霊力あるんだが質問ある?IDなし最終更新 2024/10/18 17:391.幽々子好き質問ある?2024/08/03 01:50:1920コメント欄へ移動すべて|最新の50件2.幽々子好き小さい頃カラスを助けたらこうなった。イタコの人に見てもらったら、肩に大きなカラスと動物がいっぱい乗っているらしい。肩や腰が痛いしどうにかしたほうが良いかも。2024/08/03 01:55:593.ととのえ老臣◆Te.QBha/GAカラスは犬よりも頭がいいから、人の顔を忘れることはない恩人であるあなたのもとを離れることはないだろうね犬だってご主人のもとは離れないんだし2024/08/03 07:08:044.夢見る名無しさん霊感とはまた違うのか?2024/08/03 10:35:575.幽々子好きたぶん違う。カラスというよりも、カラス型の妖怪か神様な気がする。鏡ごししか見えないけど。2024/08/03 12:38:346.幽々子好き八咫烏かな?と思っている。多分。2024/08/03 12:40:117.幽々子好きカラスを助けた話、する?2024/08/03 12:42:578.幽々子好きあと、少しだけ使役できる。多分これが違うところ。霊感は見えるだけ。2024/08/06 11:38:499.夢見る名無しさん使役って具体的にはどんなことが2024/08/06 11:55:5910.幽々子好き例えば、探し物を見つけてくれたり。2024/08/30 15:36:3011.夢見る名無しさん輪郭はなぜあるのか娘 パパ、輪郭はどうしてあるの?父 輪郭? 輪郭って、あるのかね。どんなものに輪郭があるんだ。娘 全部よ。絵を描く時、どんなものでも輪郭を描くでしょう? それ、なぜなのかなって……父 羊の群はどうだ? 一頭の羊じゃなくて群全体。それにも輪郭があるか? 「会話」はどうだ?娘 もう! 会話の形なんて絵に描けないでしょ? 「もの」よ、あたしの言ってるのは。父 いや、お前の言っている意味を確かめようと思ってね。 「物を描く時には、どうして輪郭を描くことになるのか」という意味なのか、 それとも、描く描かないに関係なく、物には輪郭があるという意味なのか。娘 どっちなのかしら……分からない。教えて?父 うん、パパにも分からん。昔ね、すごいカンシャク持ちの画家がいた。 あらゆる者の絵を描き殴った画家なんだが、死んでからある人が彼の本をめくってみると、 あるページに「賢人は輪郭を見るがゆえに輪郭を描くのである」と書いてあった。 ところが、別の所をめくってみると、今度は「狂人は輪郭を見るがゆえに輪郭を描くのである」と書いてあったんだ。娘 どっちなの? その人が本当に思ってたのは。父 その画家の名前はウィリアム・ブレイクというんだが、彼は偉大な芸術家であり、 そしてすごいカンシャクの持ち主だった。時々自分の考えを紙つぶてにして、人に投げつけたりした。娘 そんなにいつも怒っていたわけ?父 そりゃもう。何しろ当時の人からは気狂いだと思われていた。そしてそう思われることで彼はまた怒り狂った。 いや、彼はいろんなことに我慢がならなかったんだな。その一つが、物に輪郭がないかのように絵を描く描き方だ。 そういう絵を描く連中のことを、彼は「ボケ画派」と言って馬鹿にした。娘 変な名前。あまり寛容な人じゃなかったのね。2024/10/12 21:30:5012.夢見る名無しさん父 寛容? そんな言葉どこで覚えた? 学校ではそういうことを教えるのか。寛容であれと…… そうだとも。ブレイクは寛容な人間じゃなかった。寛容でいるのがいいことだとも思ってなかった。 それは、一種の「ボケ」だと思っていた。輪郭をぼやけさせ、全部一緒くたのごたまぜにしてしまうことだと思ってたんだ。 どんな猫も全部灰色にしてしまうんだと。世界がくっきりクリアで見えないようにしてしまうんだ。娘 はい、パパ。父 「はい、パパ」? 何ていう返事だ。返事になっとらんじゃないか。 自分の意見はありません、パパが何を言おうとブレイクが何を言おうと、 そんなことは関係ありません、そういう意味にしかならんぞ、それは。 「寛容」なんてことを学校で教えるからいかんのだ。 だからみんな頭がボケて、大事な区別がつかないようになってしまうんだ。娘 (泣き出す)父 ごめん。悪かったよ、いきなり怒ったりして。お前に怒ったわけじゃないんだ。 何時までたってもきちんと物事を考えようとしない人間というものに腹が立っただけなんだ。 「寛容」なんてことを言って、物事はいい加減にしておくのが美徳であるかのように教えるやり方にね。娘 でも、パパ---父 何だね?娘 ううん、分からなくなってきちゃった。ちゃんと考えられないの。みんなごちゃごちゃになっちゃって。父 パパのせいだ。カンシャクなんか起こして、お前の頭をすっかり混乱させてしまったんだね。2024/10/12 21:32:1613.夢見る名無しさん娘 パパ?父 何だ?娘 あのこと、どうしてそんなに怒ったりすることなの?父 あのことって?娘 その---ものに輪郭があるかどうかってこと。ブレイクって人は、そのことで怒ったんでしょう? パパだってよ。何か理由があるんでしょ?父 そうだな。それはね、どうでもいい問題ではないからだ。多分それが、全てのうちで一番重要な問題だからだ。 それ以外に重要な問題は一つもないとさえパパは思うよ。この世にある重要な問題というのは、みんな輪郭の問題にからんでいる。 その大きな問題の一部になっているから、重要になってくる。娘 パパの話、分からないわ。父 そうだな。じゃあ、「寛容」の話をしよう。ユダヤ人のことを、「キリスト殺し!」と罵る人には、パパは寛容になれない。 なぜなら、その人は頭の中がボケてて、輪郭がきちんと引けないからな。キリストを殺したのはユダヤ人じゃないよ。イタリア人だ。娘 そうなの。父 ただし、彼らのことを、今は「ローマ人」と呼ぶ。彼らの子孫には、「イタリア人」という別な呼び名を使うわけだ。 いいか。ユダヤ人のことを、キリストを殺した人と責める人間は、頭のピントが二重にボケている。 まず、事実じゃないことを事実みたいに言うのは、歴史をぼやけさせることだ。 それと、先祖がしたことの責任を子孫が取れというような言い方は、やっぱりどこかボケているだろうが。娘 はい、パパ。父 いいだろう。今度は怒るまい。パパの言ってるのは、そういう、物事をごちゃ混ぜにして平気でいる人間には、寛容になってはいけないということさ。娘 パパ?父 何だ。娘 前に、ごちゃまぜの話、したでしょう? 今もまた同じ話をしてるのかしら?父 そうだよ。もちろんさ。この間やった話が重要なのも、今の話とつながってるのさ。娘 あの時、パパ、物事をくっきりさせるのが科学だって言ったのよね。父 そうだ。その話を、今してるんだよ。2024/10/12 21:33:3814.夢見る名無しさん娘 パパの言うことって、うまく理解できないの。別のことだと思ってたことが、 すぐにくっついてしまうんだもの。分からなくなっちゃうわ。父 難しいだろうってことは分かるよ。肝心なのはね、この会話にも本当は輪郭があるっていう所なんだ。はっきり形にしてみるにはいかないんだがね。父 徹底的に混乱した世界というのはどんなだか、考えてみよう。何から何までごっちゃごちゃの世界。 そこから何か糸口がつかめるかもしれない。『不思議の国のアリス』に、おかしなクロッケーのゲームが出てくるね。娘 うん、フラミンゴでやるものでしょう?父 そう、それだ。娘 ボールはヤマアラシなのよね。父 ハリネズミだよ。イギリスにはヤマアラシはいない。娘 えっ、あれイギリスのお話だったの。知らなかった。父 イギリスに決まってるじゃないか。アメリカにダッチェス(公爵夫人)がいるかね。娘 「ダッチェス・オブ・ウィンザー」って、いるじゃない。父 しかし、そのダッチェスにはとげとげはないだろう。ハリネズミについているような立派な奴は。娘 ナンセンスなことを言うのやめて、アリスの話を続けてちょうだい。父 えーと、フラミンゴか。あのアリスの話の作者はね、パパとお前が今考えているのと同じ問題を考えていたのさ。 何もかも徹底的に混乱させていったらどうなるか想像して、それをアリスの物語に書き込んだわけだ。 木槌のかわりにフラミンゴにすれば、どんな風に球に当たるか全然予測がつかない。 勝手に首が曲がってしまうんだから、上手く当たってくれるかどうかも分からない……娘 それに、球が勝手に歩いていっちゃうかもしれない。ハリネズミだから。父 そう。次にどういうことになるか、誰にも全然見当がつかないわけだ。娘 そして球を通す輪も歩いていっちゃうの。兵隊がやってくるから。父 そう。全部が動く。そして、どう動くのか、動くまで分からない。娘 ねえ、パパ、みんな生きていないといけないのかしら。そうでないと、あんなに滅茶苦茶にはならないわよね。2024/10/12 21:36:2715.夢見る名無しさん父 いや、生きていないものでも---待てよ。そうだよ。お前の言う通りだ。いや、これは面白い。 生き物を使わないと、全くの予測不可能な世界というのは作れないんだな。 他のやり方では、いつかはプレーヤーに対処の仕方を覚えられてしまう。 グラウンドをでこぼこにしても、いびつな球を使っても、木槌のヘッドをぐらぐらにしておいても、 ゲームは難しくなりはしても、不可能にはならない。 ところが生き物を持ち込むと、途端にゲームが成立しなくなる。いや、これはパパも気がつかなかった。娘 本当? あたしには、自然なことみたいに思えるけど。父 自然か。そりゃ、自然の出来事だが、しかしパパは、今までそういう風には考えてみなかった。娘 そう? 当たり前のことなのに。父 しかし、パパには思いもよらなかった。いいかい。先のことを予測して動くことができるというのが動物の際立った特徴なんだ。 猫が鼠に飛び掛る時には、着地の瞬間に鼠がどこまで走っているか予測を立てて、それにあわせてジャンプの仕方を調節する。 そういう特別なことが動物には出来るんだ。そして、だからこそ、逆に動物の動きが、この世で唯一つ本当に予測できないものになる…… 人間の法律というのも、妙なものだな。人間の動きに規則を押しはめて、予測できるようにしようっていうんだから。娘 予測が出来ないから、法律を作るんじゃない? 法律を作る人は、予測できるようにしたいのよ。父 だろうね。娘 今の話は、何についての話だったの?父 何についての話かな。パパにもまだくっきりとは見えてきていないんだ。 クロッケーのゲームを完全に混乱させるには、生き物ばかり使えばいいとお前が言った所から、 新しい考えの道筋が開けて、そこを探っているんだが、まだ疑問がつかまらないんだよ。どこかこう、おかしいんだな。娘 どこが?2024/10/12 21:38:5216.夢見る名無しさん娘 どこが?父 うん、そこがまだぼやけてるんだな。生き物と生きていないものを区切る仕切りがね。 動物と機械は折り合いが悪いだろう? 上手くフィットしない。 みんな自動車で動いている所に、馬で入っていったら、交通ががたがたになってしまう。 それもフラミンゴでクロッケーをやるのと結局同じことになるんだな。ポイントは馬の動きが予測できないところにある。娘 人間はどうなの? 人間だって生き物でしょ? うまくはまりこめるのかしら。車の中に。父 本当はうまくはまっていないのさ。一生懸命努力して、いろいろ予防線を張って、それで何とかやってる。 自分の動きが予測可能になるように必死で頑張ってるわけだ。そうじゃないと機械が怒って襲ってくるから。娘 機械が怒ったら、それ、予測できない機械にならない? パパと同じになっちゃう。 パパっていつ怒るか分からないもの。パパにだって分からないんでしょ?父 そうだな。娘 でも、予測できなくたっていいわ、パパは。その方がいい。いつ怒り出すか分からないのは嫌だけど。娘 会話にも輪郭があるって言ったでしょ? あれ、どういうことなの? この会話にも輪郭があるのかしら。父 あるともさ。ただ、終わらないうちは見えない。輪郭というのは、内側からは見えないものなんだ。 だって見えてしまったら、どうなる? 二人でこれから何の話をするのかまで、みんな決まっていたとしたら。 それじゃ、お前もパパも、二人を一緒に合わせたのも、予測可能な生き物になってしまうよ。機械と一緒だ。娘 パパの言うこと、分からないわ。物事をいつもくっきりはっきり見えるようにしておかなくちゃいけないって、 言ったばかりなのに、輪郭をぼやかす人がいると怒るんでしょう? なのに今は、予測がつかないほうに、機械みたいじゃない方に、味方してるみたい。 それとね、会話が終わらないと輪郭が見えないなら、その会話がくっきりクリアなものかどうかって、 分からないじゃない。だったら何とかしようと思っても、できないわよ。父 そうさ、何もすることは出来ない。でも、何かしたいと思うのか? この会話に。2024/10/12 21:40:2617.夢見る名無しさん>>11>>12>>13>>14>>15>>16スレ荒らし?2024/10/12 21:41:1018.夢見る名無しさん2024/08/30以降何の書き込みもなかったこの寂れスレッドをこの度、再利用したと言えるだろう。荒らしなんてとんでもないね。コテハンが名無しさんだとチャットらしく使わなくたってまぁ、夢・独り言を狭義に採るしかなくなるじゃん、殆ど。とりあえずリサイクルリサイクル……2024/10/12 22:17:0519.夢見る名無しさん次のLOTO7の当たり番号をおしえてくだしあ2024/10/17 10:06:5820.幽々子好き何やっているんですか?2024/10/18 17:39:46
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イタコの人に見てもらったら、肩に大きなカラスと動物がいっぱい乗っているらしい。
肩や腰が痛いしどうにかしたほうが良いかも。
恩人であるあなたのもとを離れることはないだろうね
犬だってご主人のもとは離れないんだし
カラスというよりも、カラス型の妖怪か神様な気がする。
鏡ごししか見えないけど。
多分これが違うところ。霊感は見えるだけ。
娘 パパ、輪郭はどうしてあるの?
父 輪郭? 輪郭って、あるのかね。どんなものに輪郭があるんだ。
娘 全部よ。絵を描く時、どんなものでも輪郭を描くでしょう? それ、なぜなのかなって……
父 羊の群はどうだ? 一頭の羊じゃなくて群全体。それにも輪郭があるか? 「会話」はどうだ?
娘 もう! 会話の形なんて絵に描けないでしょ? 「もの」よ、あたしの言ってるのは。
父 いや、お前の言っている意味を確かめようと思ってね。
「物を描く時には、どうして輪郭を描くことになるのか」という意味なのか、
それとも、描く描かないに関係なく、物には輪郭があるという意味なのか。
娘 どっちなのかしら……分からない。教えて?
父 うん、パパにも分からん。昔ね、すごいカンシャク持ちの画家がいた。
あらゆる者の絵を描き殴った画家なんだが、死んでからある人が彼の本をめくってみると、
あるページに「賢人は輪郭を見るがゆえに輪郭を描くのである」と書いてあった。
ところが、別の所をめくってみると、今度は「狂人は輪郭を見るがゆえに輪郭を描くのである」と書いてあったんだ。
娘 どっちなの? その人が本当に思ってたのは。
父 その画家の名前はウィリアム・ブレイクというんだが、彼は偉大な芸術家であり、
そしてすごいカンシャクの持ち主だった。時々自分の考えを紙つぶてにして、人に投げつけたりした。
娘 そんなにいつも怒っていたわけ?
父 そりゃもう。何しろ当時の人からは気狂いだと思われていた。そしてそう思われることで彼はまた怒り狂った。
いや、彼はいろんなことに我慢がならなかったんだな。その一つが、物に輪郭がないかのように絵を描く描き方だ。
そういう絵を描く連中のことを、彼は「ボケ画派」と言って馬鹿にした。
娘 変な名前。あまり寛容な人じゃなかったのね。
そうだとも。ブレイクは寛容な人間じゃなかった。寛容でいるのがいいことだとも思ってなかった。
それは、一種の「ボケ」だと思っていた。輪郭をぼやけさせ、全部一緒くたのごたまぜにしてしまうことだと思ってたんだ。
どんな猫も全部灰色にしてしまうんだと。世界がくっきりクリアで見えないようにしてしまうんだ。
娘 はい、パパ。
父 「はい、パパ」? 何ていう返事だ。返事になっとらんじゃないか。
自分の意見はありません、パパが何を言おうとブレイクが何を言おうと、
そんなことは関係ありません、そういう意味にしかならんぞ、それは。
「寛容」なんてことを学校で教えるからいかんのだ。
だからみんな頭がボケて、大事な区別がつかないようになってしまうんだ。
娘 (泣き出す)
父 ごめん。悪かったよ、いきなり怒ったりして。お前に怒ったわけじゃないんだ。
何時までたってもきちんと物事を考えようとしない人間というものに腹が立っただけなんだ。
「寛容」なんてことを言って、物事はいい加減にしておくのが美徳であるかのように教えるやり方にね。
娘 でも、パパ---
父 何だね?
娘 ううん、分からなくなってきちゃった。ちゃんと考えられないの。みんなごちゃごちゃになっちゃって。
父 パパのせいだ。カンシャクなんか起こして、お前の頭をすっかり混乱させてしまったんだね。
父 何だ?
娘 あのこと、どうしてそんなに怒ったりすることなの?
父 あのことって?
娘 その---ものに輪郭があるかどうかってこと。ブレイクって人は、そのことで怒ったんでしょう? パパだってよ。何か理由があるんでしょ?
父 そうだな。それはね、どうでもいい問題ではないからだ。多分それが、全てのうちで一番重要な問題だからだ。
それ以外に重要な問題は一つもないとさえパパは思うよ。この世にある重要な問題というのは、みんな輪郭の問題にからんでいる。
その大きな問題の一部になっているから、重要になってくる。
娘 パパの話、分からないわ。
父 そうだな。じゃあ、「寛容」の話をしよう。ユダヤ人のことを、「キリスト殺し!」と罵る人には、パパは寛容になれない。
なぜなら、その人は頭の中がボケてて、輪郭がきちんと引けないからな。キリストを殺したのはユダヤ人じゃないよ。イタリア人だ。
娘 そうなの。
父 ただし、彼らのことを、今は「ローマ人」と呼ぶ。彼らの子孫には、「イタリア人」という別な呼び名を使うわけだ。
いいか。ユダヤ人のことを、キリストを殺した人と責める人間は、頭のピントが二重にボケている。
まず、事実じゃないことを事実みたいに言うのは、歴史をぼやけさせることだ。
それと、先祖がしたことの責任を子孫が取れというような言い方は、やっぱりどこかボケているだろうが。
娘 はい、パパ。
父 いいだろう。今度は怒るまい。パパの言ってるのは、そういう、物事をごちゃ混ぜにして平気でいる人間には、寛容になってはいけないということさ。
娘 パパ?
父 何だ。
娘 前に、ごちゃまぜの話、したでしょう? 今もまた同じ話をしてるのかしら?
父 そうだよ。もちろんさ。この間やった話が重要なのも、今の話とつながってるのさ。
娘 あの時、パパ、物事をくっきりさせるのが科学だって言ったのよね。
父 そうだ。その話を、今してるんだよ。
すぐにくっついてしまうんだもの。分からなくなっちゃうわ。
父 難しいだろうってことは分かるよ。肝心なのはね、この会話にも本当は輪郭があるっていう所なんだ。はっきり形にしてみるにはいかないんだがね。
父 徹底的に混乱した世界というのはどんなだか、考えてみよう。何から何までごっちゃごちゃの世界。
そこから何か糸口がつかめるかもしれない。『不思議の国のアリス』に、おかしなクロッケーのゲームが出てくるね。
娘 うん、フラミンゴでやるものでしょう?
父 そう、それだ。
娘 ボールはヤマアラシなのよね。
父 ハリネズミだよ。イギリスにはヤマアラシはいない。
娘 えっ、あれイギリスのお話だったの。知らなかった。
父 イギリスに決まってるじゃないか。アメリカにダッチェス(公爵夫人)がいるかね。
娘 「ダッチェス・オブ・ウィンザー」って、いるじゃない。
父 しかし、そのダッチェスにはとげとげはないだろう。ハリネズミについているような立派な奴は。
娘 ナンセンスなことを言うのやめて、アリスの話を続けてちょうだい。
父 えーと、フラミンゴか。あのアリスの話の作者はね、パパとお前が今考えているのと同じ問題を考えていたのさ。
何もかも徹底的に混乱させていったらどうなるか想像して、それをアリスの物語に書き込んだわけだ。
木槌のかわりにフラミンゴにすれば、どんな風に球に当たるか全然予測がつかない。
勝手に首が曲がってしまうんだから、上手く当たってくれるかどうかも分からない……
娘 それに、球が勝手に歩いていっちゃうかもしれない。ハリネズミだから。
父 そう。次にどういうことになるか、誰にも全然見当がつかないわけだ。
娘 そして球を通す輪も歩いていっちゃうの。兵隊がやってくるから。
父 そう。全部が動く。そして、どう動くのか、動くまで分からない。
娘 ねえ、パパ、みんな生きていないといけないのかしら。そうでないと、あんなに滅茶苦茶にはならないわよね。
生き物を使わないと、全くの予測不可能な世界というのは作れないんだな。
他のやり方では、いつかはプレーヤーに対処の仕方を覚えられてしまう。
グラウンドをでこぼこにしても、いびつな球を使っても、木槌のヘッドをぐらぐらにしておいても、
ゲームは難しくなりはしても、不可能にはならない。
ところが生き物を持ち込むと、途端にゲームが成立しなくなる。いや、これはパパも気がつかなかった。
娘 本当? あたしには、自然なことみたいに思えるけど。
父 自然か。そりゃ、自然の出来事だが、しかしパパは、今までそういう風には考えてみなかった。
娘 そう? 当たり前のことなのに。
父 しかし、パパには思いもよらなかった。いいかい。先のことを予測して動くことができるというのが動物の際立った特徴なんだ。
猫が鼠に飛び掛る時には、着地の瞬間に鼠がどこまで走っているか予測を立てて、それにあわせてジャンプの仕方を調節する。
そういう特別なことが動物には出来るんだ。そして、だからこそ、逆に動物の動きが、この世で唯一つ本当に予測できないものになる……
人間の法律というのも、妙なものだな。人間の動きに規則を押しはめて、予測できるようにしようっていうんだから。
娘 予測が出来ないから、法律を作るんじゃない? 法律を作る人は、予測できるようにしたいのよ。
父 だろうね。
娘 今の話は、何についての話だったの?
父 何についての話かな。パパにもまだくっきりとは見えてきていないんだ。
クロッケーのゲームを完全に混乱させるには、生き物ばかり使えばいいとお前が言った所から、
新しい考えの道筋が開けて、そこを探っているんだが、まだ疑問がつかまらないんだよ。どこかこう、おかしいんだな。
娘 どこが?
父 うん、そこがまだぼやけてるんだな。生き物と生きていないものを区切る仕切りがね。
動物と機械は折り合いが悪いだろう? 上手くフィットしない。
みんな自動車で動いている所に、馬で入っていったら、交通ががたがたになってしまう。
それもフラミンゴでクロッケーをやるのと結局同じことになるんだな。ポイントは馬の動きが予測できないところにある。
娘 人間はどうなの? 人間だって生き物でしょ? うまくはまりこめるのかしら。車の中に。
父 本当はうまくはまっていないのさ。一生懸命努力して、いろいろ予防線を張って、それで何とかやってる。
自分の動きが予測可能になるように必死で頑張ってるわけだ。そうじゃないと機械が怒って襲ってくるから。
娘 機械が怒ったら、それ、予測できない機械にならない? パパと同じになっちゃう。
パパっていつ怒るか分からないもの。パパにだって分からないんでしょ?
父 そうだな。
娘 でも、予測できなくたっていいわ、パパは。その方がいい。いつ怒り出すか分からないのは嫌だけど。
娘 会話にも輪郭があるって言ったでしょ? あれ、どういうことなの? この会話にも輪郭があるのかしら。
父 あるともさ。ただ、終わらないうちは見えない。輪郭というのは、内側からは見えないものなんだ。
だって見えてしまったら、どうなる? 二人でこれから何の話をするのかまで、みんな決まっていたとしたら。
それじゃ、お前もパパも、二人を一緒に合わせたのも、予測可能な生き物になってしまうよ。機械と一緒だ。
娘 パパの言うこと、分からないわ。物事をいつもくっきりはっきり見えるようにしておかなくちゃいけないって、
言ったばかりなのに、輪郭をぼやかす人がいると怒るんでしょう?
なのに今は、予測がつかないほうに、機械みたいじゃない方に、味方してるみたい。
それとね、会話が終わらないと輪郭が見えないなら、その会話がくっきりクリアなものかどうかって、
分からないじゃない。だったら何とかしようと思っても、できないわよ。
父 そうさ、何もすることは出来ない。でも、何かしたいと思うのか? この会話に。
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スレ荒らし?
何の書き込みもなかったこの寂れスレッドを
この度、再利用したと言えるだろう。
荒らしなんてとんでもないね。
コテハンが名無しさんだと
チャットらしく使わなくたって
まぁ、夢・独り言を狭義に採るしかなくなるじゃん、殆ど。
とりあえずリサイクルリサイクル……