【子宮頸がん】イギリス、12歳または13歳でHPVワクチン接種を受けた子どもたちは30歳になる前にこの病気で死亡するリスクがゼロに・・・英大学教授 「1回の接種でがんをほぼなくすことができるのは驚くべきことだ」
【小島正美・元毎日新聞編集委員】日本のHPVワクチン接種率は他国と比べてあまりにも低すぎる、このままだと日本だけが子宮頸がん大国になることが危惧される・・・2021年時点の接種率は、約30カ国が60%超
【大阪大研究】子宮頸がんを予防するHPVワクチンの接種率が、2000年度生まれ以降で大きく低迷・・・上田豊講師 「積極勧奨の差し控えによって接種を行わなかった女性では、がんのリスクが高まるのは必至だ」
【横浜市立大学大学院・伊藤秀一主任教授】「このままHPVワクチンの接種が進まなければ10~15年後、世界中で日本の女性だけがたくさん子宮頸がんで亡くなります、旦那さんとお子さんを残して天国に行っていいの?」
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【25~40歳までの女性でがん死亡の第2位・子宮頸がん】HPVワクチン接種を
【学ぼう、子宮頸がん】20~30代の若い世代の発症が増えている、国内で毎年約3000人が命を落としている・・・産婦人科・医師 「子宮頸がんはワクチン接種で予防できる数少ないがんの一つ」
【子宮頸がん予防】高校1年女性のHPVワクチンの接種率推計・・・最も高いのは山形県 67・3%、最低は沖縄県 17・1%
【世界44の国・地域調査】日本だけが子宮頸がんの罹患率と死亡率の両方が上昇・・・国立がん研究センターなどの国際チーム研究
【日本女性、アジア7カ国・地域で最低】子宮頸がん知識 26%・・・他の7カ国・地域では38~58%
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イングランドでは2008年に、学齢期の女子に対するヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン接種が始まった。今回の研究では、それ以降、子宮頸がんによる死者数が急激に減少したことが示された。
この研究は、この種のものとしては初となる。それによると、2020~2024年の間、20~24歳の女性では子宮頸がんによる死亡は記録されなかった。5年にわたってこうした状況が続いたのは初めてだという。
ワクチン接種がなかった場合には、約23人が死亡すると予測されていた。
研究を主導した、英ロンドン大学クイーン・メアリー校のピーター・サシエニ教授は、「1回の接種で特定の種類のがんをほぼなくすことができると考えるのは驚くべきことだ」と述べた。
研究ではまた、12歳または13歳でワクチン接種を受けた子どもたちは、30歳になる前にこの病気で死亡するリスクがほぼゼロになっていることも明らかになった。
HPVワクチンの接種キャンペーンが実施される前は、この年齢層では毎年約20人の死亡が記録されていた。
全体として、子宮頸がんは依然としてイギリスにおける女性のがんで14番目に多く、毎年3300人が診断されている。
皮膚同士の密接な接触によって広がるウイルスであるHPVが、これらの症例の99%で原因と考えられている。
大半のHPV感染は問題なく消失するが、一部は異常な細胞変化を引き起こし、数年後にがんにつながる可能性がある。
研究チームは、より多くの人がHPVワクチンを接種し、接種済みの人々が年齢を重ねるにつれ、この病気による死者数は今後も減少し続けると予想している。
この研究に出資したイギリスのがん研究団体「キャンサー・リサーチUK」は、この結果を「驚異的な節目」と表現した。一方で、イングランドでのワクチン接種率が推奨水準を下回っていると警告した。
同団体のミシェル・ミッチェル最高経営責任者(CEO)は、「HPVワクチンは子宮頸がんを発症前に防ぐうえで極めて有効なことは分かっている。そして今回、この研究結果が初めて、ワクチンが命を救っていることを示した」と述べた。