【特集】羅惧美偉、ゴルフの創始者・呉竜府…『魁!!男塾』の”スパイス”民明書房の「トンデモ蘊蓄」傑作選アーカイブ最終更新 2025/07/20 18:301.朝一から閉店までφ ★???5時間前NEW今の日本には「民明書房」が足りない!「民明書房」とは、1980年代後半から90年代にかけて『週刊少年ジャンプ』(集英社)の黄金期を支えた伝説のマンガ、宮下あきら『魁!!男塾』(以下、『男塾』)に登場する“架空の”出版社である。『男塾』は、破天荒かつ時代錯誤な私塾「男塾」を舞台に、荒くれ男たちがハチャメチャなバトルを繰り広げるストーリー。その中でスパイスのように効いているのが、見たことも聞いたこともない武術や技などに加えられる、民明書房から刊行された膨大な量の書物から引用された“大嘘の”解説文だ。現在、50歳前後の男性の知識と考え方のベースは、民明書房によって形成されたと言っても過言ではない。民明書房の書物は、武術やスポーツだけでなく、人文、歴史、自然科学、医学など多岐にわたる。あらためて傑作解説文を7つピックアップして紹介してみたい。「民明書房刊」ウソ文献の不思議な説得力●実は残虐だった⁉︎ ラグビー全員で劇薬を飲み、解毒剤がある金庫の鍵を入れた鋼鉄製のボールを、武器を使って奪い合うデスゲーム、男塾名物「羅惧美偉(らぐびい)」。その起源は、遠くヨーロッパ中世のラグビー発祥の地、イギリス・イングランド地方にあると『ヨーロッパ中世スポーツの起源』(民明書房刊)に記されている。解説文によると、王侯たちの間でラグビーのチームを持って競い合うことが流行し、自分のチームを強くするために、そのような残虐な練習法がいくたびか行われていたという。中世ヨーロッパの王侯たちの残虐さを「羅惧美偉」を通じて知った少年たちもいたのではないか。●ゴルフの起源は中国⁉︎天挑五輪大武會の決勝リーグの準決勝で、月光が使った秘技「纏咳狙振弾(てんがいそしんだん)」の解説文より。地面に置いた小さな鉄球を特殊な棍で打って敵を倒す技で、この技の創始者が呉竜府(ご・りゅうふ)という人物であると『スポーツ起源異聞』(民明書房刊)に記されている。驚くのは続きの文章だ。「ちなみにゴルフは英国発祥というのが定説であったが 最近では前出の創始者呉竜府の名前でもわかるとおり 中国がその起源であるという説が支配的である」。ゴルフの起源は中国! あえて断定せず、「~という説が支配的である」という言い回しも巧みである。なお、『男塾』の解説文は、「ちなみに」という書き出しから驚くべき事実が明らかにされることが多い。●「どすこい」の起源は蒙古の戦士⁉︎蒙古三凶撰の一人・キルギスカーンが得意とする決闘法「地獄相撲(チャガ・ポルテ)」についての解説文より。『相撲人生待ったなし』(民明書房刊)によると、17世紀の暴君・ジミへカーンによって発案されたもので、地上15mの高さに土俵を作って生死を賭けて戦うという壮絶なものだったという。「ちなみに」で始まる続きの文には、現代の日本の相撲で使う「どすこい」という掛け声が、地獄相撲最強の戦士ドスコイカーンの名に由来するという説があると記されている。「ドスコイカーン」というネーミングの響きの良さに、つい信じた小学生男子もいたはずだ。似たような豪速球系のネタに、「土左衛門」の語源となった「水死」を意味するモンゴル語「ドザイ・モーン」がある。https://friday.kodansha.co.jp/article/431010ナゾの中国人・宝浜具とホッピング次のページを読むhttps://friday.kodansha.co.jp/article/431010?page=2
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5時間前NEW
今の日本には「民明書房」が足りない!
「民明書房」とは、1980年代後半から90年代にかけて『週刊少年ジャンプ』(集英社)の黄金期を支えた伝説のマンガ、宮下あきら『魁!!男塾』(以下、『男塾』)に登場する“架空の”出版社である。
『男塾』は、破天荒かつ時代錯誤な私塾「男塾」を舞台に、荒くれ男たちがハチャメチャなバトルを繰り広げるストーリー。その中でスパイスのように効いているのが、見たことも聞いたこともない武術や技などに加えられる、民明書房から刊行された膨大な量の書物から引用された“大嘘の”解説文だ。
現在、50歳前後の男性の知識と考え方のベースは、民明書房によって形成されたと言っても過言ではない。
民明書房の書物は、武術やスポーツだけでなく、人文、歴史、自然科学、医学など多岐にわたる。あらためて傑作解説文を7つピックアップして紹介してみたい。
「民明書房刊」ウソ文献の不思議な説得力
●実は残虐だった⁉︎ ラグビー
全員で劇薬を飲み、解毒剤がある金庫の鍵を入れた鋼鉄製のボールを、武器を使って奪い合うデスゲーム、男塾名物「羅惧美偉(らぐびい)」。その起源は、遠くヨーロッパ中世のラグビー発祥の地、イギリス・イングランド地方にあると『ヨーロッパ中世スポーツの起源』(民明書房刊)に記されている。
解説文によると、王侯たちの間でラグビーのチームを持って競い合うことが流行し、自分のチームを強くするために、そのような残虐な練習法がいくたびか行われていたという。中世ヨーロッパの王侯たちの残虐さを「羅惧美偉」を通じて知った少年たちもいたのではないか。
●ゴルフの起源は中国⁉︎
天挑五輪大武會の決勝リーグの準決勝で、月光が使った秘技「纏咳狙振弾(てんがいそしんだん)」の解説文より。地面に置いた小さな鉄球を特殊な棍で打って敵を倒す技で、この技の創始者が呉竜府(ご・りゅうふ)という人物であると『スポーツ起源異聞』(民明書房刊)に記されている。
驚くのは続きの文章だ。「ちなみにゴルフは英国発祥というのが定説であったが 最近では前出の創始者呉竜府の名前でもわかるとおり 中国がその起源であるという説が支配的である」。ゴルフの起源は中国! あえて断定せず、「~という説が支配的である」という言い回しも巧みである。なお、『男塾』の解説文は、「ちなみに」という書き出しから驚くべき事実が明らかにされることが多い。
●「どすこい」の起源は蒙古の戦士⁉︎
蒙古三凶撰の一人・キルギスカーンが得意とする決闘法「地獄相撲(チャガ・ポルテ)」についての解説文より。『相撲人生待ったなし』(民明書房刊)によると、17世紀の暴君・ジミへカーンによって発案されたもので、地上15mの高さに土俵を作って生死を賭けて戦うという壮絶なものだったという。
「ちなみに」で始まる続きの文には、現代の日本の相撲で使う「どすこい」という掛け声が、地獄相撲最強の戦士ドスコイカーンの名に由来するという説があると記されている。
「ドスコイカーン」というネーミングの響きの良さに、つい信じた小学生男子もいたはずだ。似たような豪速球系のネタに、「土左衛門」の語源となった「水死」を意味するモンゴル語「ドザイ・モーン」がある。
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ナゾの中国人・宝浜具とホッピング
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