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ゆきが本を手に取ってさくらに見せた。
さくらが答えた。
「へえ、そうなんだ。じゃあ、ロシアとウクライナってどこ？」
ゆきが続けて聞いた。
「ロシアとウクライナは、スイスの東にある国だよ。ロシアは世界で一番大きな国で、ウクライナはヨーロッパで二番目に大きな国だよ」
さくらが教えた。
「そうなんだ。でも、なんでこの本ではスイスはロシアとウクライナのどちらに味方をすべきかって言ってるの？」
ゆきが不思議そうに言った。
「それはね、ロシアとウクライナは今、仲が悪いからだよ。ロシアはウクライナの一部を占領したり、戦争したりしているんだよ」
さくらが説明した。
「えー、なんでそんなことするの？ロシアとウクライナは兄弟みたいなものじゃないの？」
ゆきが驚いた。
「そうなんだけどね。でも、昔から色々あったんだよ。ロシアとウクライナは同じルーツを持つけど、歴史や文化や言語が違うんだよ。それに、ロシアは強くて大きくて、ウクライナは弱くて小さいから、ロシアはウクライナを支配したり、利用したりしてきたんだよ」
さくらが話した。
「それはかわいそうだね。でも、スイスはどうして関係するの？」
ゆきが尋ねた。
「スイスはね、中立国なんだよ。中立国っていうのは、他の国の争いに関わらない国のことだよ。スイスは昔から中立国であり続けてきたんだよ。それで平和や自由や民主主義を守ってきたんだよ」
さくらが言った。
「へえ、すごいね。でも、中立国って大変じゃない？他の国から攻撃されたりしないの？」
ゆきが心配そうに言った。
「そうだね。中立国って大変だよ。だから、スイスは自分たちの国を守るために、強い軍隊や山や湖やトンネルなどの自然の防御を持っているんだよ。それに、他の国と友好的に付き合って、協力したり、仲介したりしているんだよ」
さくらが答えた。
「なるほど。じゃあ、スイスはロシアとウクライナのどちらにも味方しないの？」
ゆきが聞いた。
「そうだね。スイスは中立国だから、どちらにも味方しないよ。でも、それはどちらにも敵ではないということでもあるよ。スイスはロシアとウクライナの両方と貿易や文化や人道などの交流をしているんだよ。それに、スイスはロシアとウクライナの争いを平和的に解決するために、助けたり、相談したりしているんだよ」
さくらが言った。
「ふうん、そうなんだ。でも、本当に中立でいられるの？どっちかにつきたくなったりしないの？」
ゆきが疑問に思った。
「うーん、それは難しい問題だね。スイスは中立でいることで自分たちの価値観や利益を守ってきたけど、世界は変わってきているからね。ロシアとウクライナの争いはヨーロッパ全体に影響するし、スイスも無関係ではいられないかもしれないよ。それに、スイスの人々も色々な意見があるんだよ。ロシアやウクライナと親しい人もいれば、反対する人もいるんだよ。中立でいることが本当に正しいことなのか、考えなくちゃいけないかもしれないね」
さくらが考え込んだ。
「そうだね。私もわからないけど、スイスは平和や自由や民主主義が大切な国だから、そのことを忘れないで欲しいな。ロシアもウクライナも幸せになれるように祈ってるよ」
ゆきが微笑んだ。
「私もそう思うよ。ありがとう、ゆき。この本は面白そうだから、一緒に読もうか」
さくらが提案した。
「うん、読もう。さくらと一緒なら楽しそうだから」
ゆきが同意した。
そして、2人は本を開いて読み始めた。図書館で本を読みながら雑談する小学二年生の女の子の2人は、知らず知らずのうちに大きな問題について考えていた。
俺は生やされちゃって無理やり挿れられるパターンが好き