【可能性】一発退場で人生終了?失敗を極端に恐れる日本社会 若者の7割が挑戦を避け、中高年が後輩の指導を諦める構造的欠陥アーカイブ最終更新 2026/04/11 17:561.ケモクラシーNSlHu■社会が勝手に引く「失敗のライン」コミュニケーション不全の原因に? こうした現状について、東京大学大学院講師の舟津昌平氏は、個人の資質ではなく社会の構造に問題があると分析する。「失敗というのは自分がどう思うかの問題。例えば、告白が失敗したが、自分にとっては良かったと思っても、周りがそれを囃し立てることで、失敗だと思ってしまう。つまり、周りが勝手に失敗だと決める」。 さらに、杉本さんのケースについても、「ハラスメントではないとわかった後も、周りは勝手に失敗の烙印を押す。そうすると、失敗に対するラインを過剰に引くのは当たり前。疑わしいかどうかはみんなで考えていいが、そうでなかった時でも、みんなが『そうだ』と思ってしまう」とした。 一方で、舟津氏が行った調査によれば、入社3年目までの若手社員からは「気を遣われすぎている」「かえって距離を置かれている」という声が上がっているという。上司がリスクを恐れて踏み込まない結果、「両者がコミュニケーションを取らなくなってしまう、一番望ましくない形に今なりつつある」と、職場環境の悪化を危惧した。■日本社会を蝕む「徹底的な減点法」 なぜここまで失敗が許されないのか。プロデューサーの若新雄純氏は、日本の教育や組織に根深く存在する「評価システム」の問題を指摘する。 「日本人のほとんどは、小学校に入った時から徹底的に、“減点法”で勉強させられる。学校だけではなく、社会人になってからもずっとだ。就活人気ランキングで上位にいる会社や公務員の仕事であっても、基本的にはA、B、C、Dの4段階評価だったら、Aを取った回数ではなく、CやDを取らなかった回数で出世が決まってきたという調査がある」。 「いい仕事をしてても『でも君は1回、Dがあるよね』とか、『何回もCがある』と言われる。特に最近はパワハラ、もしくはパワハラまがいのもので、簡単にD評価になる。すると普段からゴールを決めてAを取ってるのに、『君はDがあるから、ずっとBの彼を先に行かせる』などとなる。すると、いかに点を取るかではなく、いかに点を減らさないかになる」と、日本社会に埋め込まれた減点法に持論を述べた。 この意見に舟津氏は「会社でもどんなグループでも、リーダーが無難な人ばかりになる。これは結構危ないこと。実際に“失点はないが特に何もできない”“いいところがない人”が上に行きやすくなる。そして、何よりも減点を減らしても、プラスは増えない。プラスの上積みを社会で作らない限りは、ハッピーにはならない」と話していた。(『ABEMA Prime』より)(前段ソース)https://news.yahoo.co.jp/articles/1a3abd87ae23dff11a73e30f307cb7d84da78f54?page=22026/04/11 15:15:1017すべて|最新の50件
こうした現状について、東京大学大学院講師の舟津昌平氏は、個人の資質ではなく社会の構造に問題があると分析する。「失敗というのは自分がどう思うかの問題。例えば、告白が失敗したが、自分にとっては良かったと思っても、周りがそれを囃し立てることで、失敗だと思ってしまう。つまり、周りが勝手に失敗だと決める」。
さらに、杉本さんのケースについても、「ハラスメントではないとわかった後も、周りは勝手に失敗の烙印を押す。そうすると、失敗に対するラインを過剰に引くのは当たり前。疑わしいかどうかはみんなで考えていいが、そうでなかった時でも、みんなが『そうだ』と思ってしまう」とした。
一方で、舟津氏が行った調査によれば、入社3年目までの若手社員からは「気を遣われすぎている」「かえって距離を置かれている」という声が上がっているという。上司がリスクを恐れて踏み込まない結果、「両者がコミュニケーションを取らなくなってしまう、一番望ましくない形に今なりつつある」と、職場環境の悪化を危惧した。
■日本社会を蝕む「徹底的な減点法」
なぜここまで失敗が許されないのか。プロデューサーの若新雄純氏は、日本の教育や組織に根深く存在する「評価システム」の問題を指摘する。
「日本人のほとんどは、小学校に入った時から徹底的に、“減点法”で勉強させられる。学校だけではなく、社会人になってからもずっとだ。就活人気ランキングで上位にいる会社や公務員の仕事であっても、基本的にはA、B、C、Dの4段階評価だったら、Aを取った回数ではなく、CやDを取らなかった回数で出世が決まってきたという調査がある」。
「いい仕事をしてても『でも君は1回、Dがあるよね』とか、『何回もCがある』と言われる。特に最近はパワハラ、もしくはパワハラまがいのもので、簡単にD評価になる。すると普段からゴールを決めてAを取ってるのに、『君はDがあるから、ずっとBの彼を先に行かせる』などとなる。すると、いかに点を取るかではなく、いかに点を減らさないかになる」と、日本社会に埋め込まれた減点法に持論を述べた。
この意見に舟津氏は「会社でもどんなグループでも、リーダーが無難な人ばかりになる。これは結構危ないこと。実際に“失点はないが特に何もできない”“いいところがない人”が上に行きやすくなる。そして、何よりも減点を減らしても、プラスは増えない。プラスの上積みを社会で作らない限りは、ハッピーにはならない」と話していた。
(『ABEMA Prime』より)
(前段ソース)
https://news.yahoo.co.jp/articles/1a3abd87ae23dff11a73e30f307cb7d84da78f54?page=2