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ソース元：
https://www.jiji.com/jc/article?k=2024031401072&g=eco
グロッシIAEA事務局長、原発処理水放出「問題なく実施」＝都内で会見 2024/3/14
以下参考記事）
◆https://www.minpo.jp/globalnews/detail/2024031401001421/amp
上川外相、IAEAに約29億円の支援表明
3/14(木) 20:19配信
◆https://finance.yahoo.co.jp/news/detail/7c4ab03e3c37eade9bef36192bd13b3e0e43a871
グロッシIAEA事務局長、原発処理水放出「問題なく実施」＝都内で会見 2024/3/14
◆https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/987495
福島第一原発で“汚染水”5.5トンが漏れたか 放射性物質の総量は220億ベクレルとみられる
2024年2月7日
◆https://jp.reuters.com/article/japan-disaster-nuclear-water-idJPL4N1WS2H1/
再送-〔焦点〕福島汚染水、基準値超の放射性物質 海洋放出に反対強まる公算 2018年10月18日
（抜粋）一部のタンクでは、人体に有害なストロンチウム９０などのレベルが、基準の２万倍に当たる１リットル当たり６０万ベクレル検出された。
◆https://cnic.jp/302
チェルノブイリ原発事故20年に向け、被害を過小評価するIAEAへ抗議の声を 2006/01/22
https://news.yahoo.co.jp/articles/9fe37c2b7b6d97b0336262dd5a80a50837709b42?page=2
中国の公式資料である2023年版原子力専門書「中国核能年鑑」によると、
22年に中国の原発から放出された排水に含まれるトリチウム量は、
観測地点となった原発13基19か所のうち7割以上にあたる15か所の排水に含まれるトリチウムの量が、
福島第1原発処理水放出計画の年間上限量の22兆ベクレルを超えていた。
事実ではあるんだ
岸田や上川じゃ相手に成らない。早速、金を毟り取られているし
希釈すればいいと受けとられてはいけないなどと、これまで改善を働きかけてきた面もあるが、
結局"お墨付き"を得たとかヘッドラインだけ日本に利用されて、かえって増長させて問題を
大きくしてる。グロッシーが、日本からお金をもらえればいいと下心を出した結果だ。
あたかもはじめて科学に接してデータと隙のない論理に納得し、真理を知ったかのように思ってしまった
のではないか、というような初々しさがあるな。それに「風評加害」という言いがかりによる異論排除と、
反朝日新聞や水戸学などの保守テイストが加わる。
まあふつうは、これはイケるかもという一押しの仮説に対して、反対の仮説、まったく別の視点の仮説、
自分では思いつけなかった仮説…、いろんな方向から検証しないと科学はトンデモ科学になってしまうはず。
だから異論排除みたいのはあまり科学者的態度ではない。
東京新聞もお墨付きを与えてますよ
やそれに対する世論の反響は、
大手新聞の紙面や全国的なテレビ局にはほとんど取り挙げられず、一部の地方紙の記事と、NHK日曜討論
の出演者のちょっとした発言、テレビ東京の経済ニュース番組の記者解説、フジサンケイグループ関連の
月刊誌のyoutube投稿と夕刊フジの力の入ったコラムなどによって、多少マスメディア的に伝えられた
程度だったようだ。要するにもっぱらネット上のSNSの話題にとどまった。
ともかく北京の共同通信は、まず自社の記事で焚きつけ、それをもとに中国外交部の記者会見で質問し、
またそれを記事するといういわば自作自演でニュースを作り出した。
背景として考えられるのは、日本政府は、処理水は安全でないという情報戦を中国から仕掛けられていると
考えていて、アメリカと協力してそれに立ち向かうということになってるので、たぶんアメリカのTikTok規制
の動きに同調したものではないか。
中国原発のトリチウムが上限超え 福島第1処理水の最大9倍, 共同通信 2024.03.09
https://nordot.app/1139127015684015094
2024年3月12日外交部発言人汪文斌主持例行記者会 - 中華人民共和国駐日本大使館(該当の共同通信の質問は8番目)
ttps://jp.china-embassy.gov.cn/qtzgnew/202403/t20240312_11259678.htm (保護されていない通信とブラウザに言われる)
中国、原発トリチウム放出で反論 福島第1処理水の上限超えで, 2024.03.14
https://nordot.app/1140624246584426992
日本では、NHKの日曜討論で宮城県の村井知事が共同通信の記事に反応した。
09:12.21～ (村井知事) 昨日共同通信が配信したニュースをみて驚いたんですけども、中国の沿岸部の19の
原発のなかの15ヶ所が、福島が決めているMAXのトリチウムの基準を超えている、なかには最高基準の
9倍のトリチウムの放出があったということであります。ぜひ国にお願いしたいのはですね、こういった
ようなことを日本国民にしっかりと知らしめる、そして国際社会に訴えてですね、いかに中国がおっしゃって
いることが間違っているのかということを、ぜひ伝えていただきたい。これは政府の役割だと思ってます。
日曜討論 東日本大震災・能登半島地震 復興を考える、3月10日(日)午前9:00放送
https://www.nhk.or.jp/radio/ondemand/detail.html?p=0812_01
すると静岡県選出の細野衆院議員(自民党)が共鳴して、つぎのようにSNSに投稿してネット上の話題を盛り上げた。
> [共同通信の]この記事を拡散するかどうか迷ったが、村井宮城県知事のNHK討論の発言を聞いて発信することにした。
> 福島の処理水の放出のみに反対するのは差別だ。
X投稿 2024.03.10_0919_twitter_@hosono_54
https://i.imgur.com/KXfUv1B.jpeg
しばらくすると今度は上記論調に批判的な立場から、東京都の元衆院議員(立民党)で女性問題で辞任した初鹿氏が投稿し、
保守層のSNS民に叩かれるサンドバックになった。
> 福一でALPS処理水を海洋放出する際はトリチウムは問題ないと言っていて 中国が流すと問題かのように
> 言うの人がいるのが理解出来ない。それに中国が海洋放出批判しているのは通常運転では発生しない核種が
> 含まれていてALPSで完全に除去出来てるのか疑わしいからもあるだろう。
X投稿 2024.03.10_1225_twitter_@AkiHatsushika
https://i.imgur.com/J1qnUm8.jpeg
まあともかく大手マスメディアが正面きって記事やニュースにしないし、そして細野氏がSNSでとりあげようか
どうか迷ったと言ってるのは、一方では共同通信が確信的に自作自演しているのに、情報戦のやり方に何らかの
温度差か齟齬が生じていることを示してる。
これはいったいどういうことか。中国と表立って言い争うと"寝た子を起こす"ことになって問題が沈静化しない
という懸念と、依然として中国と日本国内にいるその手先の策動は耐えがたいほどで、官民一体となって彼らを無力化
しなければならないという運動の間で、統一がとれていないようだ。
> SNS上などで誤った情報が出回っていることを踏まえ、…701億円を盛り込んでいます。
外務省 処理水めぐる誤情報踏まえ “偽情報”対策など強化へ, 2023.08.24
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230824/k10014172021000.html
処理水を｢汚染水｣として日本の若者に刷り込む…中国発SNS･TikTokを使い続ける重大リスク, 2023.09.19
https://president.jp/articles/-/73903
> 首相は「報道を見る限り、判決では自民党とＤａｐｐｉの関係に一切触れていない」と主張
岸田首相、Ｄａｐｐｉと自民の関係「調査不要」と強調, 2023.10.31 ※Dappiは旧ツイッター上で活動していたアカウント
https://www.sankei.com/article/20231031-D4XWUBQJG5NDPEMYU5Z7MYF754/
> (米政府代表者)「原発の処理水をめぐって日本が情報操作の対象となったことを把握している。…協力を深めたい」
SNSなどの偽情報対策 日米で連携して対処へ 協力文書に署名, 2023.12.06
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20231206/k10014279951000.html
> (処理水問題は)「日本が経験する初のＳＮＳによる大規模な偽情報キャンペーンで…
処理水「偽情報」がＳＮＳ拡散、外務省など明確に否定…防衛省の初代情報官「ＡＩ対応急務」, 2023.12.13
https://www.yomiuri.co.jp/national/20231213-OYT1T50055/
〇K委員
(p.27) 最後の話になってまいりますけれども、風評被害と処理水の処分ということです。風評被害、
これ一般の話ですけれども、 （中略） デマ・差別・偏見のようなものは有識者・マスメディアの情報の
アップデート不足が非常に大きいのではないかと。 （中略） そして、雑誌やインターネット上では
先ほどの事例のとおり、今でもひどい情報が流れています。
経産省、多核種除去設備等処理水の取扱いに関する小委員会（第2回）‐配付資料、議事録、2016.12.16
https://www.meti.go.jp/earthquake/nuclear/osensuitaisaku/committtee/takakusyu/pdf/002_00_04.pdf
〇K委員
(p.38) …マスメディアでも普通にトリチウム水の話をしているのに「汚染水」と呼び続けている例もあります。
汚染水と処理済みの水とは科学的にも社会的にも扱いを区別する必要がある。汚染水タンクとかいまだに使って
いるところがあります。 （中略） 汚染水と処理済み水、…そこの点の区分けが重要ではないかというふうに思います。
経産省、多核種除去設備等処理水の取扱いに関する小委員会（第7回）‐配付資料、議事録、2018.02.02
https://www.meti.go.jp/earthquake/nuclear/osensuitaisaku/committtee/takakusyu/pdf/007_10_01.pdf
〇K委員
(p.31-32) …明らかに情報伝播の偏りの部分、つまりマスメディア、ＳＮＳ等がどう動くかということで、
言ってしまえば全てが決まるというような話になるというのが、ここまでの議論の整理なんだとすれば、
（中略） もちろんマスメディア、その他のメディアも、そのときに起こったことを客観、中立に取材して
報道するのが私たちの役割ですと言うかもしれないけれども、メディア論的に言えば、 （中略）
客観、中立ということはあり得ず…。
そこを触れないまま物事が進んでいくというのも、…気持ち悪いというか、一番コアにある部分をスルー
しているんじゃないかなというふうに思います。
経産省、多核種除去設備等処理水の取扱いに関する小委員会（第12回）‐配布資料、議事録、2018.12.28
https://www.meti.go.jp/earthquake/nuclear/osensuitaisaku/committtee/takakusyu/pdf/012_05_02.pdf
〇K委員
(p.26-28) …この風評の問題がマスメディアも非常に重要なプレイヤーであると、審判じゃなくて選手である
というふうに捉えながら考えていかなきゃならないんですけれども、 （中略）
行政として、事務局として、もうちょっとメディアとのコミュニケーション等をどういうふうにするのか
という点で、現状こういうことを例えばメディア向けにレクチャーをしていますとか、…もしあれば教えて
いただければと思います。
〇政府委員
…我々もメディアを通じて情報が流れていくということは非常に大きなインパクトがあると思っていますので、
できるだけメディアの方々に丁寧にご説明させていただくという方針でこれまでもやってきているところで
ございますけれども、…より丁寧にやっていきたいなというふうに思います。
〇K委員
ぜひ風評の話を伝えるというところで満足せずに、伝わるように…留意いただければと思います。
経産省、多核種除去設備等処理水の取扱いに関する小委員会（第14回）‐配布資料、議事録、2019.09.27
https://www.meti.go.jp/earthquake/nuclear/osensuitaisaku/committtee/takakusyu/pdf/014_07_02.pdf
> 小島正美元毎日新聞編集委員とジャーナリスト、林智裕氏の対談「メディアこそが風評加害者だ」
> （中略）
> …権力の言説には盾突かなければ気が済まないメディアの「反権力」体質が科学的知見を歪（ゆが）める。
「処理水」がさらしたこと 浮き彫りにされた理不尽, 2023.10.02
https://www.sankei.com/article/20231002-GV7QQUQC7VMKNIAXLFMITVDL3Y/
> 「Fukushima water」という表記…
> 「非常に無神経で配慮がなく、科学的な議論や社会的な合意形成に向けた被災地の努力を踏みにじるものだ」
> （中略）
> 「その程度のことを想像できないのであれば、『情報発信なんてやめてしまえ』と思っている」
なぜ福島の差別は無視できるのか。メディアが「Fukushima water」と発信、社会学者が訴えたこと, 2023.10.26
https://www.huffingtonpost.jp/entry/media-fukushima1_jp_652600a3e4b09f4b8d4236d8
処理水放出の風評対策を推進してきた学者と、中国や北朝鮮が情報工作を行なってるとしてフェイク対策を唱える学者の対談（抜粋）。
[(注)英語翻訳からの日本語訳、もとは日本語で出版された雑誌の記事であり、英訳の精度があまり良くなさそうなので、不正確な点はあるかも]
(開沼) 中国が強硬な態度に出るなら福島産の魚介類を食べて応援しよう、というような視野の狭い議論で終わる
のではなく、もっと広い視野で見なければならない。日本を中傷し世論を混乱させるような中国の偽情報の攻撃に
どう対処するのか。
(鈴木) 中国は処理水問題を国際政治における道具にしようとしている。
(開沼) 中国の態度は私の予想を超えていた
(鈴木) 中国は反科学的な方法で強く批判している。それで日本の世論は処理水そのものの問題から反中国へと重点を
移した。しかし反中国とか反政府という旗印だけで態度を決定するのは不健全ではないか。
(開沼) 中国の反応という偶然の要素に左右されており、うつろいやすいだろう。
(鈴木) ウクライナ戦争において、たとえばブチャの虐殺をロシアがウクライナのせいにして、アメリカがそれに
反証したことは、国際社会における情報戦の転換点になった。それで日本の外務省が中国の偽情報に対抗したことが
おそらく副次的効果として世論調査の結果にも出ている。
また日本国内の野党やリベラル改革派が中国と同じ論調で政府を批判しているのは何なのかということになる。
沖縄の基地問題や安倍政治を許さないという批判も、中国から持ち込まれた偽情報という文脈で再解釈することが可能だ。
つまり政権に反対する人には中国寄りの勢力というレッテルが貼られる可能性があるが、もし政府がコントロールを
失ったら恐怖が生まれる。
(開沼) 中国も世論をコントロールできなくなってきている。日本にとっては中国の世論への対処の仕方を考え直す
必要があり、困難がつづくだろう。
(鈴木) 中国政府は、予想に反して欧州や韓国の同調が得られなかったので、事態をエスカレートさせるつもりはない。
Nuclear power plant treated water problem, cost of shelving, 2023.12.11
https://www.japanpolicyforum.jp/politics/pt2023121113053913523.html
> 保守派を標榜する安倍晋三元首相の「応援団」から、耳を疑う言い訳が飛び出している。
> 「一連の安倍派叩きの裏には中国がいる。親中派の岸田首相が中国に焚きつけられ、
> 東京地検特捜部を使い、安倍派を追い込んでいる」
逃げ回る自民党議員「パー券裏金スキャンダル」は中国と岸田の陰謀だってよ！声高に叫ぶ「安倍応援団」のフザケっぷり | アサ芸プラス, 2023.12.12
https://www.asagei.com/292925
日本海が危ない
一応大衆を信じこませるだけの客観性の物語にはなってる。
この客観性、そして異論反論の抑圧ということが全体主義の成長にとってはわりと大事で、
現在は多くの人が信じてないマルクス・レーニン主義も、あれは経済関係に着目して権力や社会の
歴史を客観的に説明したから、それに納得した人々からは科学的な真理だと思われてたわけで、
それに対抗しようとしたナチズムだって、自分たちには人種の科学とか進化という自然の法則
にもとづいた世界観があると主張した。この2つが20世紀の代表的な全体主義イデオロギーだった。
まあ"トリチウム水物語"そのものには、マルクス主義やナチズムと違って、国家や社会の改革に
ついてのビジョンが含まれてないが、客観性の神がいなければ、そう簡単に思いやりを捨て去って
人権侵害や抑圧したりはできないんだよ。
近代以前だったら宗教の神がいて宗教迫害が起きた構図のところが、近代では科学に置き換わってる。
お前ら日本国民には感謝してるわ〜www
原発マフィア！
豪：76,103
WHO：10,000
EU：100
USA：740
オンタリオ：20
カルフォルニア：14.8
こんなに隔たりがあるのは、科学的に影響が分からないので、達成可能を基準としてるんだろ
影響が現れたときは、当時の科学では予見不能と言い訳するんだろ