洒落怖「上級生まれの晋さん」にありがちなことアーカイブ最終更新 2024/06/02 15:091.番組の途中ですが転載は禁止ですhD7N9(1/3)何?2024/06/01 17:09:0519すべて|最新の50件2.番組の途中ですが転載は禁止ですti6U6周囲で不審死の数が尋常じゃない2024/06/01 17:11:243.番組の途中ですが転載は禁止ですHWwUhゲリモラス2024/06/01 17:22:574.番組の途中ですが転載は禁止です8kLHOタイトルだけで十分怖いだろ2024/06/01 17:37:365.番組の途中ですが転載は禁止ですAf7dM普段は温厚なバァちゃんが「おめぇ、本当にアイツに投票(いれた)んか!!?」と鬼の形相で確認してくる。2024/06/01 18:23:176.👂👁🗨👄👁🗨👂u4eX3僕とA君とB君とE君で小旅行に行った時のことなんですが2024/06/01 18:28:467.番組の途中ですが転載は禁止ですhD7N9(2/3)>>6税金使ってそう2024/06/01 18:57:068.番組の途中ですが転載は禁止ですpIbD2サイドストーリーの太郎と純一郎と喜朗の話もメチャクチャ怖い2024/06/01 19:02:219.番組の途中ですが転載は禁止ですhD7N9(3/3)教祖様直々にお作りになった壺はスゴイ、俺はいろんな意味で思った。2024/06/01 19:06:1610.番組の途中ですが転載は禁止ですS5rKE暴れん坊総理2024/06/02 09:27:4111.番組の途中ですが転載は禁止ですypUO5僕ちんの名声のため国民に苦しみを2024/06/02 11:27:1712.ケモクラシーz9F9V>>6選挙区から東京へのバスやホテルを手配後で見ると名簿が無かった2024/06/02 11:34:5913.番組の途中ですが転載は禁止ですFWiIT(1/4)上級生まれの晋さん晋さんは、私たちの同級生の中でも特異な存在だった。彼は成績が特に優秀というわけでもなく、運動も得意ではなかった。しかし、なぜか周囲の人々から特別な扱いを受け、特に努力もせずに一流企業に就職したのだ。晋さんの就職先は、誰もが羨む大手総合商社だった。私たちの中でも特に優秀な者しか目指せない企業に、なぜか晋さんは簡単に採用された。面接の時も、準備を全くしていないと言っていたが、なぜか最終面接に進み、内定をもらった。「君は何か特別なコネがあるのか?」と友人たちは尋ねたが、晋さんはただ笑って「運が良かっただけだよ」と答えるだけだった。入社後も、晋さんは周囲の忖度を受け続けた。上司や同僚たちは彼を過剰に持ち上げ、些細なミスも見逃していた。会議で意見を求められると、晋さんの曖昧な発言がなぜか採用され、その結果が失敗に終わっても誰も彼を責めることはなかった。「彼には何か特別な力があるに違いない」と囁かれるようになり、その神秘的な存在感は次第に社内で噂となった。しかし、事態が急変するのは時間の問題だった。ある日、晋さんは重大なプロジェクトを任されることになった。このプロジェクトは国家の経済政策に直結するもので、その成否は日本の未来を左右するほどの重要性を持っていた。晋さんは、これまでと同じように軽い気持ちでプロジェクトに取り組んだ。何も準備せず、ただ流れに任せていた。周囲の忖度もあり、彼の手法に異を唱える者はいなかった。やがてプロジェクトは進行し、ついに発表の日が来た。発表当日、晋さんのプレゼンテーションは明らかな準備不足が露呈し、内容は支離滅裂だった。国家の重要な決定が彼の無計画な発言に基づいて行われることになり、結果的に経済は大混乱に陥った。企業は多くの損失を被り、国民の生活は混乱し、政府も対応に追われることとなった。晋さんの失態は、国家規模の災難へと発展したのだ。その後、晋さんは責任を追及されることもなく、なぜか再び異動し、今度は国際的な企業の役員として迎えられた。誰もが彼の背後に何か得体の知れない力が働いていると感じ始めた。ある日、晋さんと偶然再会した私は、思い切って問いかけた。「晋さん、どうしてあなたはいつも特別な扱いを受けるんですか?その力は一体何なんですか?」晋さんは一瞬驚いた表情を見せたが、すぐに微笑んで答えた。「それはね、運命というものさ。全ては決まっているんだよ。」彼のその言葉に、私は背筋が凍る思いがした。晋さんの周りに漂う異様な空気は、彼自身も理解し得ない運命の力に操られているのかもしれない。晋さんはその後も、一流企業を渡り歩き、何度も国家に影響を与えるような決定に関わり続けた。彼が何者であり、なぜそのような力を持っているのか、誰も知ることはなかった。彼の存在は、私たちの常識を超えた何かを示唆しているように思える。まるで、見えない力が彼を操り、私たちの世界に影響を及ぼしているかのように。2024/06/02 11:55:2614.番組の途中ですが転載は禁止ですFWiIT(2/4)### 上級生まれの晋さん---私が通っていた高校には、いくつかの怪談があったが、その中でも特に不気味で語ることすら忌避される話がある。「上級生まれの晋さん」の話だ。---晋さんが学校に現れたのは、高校二年生の春だった。どこから来たのか、どうして突然編入してきたのか、誰も知らなかった。転校生として紹介された彼は、初日から妙に周囲に馴染んでいた。しかし、晋さんには一つ異様な特徴があった。彼はとんでもない嘘つきだったのだ。彼の嘘は常軌を逸していた。「父親は秘密結社の幹部なんだ」と言い出したかと思えば、「実は自分はタイムトラベラーだ」とまで言う始末だ。普通なら、そんな荒唐無稽な話を信じる者などいないはずだが、なぜか周りの生徒や教師たちは彼の話に忖度していた。最初はただの奇妙な奴だと思っていたが、次第に晋さんの周囲で不審な出来事が続出するようになった。最初に起きたのは、同じクラスの鈴木の不審死だった。彼はある日、晋さんの嘘をからかっていた。そしてその数日後、鈴木は謎の転落死を遂げた。警察は事件性を疑ったが、結局「事故」として処理された。次に、晋さんに対して疑問を投げかけた歴史教師の山田先生が、突然心臓発作で亡くなった。彼もまた、晋さんの嘘を暴こうとしていた矢先だった。これもまた、「自然死」として処理された。こうした不審死が続く中で、学校内には恐怖が広がり、誰もが晋さんを避けるようになった。しかし、晋さんは全く意に介さず、相変わらず笑顔で嘘をつき続けていた。ある日、私も晋さんの嘘に耐えきれなくなり、彼に直接問いただした。「どうしてそんな嘘をつくんだ?」と。晋さんは一瞬驚いた表情を見せたが、すぐにいつものように微笑んで答えた。「嘘?僕が言っていることは全部本当だよ。君が信じないだけさ。」その夜、私は夢にうなされ、晋さんの冷たい目が脳裏に焼き付いた。翌朝、学校に行くと、廊下で何人かの生徒がひそひそ話しているのが聞こえた。警察が来ているという。どうやら、また誰かが亡くなったらしい。その日は結局、何も授業が行われず、ただ恐怖だけが校内に広がっていた。警察も、次第に晋さんの存在に疑念を抱き始めていたが、なぜか彼に対する調査は一向に進まなかった。噂では、警察上層部にまで晋さんの影響力が及んでいるのではないかと言われていた。数ヶ月後、晋さんは突然学校を去った。何も言わず、誰にも告げず、彼は消えた。しかし、彼の残した不気味な影は今も校内に残っている。あの嘘つきの晋さんが、何を目的にここに来ていたのか、誰も知る由もない。---今でも、あの廊下を歩くとき、背筋が寒くなることがある。晋さんの笑顔と嘘、そしてその嘘に絡まる数々の不審死が、私の記憶に深く刻まれている。彼の存在が何だったのか、その真相は闇の中だが、一つだけ確かなことがある。晋さんの嘘は、決してただの嘘ではなかった。2024/06/02 12:10:2715.番組の途中ですが転載は禁止ですFWiIT(3/4) 上級生まれの晋さん私は学生時代、病院の清掃バイトをしていた。古びた大病院の隅々を掃除する仕事は辛いものだったが、そこにはいくつかの不思議な出来事があった。その中でも特に忘れられないのが、バイト仲間から「上級生まれの晋さん」と言われていた男とのの出会いだ。晋さんは、私が入ったその年に現れた。彼は私よりもかなり年上で、髪には白髪が混じりだが、身なりはいつも整っており、言葉使い異様に丁寧だった。彼が清掃バイトをしていること自体が不思議だった。なぜなら、晋さんはいつも自分がとんでもない身分の人間だと言い張っていたからだ。「俺は実は某国の王族の血を引いているんだ」とか、「CIAのエージェントとしてここに潜入している」とか、そんな嘘を平気でつくのだ。最初は冗談だと思っていたが、彼は真顔で話すので、周りのバイト仲間たちも次第に距離を置くようになった。仕事も真面目とは言えなかった。晋さんは清掃用具を雑に扱い、ゴミを拾うのも億劫そうだった。私が彼に「もう少しちゃんとやった方がいいですよ」と言うと、彼は決まって「その指摘は当たらない」と言い返し、屁理屈を並べ立てた。ある日、彼は突然病院から姿を消した。誰も彼の行方を知らず、ただ忽然と消えたのだ。バイト仲間たちはほっとしたようだったが、私は何とも言えない不安感を覚えた。それから数ヶ月後、私は友人と映画館に行った。上映中の映画が終わり、ロビーで友人と話していると、ふと視界の端に見覚えのある顔が映った。晋さんだった。彼は映画館の制服を着て、チケットをもぎっていたのだ。「晋さん?」私は思わず声をかけた。彼は一瞬驚いたようだったが、すぐににっこりと笑い、「ああ、君か。久しぶりだね」と答えた。私が「今はここで働いているんですか?」と尋ねると、彼は少し困ったような表情を浮かべ、「まあ、そうだね」とだけ言った。その後、晋さんは再び姿を消した。どこに行ったのか、誰も知らない。彼の存在はまるで蜃気楼のようで、掴みどころがなかった。数年後、私はあるビジネスセミナーに参加した。そこで登壇していたのは、意外にも晋さんだった。彼はスーツを着て、流暢な口調でビジネス戦略について語っていた。その姿はまるで別人のようで、あの掃除バイトの晋さんとは思えなかった。セミナーが終わった後、私は勇気を出して彼に話しかけた。「晋さん、覚えていますか?病院の掃除バイトで一緒だった…」彼は一瞬驚いた表情を見せたが、すぐに笑って答えた。「ああ、君か。もちろん覚えているよ。」「どうしてここに?」と私は尋ねた。「まあ、人生いろいろさ」とだけ言い残して、彼は人混みに消えていった。晋さんが本当に誰だったのか、そしてなぜあの時清掃バイトをしていたのか、今でも謎のままだ。ただ一つ確かなのは、彼の周りには常に不思議な力が働いていたということだ。彼が「上級生まれ」と呼ばれる所以は、きっとそこにあるのだろう。2024/06/02 12:21:0016.番組の途中ですが転載は禁止ですFWiIT(4/4)上級生まれの晋さん -後日談-入社してから半年ほど経った頃、同僚たちとの飲み会が開かれた。酒が進むにつれ、自然と学生時代の話が出てきた。私は病院の清掃バイトの話をしながら、「そういえば、変わった同僚がいたんだ」と、晋さんのことを思い出して語り始めた。「晋さんって言うんだけど、彼はとんでもない嘘つきでさ…。自分は王族だとか、CIAのエージェントだとか、毎日そんな話ばかりしてたんだ」すると、ふと隣に座っていた上司の顔が青ざめるのに気づいた。彼の名は田村さん。普段は厳格で頼りになる上司だったが、その瞬間の彼の表情は、まるで幽霊でも見たかのようだった。「どうしたんですか、田村さん?」と、他の同僚も心配そうに声をかけた。田村さんは一度深呼吸をしてから、重い口を開いた。「その晋っていう名前…いや、まさか。でも、もしや君が言ってる晋って…」私は驚いて頷いた。「知ってるんですか?」田村さんは渋々語り始めた。「あいつは小学生の頃からとんでもない嘘つきだった。僕も同じクラスだったから、よく知ってる。特にプリンが大好きで、毎日給食の時間にプリンを盗んで食べていた。でも、誰も彼を咎めなかった。なぜなら…」その場の空気が一気に重くなった。田村さんは続けた。「ある日、クラスメートの一人が晋の嘘を暴いて、彼の嘘を大声で笑った。いつも、すぐにばれる嘘をついていたからな…次の日、そのクラスメートは家族ごと引っ越してしまった。理由は誰も知らない。ただ、晋が『あいつ消えるよ』と冷たく笑っていたのを覚えている」それだけじゃない、あいつに逆らった友達は皆、事故にあって大怪我をしたり、家が火事になったり…そんなことが続いたんだ…私は背筋が凍る思いだった。あの晋さんが、そんな恐ろしい過去を持っていたとは思いもよらなかった。田村さんは私に向き直り、真剣な表情で言った。「二度と晋さんの話はするな。あいつの話をすることで、何かが起きるかもしれない。君も、君の周りの人も危険に晒されるかもしれないんだ」その後、飲み会はすぐにお開きになった。皆がそれぞれの家に帰る道すがら、晋さんのことを考えずにはいられなかった。彼は一体何者だったのか。あのとんでもない嘘つきが、なぜこんなに多くの人々に恐れられているのか。それから数年が経ったが、私はもう晋さんの話を口にすることはなかった。彼の影がどこかに潜んでいるのではないかという恐怖が、今でも私の心に残っている。晋さんの存在は、まるで闇の中の幽霊のように、私の記憶に深く刻まれているのだ。2024/06/02 12:45:3417.番組の途中ですが転載は禁止ですn32aA卒業文集が全て黒塗り2024/06/02 14:35:5018.番組の途中ですが転載は禁止ですZXabv>>12意味のわからない怖い話2024/06/02 15:01:2619.番組の途中ですが転載は禁止ですEUA6d統一教会の施設に行ったあと、母親たちに「お前あそこに行ったんか!?」と怒られる2024/06/02 15:09:07
フジテレビのチー牛社長「『性接待』『上納文化』などの誹謗中傷が止まらないため誹謗中傷対策チームを組織し徹底的な削除と開示請求を実施します😊」ニュー速(嫌儲)29200.92025/02/20 13:27:34
税金使ってそう
選挙区から東京へのバスやホテルを手配
後で見ると名簿が無かった
晋さんは、私たちの同級生の中でも特異な存在だった。彼は成績が特に優秀というわけでもなく、運動も得意ではなかった。しかし、なぜか周囲の人々から特別な扱いを受け、特に努力もせずに一流企業に就職したのだ。
晋さんの就職先は、誰もが羨む大手総合商社だった。私たちの中でも特に優秀な者しか目指せない企業に、なぜか晋さんは簡単に採用された。面接の時も、準備を全くしていないと言っていたが、なぜか最終面接に進み、内定をもらった。
「君は何か特別なコネがあるのか?」と友人たちは尋ねたが、晋さんはただ笑って「運が良かっただけだよ」と答えるだけだった。
入社後も、晋さんは周囲の忖度を受け続けた。上司や同僚たちは彼を過剰に持ち上げ、些細なミスも見逃していた。会議で意見を求められると、晋さんの曖昧な発言がなぜか採用され、その結果が失敗に終わっても誰も彼を責めることはなかった。
「彼には何か特別な力があるに違いない」と囁かれるようになり、その神秘的な存在感は次第に社内で噂となった。
しかし、事態が急変するのは時間の問題だった。ある日、晋さんは重大なプロジェクトを任されることになった。このプロジェクトは国家の経済政策に直結するもので、その成否は日本の未来を左右するほどの重要性を持っていた。
晋さんは、これまでと同じように軽い気持ちでプロジェクトに取り組んだ。何も準備せず、ただ流れに任せていた。周囲の忖度もあり、彼の手法に異を唱える者はいなかった。やがてプロジェクトは進行し、ついに発表の日が来た。
発表当日、晋さんのプレゼンテーションは明らかな準備不足が露呈し、内容は支離滅裂だった。国家の重要な決定が彼の無計画な発言に基づいて行われることになり、結果的に経済は大混乱に陥った。
企業は多くの損失を被り、国民の生活は混乱し、政府も対応に追われることとなった。晋さんの失態は、国家規模の災難へと発展したのだ。
その後、晋さんは責任を追及されることもなく、なぜか再び異動し、今度は国際的な企業の役員として迎えられた。誰もが彼の背後に何か得体の知れない力が働いていると感じ始めた。
ある日、晋さんと偶然再会した私は、思い切って問いかけた。「晋さん、どうしてあなたはいつも特別な扱いを受けるんですか?その力は一体何なんですか?」
晋さんは一瞬驚いた表情を見せたが、すぐに微笑んで答えた。「それはね、運命というものさ。全ては決まっているんだよ。」
彼のその言葉に、私は背筋が凍る思いがした。晋さんの周りに漂う異様な空気は、彼自身も理解し得ない運命の力に操られているのかもしれない。
晋さんはその後も、一流企業を渡り歩き、何度も国家に影響を与えるような決定に関わり続けた。彼が何者であり、なぜそのような力を持っているのか、誰も知ることはなかった。彼の存在は、私たちの常識を超えた何かを示唆しているように思える。まるで、見えない力が彼を操り、私たちの世界に影響を及ぼしているかのように。
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私が通っていた高校には、いくつかの怪談があったが、その中でも特に不気味で語ることすら忌避される話がある。「上級生まれの晋さん」の話だ。
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晋さんが学校に現れたのは、高校二年生の春だった。どこから来たのか、どうして突然編入してきたのか、誰も知らなかった。転校生として紹介された彼は、初日から妙に周囲に馴染んでいた。しかし、晋さんには一つ異様な特徴があった。彼はとんでもない嘘つきだったのだ。
彼の嘘は常軌を逸していた。「父親は秘密結社の幹部なんだ」と言い出したかと思えば、「実は自分はタイムトラベラーだ」とまで言う始末だ。普通なら、そんな荒唐無稽な話を信じる者などいないはずだが、なぜか周りの生徒や教師たちは彼の話に忖度していた。
最初はただの奇妙な奴だと思っていたが、次第に晋さんの周囲で不審な出来事が続出するようになった。最初に起きたのは、同じクラスの鈴木の不審死だった。彼はある日、晋さんの嘘をからかっていた。そしてその数日後、鈴木は謎の転落死を遂げた。警察は事件性を疑ったが、結局「事故」として処理された。
次に、晋さんに対して疑問を投げかけた歴史教師の山田先生が、突然心臓発作で亡くなった。彼もまた、晋さんの嘘を暴こうとしていた矢先だった。これもまた、「自然死」として処理された。
こうした不審死が続く中で、学校内には恐怖が広がり、誰もが晋さんを避けるようになった。しかし、晋さんは全く意に介さず、相変わらず笑顔で嘘をつき続けていた。
ある日、私も晋さんの嘘に耐えきれなくなり、彼に直接問いただした。「どうしてそんな嘘をつくんだ?」と。
晋さんは一瞬驚いた表情を見せたが、すぐにいつものように微笑んで答えた。「嘘?僕が言っていることは全部本当だよ。君が信じないだけさ。」
その夜、私は夢にうなされ、晋さんの冷たい目が脳裏に焼き付いた。翌朝、学校に行くと、廊下で何人かの生徒がひそひそ話しているのが聞こえた。警察が来ているという。どうやら、また誰かが亡くなったらしい。
その日は結局、何も授業が行われず、ただ恐怖だけが校内に広がっていた。警察も、次第に晋さんの存在に疑念を抱き始めていたが、なぜか彼に対する調査は一向に進まなかった。噂では、警察上層部にまで晋さんの影響力が及んでいるのではないかと言われていた。
数ヶ月後、晋さんは突然学校を去った。何も言わず、誰にも告げず、彼は消えた。しかし、彼の残した不気味な影は今も校内に残っている。あの嘘つきの晋さんが、何を目的にここに来ていたのか、誰も知る由もない。
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今でも、あの廊下を歩くとき、背筋が寒くなることがある。晋さんの笑顔と嘘、そしてその嘘に絡まる数々の不審死が、私の記憶に深く刻まれている。彼の存在が何だったのか、その真相は闇の中だが、一つだけ確かなことがある。晋さんの嘘は、決してただの嘘ではなかった。
私は学生時代、病院の清掃バイトをしていた。古びた大病院の隅々を掃除する仕事は辛いものだったが、そこにはいくつかの不思議な出来事があった。その中でも特に忘れられないのが、バイト仲間から「上級生まれの晋さん」と言われていた男とのの出会いだ。
晋さんは、私が入ったその年に現れた。彼は私よりもかなり年上で、髪には白髪が混じりだが、身なりはいつも整っており、言葉使い異様に丁寧だった。彼が清掃バイトをしていること自体が不思議だった。なぜなら、晋さんはいつも自分がとんでもない身分の人間だと言い張っていたからだ。
「俺は実は某国の王族の血を引いているんだ」とか、「CIAのエージェントとしてここに潜入している」とか、そんな嘘を平気でつくのだ。最初は冗談だと思っていたが、彼は真顔で話すので、周りのバイト仲間たちも次第に距離を置くようになった。
仕事も真面目とは言えなかった。晋さんは清掃用具を雑に扱い、ゴミを拾うのも億劫そうだった。私が彼に「もう少しちゃんとやった方がいいですよ」と言うと、彼は決まって「その指摘は当たらない」と言い返し、屁理屈を並べ立てた。
ある日、彼は突然病院から姿を消した。誰も彼の行方を知らず、ただ忽然と消えたのだ。バイト仲間たちはほっとしたようだったが、私は何とも言えない不安感を覚えた。
それから数ヶ月後、私は友人と映画館に行った。上映中の映画が終わり、ロビーで友人と話していると、ふと視界の端に見覚えのある顔が映った。晋さんだった。彼は映画館の制服を着て、チケットをもぎっていたのだ。
「晋さん?」私は思わず声をかけた。彼は一瞬驚いたようだったが、すぐににっこりと笑い、「ああ、君か。久しぶりだね」と答えた。私が「今はここで働いているんですか?」と尋ねると、彼は少し困ったような表情を浮かべ、「まあ、そうだね」とだけ言った。
その後、晋さんは再び姿を消した。どこに行ったのか、誰も知らない。彼の存在はまるで蜃気楼のようで、掴みどころがなかった。
数年後、私はあるビジネスセミナーに参加した。そこで登壇していたのは、意外にも晋さんだった。彼はスーツを着て、流暢な口調でビジネス戦略について語っていた。その姿はまるで別人のようで、あの掃除バイトの晋さんとは思えなかった。
セミナーが終わった後、私は勇気を出して彼に話しかけた。「晋さん、覚えていますか?病院の掃除バイトで一緒だった…」
彼は一瞬驚いた表情を見せたが、すぐに笑って答えた。「ああ、君か。もちろん覚えているよ。」
「どうしてここに?」と私は尋ねた。
「まあ、人生いろいろさ」とだけ言い残して、彼は人混みに消えていった。
晋さんが本当に誰だったのか、そしてなぜあの時清掃バイトをしていたのか、今でも謎のままだ。ただ一つ確かなのは、彼の周りには常に不思議な力が働いていたということだ。彼が「上級生まれ」と呼ばれる所以は、きっとそこにあるのだろう。
入社してから半年ほど経った頃、同僚たちとの飲み会が開かれた。酒が進むにつれ、自然と学生時代の話が出てきた。私は病院の清掃バイトの話をしながら、「そういえば、変わった同僚がいたんだ」と、晋さんのことを思い出して語り始めた。
「晋さんって言うんだけど、彼はとんでもない嘘つきでさ…。自分は王族だとか、CIAのエージェントだとか、毎日そんな話ばかりしてたんだ」
すると、ふと隣に座っていた上司の顔が青ざめるのに気づいた。彼の名は田村さん。普段は厳格で頼りになる上司だったが、その瞬間の彼の表情は、まるで幽霊でも見たかのようだった。
「どうしたんですか、田村さん?」と、他の同僚も心配そうに声をかけた。
田村さんは一度深呼吸をしてから、重い口を開いた。「その晋っていう名前…いや、まさか。でも、もしや君が言ってる晋って…」
私は驚いて頷いた。「知ってるんですか?」
田村さんは渋々語り始めた。「あいつは小学生の頃からとんでもない嘘つきだった。僕も同じクラスだったから、よく知ってる。特にプリンが大好きで、毎日給食の時間にプリンを盗んで食べていた。でも、誰も彼を咎めなかった。なぜなら…」
その場の空気が一気に重くなった。田村さんは続けた。「ある日、クラスメートの一人が晋の嘘を暴いて、彼の嘘を大声で笑った。いつも、すぐにばれる嘘をついていたからな…次の日、そのクラスメートは家族ごと引っ越してしまった。理由は誰も知らない。ただ、晋が『あいつ消えるよ』と冷たく笑っていたのを覚えている」それだけじゃない、あいつに逆らった友達は皆、事故にあって大怪我をしたり、家が火事になったり…そんなことが続いたんだ…
私は背筋が凍る思いだった。あの晋さんが、そんな恐ろしい過去を持っていたとは思いもよらなかった。
田村さんは私に向き直り、真剣な表情で言った。「二度と晋さんの話はするな。あいつの話をすることで、何かが起きるかもしれない。君も、君の周りの人も危険に晒されるかもしれないんだ」
その後、飲み会はすぐにお開きになった。皆がそれぞれの家に帰る道すがら、晋さんのことを考えずにはいられなかった。彼は一体何者だったのか。あのとんでもない嘘つきが、なぜこんなに多くの人々に恐れられているのか。
それから数年が経ったが、私はもう晋さんの話を口にすることはなかった。彼の影がどこかに潜んでいるのではないかという恐怖が、今でも私の心に残っている。晋さんの存在は、まるで闇の中の幽霊のように、私の記憶に深く刻まれているのだ。
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