、2026年に入りカナダ政府が非永住者の受け入れ制限へと舵を切ったことで、その前提が崩れ始めている。
「人口増による高成長」という従来のイメージとは裏腹に、足元の人口動態には急ブレーキがかかり始めており、これがカナダドルを取引する上での難しさとなりつつある。
【雇用市場に現れた「まだら模様」】
この人口抑制の動きは、国内の雇用市場に複雑な「まだら模様」を生み出している。労働力の急激な流入が収まったことで、表面上の失業率の急激な悪化こそ食い止められてはいる。しかしながら実態をみると、企業の採用意欲そのものが減退しているようだ。
市場ではフルタイム雇用の伸び悩みを指摘する声もあり、労働市場の土台は確実に弱含んでいる。単なる雇用者数の増減だけでは見えてこない構造的な歪みが、現在のカナダ経済をじわじわと蝕んでいるのが実態だ。
【住宅市場の停滞がBOCを…】
さらに深刻な影を落としているのが住宅市場だ。人口の急減速に伴い、住宅着工件数の減少が続くとの懸念が強まっている。カナダ住宅金融公社(CMHC)はこのトレンドが2028年まで続くと予測する。
景気の先行きを考えれば、カナダ銀行(BOC)は利下げに踏み切って経済を支援したい局面だろう。しかし、エネルギー価格の上昇を起点としたインフレの根強さや、サービス価格の粘着性が足枷となり、中銀は容易に動けないジレンマに直面している。
構造的な成長の天井が見え始める中、為替市場ではカナダドルの上値の重さが意識されやすい地合いが続く。これまで市場が信じていた「右肩上がりの人口シナリオ」が修正を迫られるとき、通貨の適正価格はどこに収束していくのか興味深い。
2026/06/26 03:25
(25日終値:26日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=161.78円(25日15時時点比▲0.04円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=184.01円(△0.17円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1374ドル(△0.0013ドル)
FTSE100種総合株価指数:10529.89(前営業日比△68.26)
ドイツ株式指数(DAX):24994.83(△254.47)
10年物英国債利回り:4.699%(△0.015%)
10年物独国債利回り:2.857%(▲0.008%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標)
<発表値> <前回発表値>
7月独消費者信頼感指数(Gfk調査)
▲29.2 ▲29.7・改
6月仏消費者信頼感指数
84 82
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ユーロドルは底堅い動き。米連邦準備理事会(FRB)による利上げ観測が高まる中、ユーロ売り・ドル買いが先行すると、21時前に一時1.1333ドルと日通し安値を付けた。ただ、前日に付けた昨年5月以来約1年1カ月ぶりの安値1.1325ドルがサポートとして働くと下げ渋った。
NYの取引時間帯に入り、米商務省が発表した5月米個人消費支出(PCE)物価指数が前年比4.1%上昇と市場予想と一致したことが分かると、全般ドル売りで反応。市場では「物価上昇が予想を超えて加速する事態とはなっていない」と受け止められ、前日までに主要通貨に対してドル高が進んでいたため、ポジション調整目的のドル売りも出やすかったもよう。0時30分過ぎには一時1.1388ドルと日通し高値を更新した。
・ドル円は上値が重かった。米利上げ観測を背景に円売り・ドル買いが先行すると、21時前に一時161.95円と2024年7月の高値に面合わせした。ただ、そのあとは政府・日銀による為替介入への警戒感が高まり、次第に上値が重くなった。
米物価指標発表後は米長期金利の指標とされる米10年債利回りが4.36%台まで低下したことを受けて、全般ドル安が進行。23時過ぎに一時161.57円付近まで下押しした。もっとも、アジア時間に付けた日通し安値161.56円が目先サポートとして意識されると下げ渋った。
・ユーロ円は持ち直した。21時前に一時183.42円と本日安値を付けたものの、売り一巡後は買い戻しが優勢に。1時30分前には184.10円と本日高値を更新した。ユーロドルにつれた動きとなった。
・ロンドン株式相場は続伸。反落して始まったものの、売り一巡後は買い戻しが優勢となり上げに転じた。米株式市場でダウ平均が史上最高値を更新したことなどを受けて、英株にも買いが入ったようだ。HSBCホールディングスやバークレイズなど金融株が買われたほか、アストラゼネカやグラクソスミスクラインなど医薬品株が値上がりした。
・フランクフルト株式相場は3日ぶりに反発。本日のアジア市場では半導体・AI関連銘柄への買いを背景に、日本株や韓国株が大幅に上昇。この流れを受けて独株にも買いが波及した。米連邦最高裁判所が除草剤「ラウンドアップ」をめぐる訴訟でバイエル側に有利な判決を下したことを受けて、同社株は18.72%急騰した。
・欧州債券相場は英国債が下落した一方、独国債が上昇した。
2026/06/26 03:38
25日の日経平均は3日ぶり大幅反発。
東証プライムの騰落銘柄数は値上がり1043/値下がり471。東京エレクトロンやディスコなど半導体株が強く、アドバンテストが15.1%高。キオクシアHDは高寄り後にいったん値を消したものの、盛り返して12.3%高で終え、10万円台を回復した。AI関連以外では、ファーストリテイリング、良品計画、高島屋など、小売の一角に強い動きが見られた。原油価格の大幅下落を受けて、ブリヂストンや横浜ゴムなどタイヤ株に資金が向かった。
一方、原油価格の下落を受けてINPEXが大幅安。住友鉱山は金価格の下落が嫌気されて大きく売られた。米長期金利の低下を受けて、MS&ADや東京海上など保険株が軟調。NEC、富士通、野村総研、フリー、Sansanなど、ソフトウェア、SaaS関連が嫌われた。鴻海との協業に関するリリースで前日に急騰したシャープが一転急落した。
日経平均は3000円を超える上昇。高値圏で前場を終えていたので後場の伸びも期待できそうとは思っていたが、史上最高値まで更新してきた。かなり強い動きだ。本日の米国株がマイクロン効果で上昇したとしても、それは先んじて織り込んでいる。マイクロンが案外であったり、米3指数がそろって上昇しなかった場合には、あすはきょうの反動が出てくる可能性がある。しかし、高値を更新できたことで、売り急ぎは抑制されるだろう。米国株の引け味が良かったり、一段の原油安や米長期金利の低下といった追い風があれば、きょうの余韻が残って上値追いが続く展開も期待できる。多くのAI関連は下値不安が大きく後退したと思われるだけに、あすもこれらにしっかりとした動きが見られるかに注目したい。
2026/06/26 06:25
(25日終値)
ドル・円相場:1ドル=161.79円(前営業日比△0.01円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=183.96円(△0.19円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1370ドル(△0.0012ドル)
ダウ工業株30種平均:51920.62ドル(△71.72ドル)
ナスダック総合株価指数:25358.61(▲118.02)
10年物米国債利回り:4.39%(横ばい)
WTI原油先物8月限:1バレル=71.92ドル(△1.58ドル)
金先物8月限:1トロイオンス=4047.6ドル(△38.8ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ユーロドルは4日ぶりに反発。米連邦準備理事会(FRB)による利上げ観測が高まる中、ユーロ売り・ドル買いが先行すると、21時前に一時1.1333ドルと日通し安値を付けた。
ただ、前日に付けた昨年5月以来約1年1カ月ぶりの安値1.1325ドルがサポートとして働くと買い戻しが優勢に。米商務省が発表した5月米個人消費支出(PCE)物価指数が市場予想と一致したことが分かると全般ドル売りが進んだ流れに沿って、0時30分過ぎに1.1388ドルと日通し高値を付けた。
・ドル円はほぼ横ばい。米利上げ観測を背景に円売り・ドル買いが先行すると、21時前に一時161.95円と2024年7月の高値に面合わせしたものの、そのあとは政府・日銀による為替介入を警戒した売りに押された。米PCEの結果を受けて、23時過ぎには161.57円付近まで下押しした。もっとも、アジア時間に付けた日通し安値161.56円が目先サポートとして意識されると持ち直した。
なお、ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁は「インフレ率を目標に戻すための政策態勢は整っている」「インフレ率は2%を大きく上回る水準にあり、間違いなく高止まりしている」「インフレを巡る重大なリスクが依然として残っている」などと述べたと伝わった。
・ユーロ円は4日ぶりに反発。21時前に一時183.42円と本日安値を付けたものの、売り一巡後は買い戻しが優勢に。1時30分前には184.10円と本日高値を更新した。ユーロドルにつれた動きとなった。
・メキシコペソは堅調だった。メキシコ中銀はこの日、市場予想通り政策金利を現行の6.50%で据え置くことを決めたと発表。声明では「当面の間、現状維持を続ける方針」を改めて示した。金利発表後もペソを買う動きが継続し、ドルペソは一時17.4788ペソ、ペソ円は9.26円までペソ高に振れた。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は小幅ながら続伸。マイクロン・テクノロジーが発表した決算内容が好感されて、半導体関連銘柄に買いが入ると指数は一時800ドル超上昇した。ただ、メモリーやストレージ用の半導体価格高騰を受けて、ノートパソコン「MacBook」やタブレット端末「iPad」の値上げを発表したアップルが6%超下落すると、上値が重くなった。
一方、ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は4日続落。マイクロソフトやメタ・プラットフォームズ、アマゾン・ドット・コムなどの下げが目立った。
・米国債券相場で長期ゾーンは横ばい。5月米PCE物価指数が前年比4.1%上昇と市場予想と一致したことが分かると買いが先行したものの、米利上げ観測を背景に売りも出やすく、引けにかけては値を消した。
・原油先物相場は大幅に5日ぶりに反発した。原油輸送の要衝ホルムズ海峡の通航正常化に対する期待感から、時間外で売りが強まると一時69ドルを割り込む場面があった。もっとも、約4カ月ぶりの安値圏では持ち高調整の買いも出やすかった。南米ベネズエラで大規模な地震が発生し、同国からの原油輸出が鈍るとの思惑も下値を支えた。取引終盤には、米WSJ紙が「イランはホルムズ海峡で貨物船を攻撃した」と報じると、72ドル台乗せまで上げ幅を広げた。
・金先物相場は5日ぶりに反発。昨日まで4日続落していたこともあり、通常取引では持ち高調整とみられる買いが先行した。注目された5月米PCEデフレーターは加速したものの、市場予想通りの結果でもあり、米長期金利は比較的落ち着いた動きだった。為替でドルが対ユーロなどで弱含んだこともドル建て金の支えとなり、4060ドル前後まで持ち直した。
2026/06/25 10:32
新規雇用者数増減
2026/05 +4.03万人
2026/04 -1.86万人 (前月発表値 -1.86万人)
失業率
2026/05 4.4%
2026/04 4.5% (前月発表値 4.5%)
常勤雇用者数
2026/05 +0.52万人
2026/04 -1.07万人 (前月発表値 -1.07万人)
非常勤雇用者数
2026/05 +3.52万人
2026/04 -0.79万人 (前月発表値 -0.79万人)
労働参加率
2026/05 66.7%
2026/04 66.7% (前月発表値 66.7%)
2026/06/25 22:53
米商務省が25日に発表した5月PCEデフレーターは前年比+4.1%、コアは同+3.4%と市場予想通りだったものの、前回から明確に加速して2023年以来の高水準を記録した。背景にはイラン紛争に伴うエネルギー高騰やAI需要の爆発がある。注目すべきは個人所得(前月比+0.7%)と消費支出(同+0.7%)がともに予想を上回る力強い伸びを示した点だ。この旺盛な所得増加が物価高の中でも家計の購買力を下支えし、強固な消費需要が価格転嫁を受け入れることで、インフレが広範かつ構造的に定着しつつあるロジックが浮き彫りとなった。
このインフレ高止まりと底堅いデータは、一部にくすぶっていた年内利下げへの淡い期待を断ち切る根拠となる。先週のFOMCではウォーシュ新議長が物価安定を宣言し、委員の約半数が年内の追加利上げを予測した。住宅を除くサービス価格の粘着性も露呈するなか、堅調な労働市場やGDP上方修正も手伝い、FRBによる引き締め長期化やさらなる利上げへの警戒感が市場で現実味を帯びている。
2026/06/26 03:04
米ウォールストリートジャーナル(WSJ)紙が報じたところによると、「イランはホルムズ海峡で貨物船を攻撃した」ようだ。
2026/06/26 05:10
25日05:47 トランプ米大統領
「(イランに関して)私たちの交渉でうまくやっている」
「ホルムズ海峡に通航料を課すのは受け入れられない」
「低金利が必要」
「石油会社はガソリン価格を十分に引き下げていない」
「本日、石油会社側と話した」
「価格はもっと大幅に下がるべき」
25日10:11 田村日銀審議委員
「基調的な物価上昇率は、既に2%の物価安定の目標と概ね整合的な水準に達したと判断」
「足もとの政策金利は、中立金利を下回る緩和的な領域」
「物価の先行きについては、中心的な見通しと比べて上振れて推移するリスクが高い」
「数か月に一度のペースで0.25%ずつ利上げしていくことを基本線としてイメージ」
「今のうちから、政策金利を中立金利に近づけておくことが重要」
「少しでも早く正常化を進めるため、買入額の減額を続けるべき」
25日16:15 シュナーベル欧州中央銀行(ECB)専務理事
「インフレを目標水準に戻すためにさらなる利上げが必要となる見込み」
25日19:19 高市首相
「内外の市場関係者に財政運営について透明性の高い説明する」
「市場の信認を確保しつつ、通年の国債発行額を具体化」
26日03:16 グールズビー米シカゴ連銀総裁
「PCEレポートは否定的なものばかりではなかった」
「PCEレポートでサービスが若干改善された」
「インフレはサービス分野でやや懸念される状況にある」
「フォワードガイダンスは以前から不安を感じていたが、ドットプロットは嫌いではない」
26日04:10 メキシコ中銀声明
「2026年第2四半期のインフレ率見通しを4.1%から4.0%に引き下げ」
「2027年第2四半期にインフレ率が目標の3%へ収束すると予想」
「今後、政策金利を6.5%に据え置く方針を表明」
「経済活動には依然として大きな下振れリスクが存在」
「インフレリスクは依然として上振れ傾向にある」
26日04:43 ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁
「インフレ率を目標に戻すための政策態勢は整っている」
「米失業率は2028年までに4%へ低下する見通し」
「インフレは関税、エネルギー、AI投資によって押し上げられている」
「インフレ率は2%を大きく上回る水準にあり、間違いなく高止まりしている」
「インフレ率は2026年末に3.5%、2028年には目標水準に達すると予想」
「インフレを巡る重大なリスクが依然として残っている」
※時間は日本時間
2026/06/26 05:20
<発表値> <前回発表値>
7月独消費者信頼感指数(Gfk調査)
▲29.2 ▲29.7・改
6月仏消費者信頼感指数
84 82
5月南アフリカ卸売物価指数(PPI)
(前月比) 2.6% 3.0%
(前年比) 7.8% 4.8%
5月メキシコ失業率
2.76% 2.46%
1-3月期米国内総生産(GDP)確定値
(前期比年率) 2.1% 1.6%
個人消費確定値
(前期比年率) 0.5% 1.4%
コアPCE確定値
(前期比年率) 4.4% 4.4%
5月米個人所得
(前月比) 0.7% 0.0%
5月米個人消費支出(PCE)
(前月比) 0.7% 0.4%・改
5月米PCEデフレーター
(前年比) 4.1% 3.8%
5月米PCEコア・デフレーター
(前月比) 0.3% 0.3%・改
(前年比) 3.4% 3.3%
前週分の米新規失業保険申請件数
21.5万件 22.7万件・改
5月米耐久財受注額
(前月比) ▲4.5% 8.5%・改
輸送用機器を除く
(前月比) 1.3% 1.4%・改
メキシコ中銀、政策金利発表
6.50%で据え置き 6.50%
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
2026/06/26 06:15
<国内>
○08:30 ◎ 6月東京都区部消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く総合予想:前年比1.6%)
<海外>
○07:30 ◎ グールズビー米シカゴ連銀総裁、討議に参加
○21:00 ◇ 5月メキシコ貿易収支(予想:48.90億ドルの黒字)
○21:30 ◇ 5月米卸売在庫(予想:前月比0.4%)
○23:00 ◎ 6月米消費者態度指数(ミシガン大調べ、確報値、予想:50.0)
○27日00:30 ◎ カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁、講演
○インド(ムハッラム)、休場
※「予想」は特に記載のない限り市場予想平均を表す。▲はマイナス。
※重要度、高は☆、中は◎、低◇とする。
2026/06/26 07:40
大阪9月限ナイトセッション
日経225先物 71250 -1320 (-1.81%)
TOPIX先物 4004.5 -21.0 (-0.52%)
シカゴ日経平均先物 71260 -1310
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)
25日の米国市場は、NYダウが上昇した一方で、S&P500、ナスダックは下落。決算評価から時間外取引で急伸していたマイクロン・テクノロジー<MU>が15%を超える上昇となるなか、半導体関連株に買いが入り、NYダウは一時800ドル超上昇した。ただし、半導体価格高騰を受けて「MacBook」や「iPad」の値上げを発表したアップル<AAPL>が6%を超える下落となり、午後に入り上げ幅を縮めた。また、イラン革命防衛隊がホルムズ海峡でシンガポール船籍の貨物船を攻撃したと報じられ、WTI原油先物価格が1バレル=71ドル台に上昇したことも重荷になった。
NYダウ構成銘柄では、キャタピラー<CAT>、メルク<MRK>、ユナイテッドヘルス・グループ<UNH>、シャーウィン・ウィリアムズ<SHW>、ハネウェル・インターナショナル<HON>が買われた。半面、アップルのほか、マイクロソフト<MSFT>、マクドナルド<MCD>、アマゾン・ドット・コム<AMZN>、ウォルト・ディズニー<DIS>、ウォルマート<WMT>が軟調。
シカゴ日経平均先物(円建て)の清算値は大阪比1310円安の7万1260円だった。25日取引終了後の日経225先物 (9月限)のナイトセッションは、日中比30円高の7万2600円で始まった。7万2720円まで買われた後は軟化し、米国市場の取引開始後に7万0810円まで売られる場面もみられた。その後は終盤にかけて7万1100円~7万1800円辺りでの保ち合いが継続。日中比1320円安の7万1250円でナイトセッションの取引を終えた。
シカゴ先物にサヤ寄せする形で売りが先行することになりそうだ。マイクロン・テクノロジーは急伸し、半導体株の一角にも買いが波及しており、フィラデルフィア半導体(SOX)指数tは3%を超える上昇だった。ただ、アップルの下落の影響からマイクロソフトやアマゾン・ドット・コムなど大型テック株が売られたことで、利益確定に伴うロング解消が入りやすいだろう。
もっとも、日経225先物は前日に3000円を超える急伸となったことで、反動安は意識されやすい。また、前日の上昇でボリンジャーバンドの+1σ(7万0560円)を一気に上抜けて+2σ(7万3250円)に接近していたこともあり、調整は想定内である。ナイトセッションでは+1σに接近してきたため、同バンド近辺での押し目狙いのロング対応に向かわせそうだ。
一方で、イラン革命防衛隊がホルムズ海峡でシンガポール船籍の貨物船を攻撃したと報じられており、米国とイランが先週交わした暫定合意の行方が危ぶまれ、週末要因もあって上値追いのロングは手控えられやすいと考えられる。利食いに伴うロング解消の動きが優勢になる可能性があるなかで、引き続き、指数インパクトの大きいキオクシアホールディングス<285A.T>[東証P]やアドバンテスト<6857.T>[東証P]、東京エレクトロン<8035.T>[東証P]にらみの相場展開になるだろう。
日経225先物は+1σと+2σでのレンジにより、オプション権利行使価格の7万0500円から7万3250円での推移を想定。半導体やAI関連株に利食いが入る局面では+1σ水準での攻防になりそうである。
25日の米VIX指数は18.89(24日は18.63)に上昇した。18.11に低下して始まり、17.72まで下げる場面もみられた。ただ、25日移動平均線(17.56)が支持線として機能する形で切り返しており、200日線(18.68)を突破し、一時19.95まで上昇して75日線(19.84)を上回る場面もみられた。その後は200日線を挟んでの推移だったが、ここ数日は75日線突破を試す動きが続いているため、やや警戒されやすい。
25日のNT倍率は先物中心限月で18.02倍(24日は17.51倍)に上昇した。17.69倍とマドを空けての上昇をみせており、その後の上昇で+2σ(17.91倍)を上回ってきた。上向きでのトレンドを形成しているが、いったんはリバランスが意識されてくる可能性はありそうだ。ただ、キオクシアホールディングスなどが一段の上昇をみせてくる局面では、+3σ(18.34倍)水準が射程に入ってくる。
2026/06/26 08:00
25日のニューヨーク外国為替市場でドル円は、米連邦準備理事会(FRB)による利上げ観測を背景にした円売り・ドル買いで161.95円まで上昇し、2024年7月の高値に面合わせした後、政府・日銀による為替介入警戒や予想通りの米5月PCEの結果を受けて、161.57円付近まで下押しした。ユーロドルは、1.1333ドルまで下落後、1.1388ドルまで反発した。
本日の東京外国為替市場のドル円は、6月の全国消費者物価指数(CPI)の先行指標となる東京都区部CPIを見極めた後は、引き続き162円の大台を巡る市場筋と本邦通貨当局による攻防が予想される。
ドル円の1986年以来となる162.00円には、ドル売りオーダーとストップロス、ノックアウト・オプションの絡みの防戦売りなどが控えている模様だが、チャート面での上値目処としては、1978年のカーター政権によるドル防衛時の安値175.50円が射程に入ることになる。
6月16日時点のIMM通貨先物の非商業(投機)部門取組の円のネット売り持ちポジションは150132枚と発表されていた。本邦通貨当局の円買い介入を期待していると思われる円の買い持ちポジションは、117375枚、1986年以来となる162円台乗せに賭けている円の売り持ちポジションは、過去最大規模の267507枚まで増大していた。
IMM通貨先物での267507枚は1枚1250万円なので、円貨に換算すると約3.3兆円規模となるが、投機筋のポジションの氷山の一角なので、実際の円売り持ちポジションは数倍と想定される。
先日の160円台からの月次ベースでの過去最大の円買い介入額は、約11.7兆円だったが、実需と投機の円売りが凌駕していたことで、162円手前まで押し上げてきたことになる。
しかし、円買い介入の原資としての5月末の外貨準備高は、証券が9317億ドル(@161円=150兆円)、預金が1622億ドル(@161円=26兆円)となっており、引き続き円買い介入への警戒感は怠るべきではないのかもしれない。
6月の東京都区部CPIは、前年比+1.6%と予想されており、5月の同比+1.3%からの伸び率の上昇が見込まれている。東京都では、水道基本料金を無償にしているものの、電気・ガス代の政府補助が終了したことで、若干ながら上昇が見込まれている。
昨日発表された米連邦準備理事会(FRB)がインフレ指標として注視しているPCEデフレーターの5月分は、前年比+4.1%と発表され、4月の同比+3.8%から伸び率が加速した。
PCEデフレーターが4.0%台に乗せるのは、2023年4月の+4.3%以来であり、当時のFF金利誘導目標は4.75-5.00%で、最終的には5.25-5.50%まで引き上げられた。
シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)グループがFF金利先物の動向に基づき算出する「フェドウオッチ」では、7月米連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ確率が32%付近で高止まりしている。
しかし、WTI原油先物価格は、イランと米国の暫定的な停戦合意を受けて、イラン戦争前の水準まで下落しており、インフレ抑制に意気込みを示していたウォーシュFRB議長は、利上げの決定前に6月分のインフレ指標を確認したいのかもしれない。
2026/06/26 08:35
東京市場は軟調か。米国株はまちまち。ダウ平均が上昇した一方、S&P500とナスダックが下落した。ダウ平均は71ドル高の51920ドルで取引を終えた。好決算を発表したマイクロン・テクノロジーが急騰し、これを受けて800ドル超上昇する場面があった。しかし、製品の値上げを発表したアップルやマイクロソフトが大きく売られており、買い一巡後は失速した。ドル円は足元161円80銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大阪日中終値と比べて1310円安の71260円、ドル建てが1240円安の71330円で取引を終えた。
きのうの日経平均は3191円高と派手に上昇したが、マイクロンの時間外の急騰を受けて、米国株が大幅高となることを織り込んでいたと推測される。ダウ平均の失速やナスダックの下落を受けて、きょうは前日楽観に傾いた分の修正が入ると予想する。マイクロンのほか、サンディスク、コーニング、アプライド・マテリアルズなどが急騰しており、AI関連は総崩れにはならないとみるが、アップルの製品値上げは電子部品株にはバッドニュース。CME225先物は大幅安スタートを示唆しており、場中はマイナス圏で不安定な動きが続くだろう。日経平均の予想レンジは70800-72500円。
2026/06/26 12:00
日経225先物は11時30分時点、前日比2900円安の6万9670円(-3.99%)前後で推移。寄り付きは7万1330円と、シカゴ日経平均先物の清算値(7万1260円)にサヤ寄せする形で、売りが先行して始まった。寄り付き直後につけた7万1430円を高値に下へのバイアスが強まり、終盤にかけて6万9610円まで下げ幅を広げた。
指数インパクトの大きいアドバンテスト<6857.T>[東証P]、ソフトバンクグループ<9984.T>[東証P]、東京エレクトロン<8035.T>[東証P]、キオクシアホールディングス<285A.T>[東証P]、TDK<6762.T>[東証P]の下げが目立っており、この5銘柄で日経平均株価を2100円超押し下げている。
日経225先物は終盤にかけて下落幅を広げ、ボリンジャーバンドの+1σ(7万0430円)を割り込み、前日の急伸分を帳消しにしつつあり、ロング解消に加えてショートを入れやすくなった。ランチタイムで6万9500円まで下げているため、短期的にショートを仕掛けてくる動きが意識されよう。
NT倍率は先物中心限月で17.54倍(25日は18.02倍)に低下した。前日の上昇で+2σ(17.88倍)を上回ってきたことで、リバランスが入りやすいタイミングだった。東証プライムの過半数の銘柄が上昇しており、NTロングを巻き戻す動きのなかでTOPIX型優位となっている。
2026/06/26 09:23
総務省が26日に発表した6月の東京都区部消費者物価指数(CPI、速報値)は、生鮮食品を除くコア指数が前年同月比1.6%上昇した。5月の1.3%から伸び率が拡大し、エコノミストの事前予想と一致した。
原油やナフサなどのコスト上昇が一部製品の価格を押し上げているものの、中東紛争による影響が消費者物価に反映されるまでには一定のタイムラグがあるとみられる。日銀の氷見野良三副総裁は、企業物価が予想以上のペースで上昇しており、原油高の影響は夏頃から消費者物価に一段と明確に現れるとの見方を示している。
2026/06/26 11:58
昨日のドル円は、欧州時間に米長期金利の上昇につれて161.95円と2024年7月3日の高値に面合わせしたものの、162.00円に控えるノックアウトを付けにいく動きにもならず、相変わらずのやる気のない展開。
NY時間に入って1-3月期米GDP確定値や5月米耐久財受注額、米新規失業保険申請件数が軒並み予想よりも強い数字となったものの、ウォーシュ新FRB議長体制下での最初のFOMC声明文で一言、「物価の安定を実現していく」と宣言したこともあり、重要なインフレ指標である5月米PCEコアデフレータが予想通りに収まったことを受けて米長期金利が一転低下すると161.57円まで下押し。ただ、アジア時間の安値161.56円手前で下げ止まると、引けにかけては米長期金利が元の水準まで戻るにつれて161.84円まで買い戻されて25日の取引を終えました。
アジア時間に入ってからは、日本のW杯予選リーグ最終戦が終わった後でもなお、値幅は7銭にとどまっているわけで、日本が同点に追いつかれて以降、選手交代も含めて明らかに引き分け狙いの試合展開となった影響が、現在試合中のオーストラリアVSパラグアイ戦や、為替市場のモチベーションにも感染してしまっているのか、それとも、連日の丁半博打化して急騰と急落を繰り返している日経平均の動向に視線が一点集中してしまっているのか、「それにしてもひどく動かない」週末の東京時間が過ぎていきます。
いずれにしても、ドル円はきっかけ次第では、それとも、きっかけなどなくても、マクロファンド勢のやる気次第では、いつ162.00円のノックアウトを狙う動きとなったとしても全く不思議ではないレベル。決勝トーナメント進出を既に決めている米国の予選最終戦が終わる東京時間午後からの市場のモチベーションに期待したいところです。