【小泉陣営に入ったある事務所の秘書】「野党が手ぐすねを引いて待ち構えている、あの答弁能力では予算委員会は乗り切れず、内閣不信任決議案が出され、可決される、そうなれば、自民党はもう与党にはなれない」アーカイブ最終更新 2025/09/30 12:531.影のたけし軍団 ★???ネット上でも「IT後進国すぎる」の声、小泉陣営関係者が明かす《牧島かれん事務所の自作自演メール》が漏れた衝撃の理由10月4日に投開票される自民党総裁選挙は後半戦に入った。立候補した5人の候補のうち、小泉進次郎農林水産相は、9月6日夜に退陣を拒む石破茂首相に引導を渡し、“沈みゆく自民党を救ったホープ”と持ち上げられ、総裁選ではトップを走るはずだった。実際、9月22日正午から議員会館で開かれた出陣式には、秘書による代理を含めてどの陣営よりも多い92人が参加した。小泉氏は昨年の総裁選で決選投票に進めなかったものの、1回目の投票で議員票では最多の75票を獲得した。このときは演説会で原稿にしばしば目を落とす様子が見られたために「カンペ読み」と揶揄されたが、今回は前回悪評だった「選択的夫婦別姓」や「解雇規制撤廃」を封印し、大きなダメージを避けることができた。順調に進めば「44歳の総裁」が誕生し、臨時国会で「戦後最年少の首相」が選出される可能性も大きくなっていた。だが、好事魔多し。悲劇は突然に、そして必然的に発生する。9月25日発売の『週刊文春』が「自民総裁選茶番劇の舞台裏進次郎証拠メール入手卑劣ステマを暴露する!」と題し、小泉選対で総務・広報班を務める牧島かれん元デジタル担当相の事務所から陣営関係者に「ニコニコ動画でポジティブなコメントを書いてほしい」とメールが送られていたことを報じた。9月22日の総裁選告示前はほかの候補より優位に立っていた小泉氏だが、選挙戦が始まると高市氏に逆転される場面が散見された。日本テレビが自民党員・党友を対象に9月23・24日に行った電話調査では、34%が高市氏を支持すると回答し、告示前の19・20日に行った前回の調査結果を6ポイント上回った。一方で小泉氏の支持は28%で、前回に比べて4ポイント減少した。21・22日に行われたFNN(フジニュースネットワーク)の9月の世論調査でも、高市氏が次期総裁にふさわしいと思うのは28.3%で、小泉氏の25.7%を上回っている。当然、小泉陣営は高市氏を「ライバル視」することになる。だから、牧島事務所からの指示メールには、高市氏をおとしめるようなコメントが含まれていたのだろう。しかしそれこそ、かえって小泉氏の首を絞めることになる「危険なネット戦略」にほかならなかった。“牧島メール”はなぜ漏れたのかただ、悲劇の前兆はすでにあった。今回の総裁選で小泉陣営に入ったある事務所の秘書は、微妙な違和感について語ってくれた。「選対には人が集まっていた。でも、本気で小泉氏を総理総裁にしたいと思っているのかな。自分たちの首を絞めることにならなきゃいいけれど」。永田町では以前から、小泉氏が首相になれば解散総選挙が近いと噂があった。小泉氏自身は21日、総裁選に勝って首相になった場合に早期衆院解散に打って出ることを否定したが、少数与党下の国会では首相に主導権があるわけではない。前出の秘書は「秋の臨時国会では、野党が手ぐすねを引いて待ち構えている。あの答弁能力では予算委員会は乗り切れず、内閣不信任決議案が出され、可決されるだろう。そうなれば、自民党はもう与党にはなれない」と語った。こうした“読み”が議員たちのやる気を減退させており、「寄らば大樹の陰」と小泉氏のもとに集まったものの“当て”が外れた一部の面々から“牧島メール”が漏れたとの見方もある。
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10月4日に投開票される自民党総裁選挙は後半戦に入った。
立候補した5人の候補のうち、小泉進次郎農林水産相は、9月6日夜に退陣を拒む石破茂首相に引導を渡し、“沈みゆく自民党を救ったホープ”と持ち上げられ、総裁選ではトップを走るはずだった。
実際、9月22日正午から議員会館で開かれた出陣式には、秘書による代理を含めてどの陣営よりも多い92人が参加した。
小泉氏は昨年の総裁選で決選投票に進めなかったものの、1回目の投票で議員票では最多の75票を獲得した。このときは演説会で原稿にしばしば目を落とす様子が見られたために「カンペ読み」と揶揄されたが、今回は前回悪評だった「選択的夫婦別姓」や「解雇規制撤廃」を封印し、大きなダメージを避けることができた。順調に進めば「44歳の総裁」が誕生し、臨時国会で「戦後最年少の首相」が選出される可能性も大きくなっていた。
だが、好事魔多し。悲劇は突然に、そして必然的に発生する。
9月25日発売の『週刊文春』が「自民総裁選茶番劇の舞台裏進次郎証拠メール入手卑劣ステマを暴露する!」と題し、小泉選対で総務・広報班を務める牧島かれん元デジタル担当相の事務所から陣営関係者に「ニコニコ動画でポジティブなコメントを書いてほしい」とメールが送られていたことを報じた。
9月22日の総裁選告示前はほかの候補より優位に立っていた小泉氏だが、選挙戦が始まると高市氏に逆転される場面が散見された。
日本テレビが自民党員・党友を対象に9月23・24日に行った電話調査では、34%が高市氏を支持すると回答し、告示前の19・20日に行った前回の調査結果を6ポイント上回った。
一方で小泉氏の支持は28%で、前回に比べて4ポイント減少した。21・22日に行われたFNN(フジニュースネットワーク)の9月の世論調査でも、高市氏が次期総裁にふさわしいと思うのは28.3%で、小泉氏の25.7%を上回っている。
当然、小泉陣営は高市氏を「ライバル視」することになる。だから、牧島事務所からの指示メールには、高市氏をおとしめるようなコメントが含まれていたのだろう。しかしそれこそ、かえって小泉氏の首を絞めることになる「危険なネット戦略」にほかならなかった。
“牧島メール”はなぜ漏れたのか
ただ、悲劇の前兆はすでにあった。今回の総裁選で小泉陣営に入ったある事務所の秘書は、微妙な違和感について語ってくれた。
「選対には人が集まっていた。でも、本気で小泉氏を総理総裁にしたいと思っているのかな。自分たちの首を絞めることにならなきゃいいけれど」。
永田町では以前から、小泉氏が首相になれば解散総選挙が近いと噂があった。小泉氏自身は21日、総裁選に勝って首相になった場合に早期衆院解散に打って出ることを否定したが、少数与党下の国会では首相に主導権があるわけではない。
前出の秘書は「秋の臨時国会では、野党が手ぐすねを引いて待ち構えている。あの答弁能力では予算委員会は乗り切れず、内閣不信任決議案が出され、可決されるだろう。そうなれば、自民党はもう与党にはなれない」と語った。
こうした“読み”が議員たちのやる気を減退させており、「寄らば大樹の陰」と小泉氏のもとに集まったものの“当て”が外れた一部の面々から“牧島メール”が漏れたとの見方もある。