「前年の98年に北朝鮮からテポドン1号が発射されたため《空から恐怖の大王が来るだろう》というフレーズが思い起こされ、ノストラダムスの予言が再び注目されるようになっていきました。もっとも、予言を心配したのは日本人だけで、“日本独自のノストラダムス・フィーバー”と報じた海外メディアもあったほど。そもそもノストラダムスの詩は抽象的な表現で、様々に解釈できるものが多く、《1999年7の月》という表現だって変なんです。原文は《L'an mil neuf cens nonante neuf sept mois》ですが、フランス語で7月はJuillet(ジュイエ)ですし……」
デイリー新潮は6月11日配信の「『7月5日に東日本大震災の3倍の津波が押し寄せる』予言で大混乱が… 台湾では『地震を機に中国が侵攻してくる』と防災グッズが爆売れ」で、たつき諒氏(70)が漫画「私が見た未来 完全版」(飛鳥新社)の中で《突然、日本とフィリピンの中間あたりの海底がボコンと破裂》し、日本の太平洋側などに《東日本大震災の3倍》ほどの巨大な波が押し寄せると描き、それが冒頭の流説の根拠になっていることを取り上げた。
配信から6日後の17日、インドネシア東部のフローレス島で大規模な噴火があったことを“予言”の前触れとして挙げるSNSの投稿もある。もっとも、インドネシアは《日本とフィリピンの中間あたり》にはないが……。
得てして人は不安に怯えると、何でもそれと結びつけたがるもの。だが、こうした予言に既視感を覚える人もいるだろう。
「1999年7の月、空から恐怖の大王が来るだろう……」
16世紀にフランスで活躍した医師で占星術師のノストラダムス(1503~1566)が残した詩である。
これが日本で最も知られたフランス語の詩となったのは、1973年にルポライターの五島勉氏(1929~2020)の著書「ノストラダムスの大予言」(祥伝社)が出版されたことがきっかけだった。1999年7月が“人類滅亡の日”として紹介されたのだ。社会部記者は言う。
「当時の日本は高度経済成長期の後に訪れた不景気の最中で、73年には第1次オイルショックも起きた。トイレットペーパーを求めて主婦がスーパーに殺到するなど不安要素が多かったことも『ノストラダムスの大予言』を250万部の大ベストセラーにまで押し上げたのでしょう」
一時は忘れ去られた予言だったが、99年が近づいてくるとブームは再燃する。
「前年の98年に北朝鮮からテポドン1号が発射されたため《空から恐怖の大王が来るだろう》というフレーズが思い起こされ、ノストラダムスの予言が再び注目されるようになっていきました。もっとも、予言を心配したのは日本人だけで、“日本独自のノストラダムス・フィーバー”と報じた海外メディアもあったほど。そもそもノストラダムスの詩は抽象的な表現で、様々に解釈できるものが多く、《1999年7の月》という表現だって変なんです。原文は《L'an mil neuf cens nonante neuf sept mois》ですが、フランス語で7月はJuillet(ジュイエ)ですし……」
言うまでもないが、1999年7月はもちろん2000年7月も人類は無事に生きのびた。五島氏は20年6月16日に鬼籍に入るが、その前年に週刊新潮(19年6月20日号)のインタビューに答えている。
《「1503年に生まれたノストラダムスは、予言詩を何冊にもまとめ、イエスの予言を引き継いだだけでなく、独自の予言も盛り込んでいます。人類の月面着陸や、現在のカードローンの登場なども予言しているんです。私があの本を発表した73年に関して言えば、米ソが一触即発で、核兵器を用いた第3次世界大戦が始まりかねない状況で、ベルリンの壁の両側にも、何百もの核兵器が準備されていました。“1999年に世界が終る”という予言は、そうした世界情勢を言い当てていたんですね」》
あれから20年を経ても、予言は外れていないと語っている。その一方でこうも言う。
《「私はあの本に予言だけを書いたわけではなく、第1巻に『残された望みとは?』という章があります。ノストラダムスの大予言はキリスト教の体系下で書かれたもので、たとえば東洋的な思想を持てば世の中は変えられる。私はそういうことも書いていたんです」》
人類滅亡説は今で言うところの“切り取り”だったと言いたげだが、後悔の念も語っていた。
《「親や先生から、“子供が読んで夜も寝付けなくなった”とか“自分の命は99年までだと悩み始めた”とかの意見が届き、ショックを与えてしまったことに関しては、申しわけないと思うようになりました。ただ、子供たちは最終章の『残された望みとは?』までは読んでいなかったし、後で聞くと、大人ですらあまり読んでいませんでした」》
読者の読み方に不満があったようだ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/bb69b862e9acb52a0914c4bb014cb947939a318e
本がね、安っぽいのよ
あんな安っぽい本に書かれてることを
信じろと言われても無理
かつ、耳に残りやすいフレーズだったから
記憶に残り、みんな騒いだ。
それだけのことだ。
あの当時は神秘的で、いい絵だったよ。
今見れば煽りインチキ感、満載だけどなw
すごい版を重ねてた。
怖いよ~((( ;゚Д゚)))
怖いよ~((( ;゚Д゚)))
お母さん~~~~ん😩😩😩😩💦
怖
ノ
大
王
現
ル
!?
楽しめない人がいるんだろう?
最高のエンターテイメントじゃんw
ただ7月中が危ないってのは作者は今でも言ってるみたいだけど
だろう……ですよ、だろう……
現実だと日頃の災害対策の啓蒙としては優秀な話じゃない?w
儲かるしなぁ
マヤ暦とかそれまで毛ほどにも扱われなかったコンテンツが登場していた
で済むかよハゲ
来月楽しみだな
流石に予言のスパンが数ヶ月しかないと回収できないだろうな。
末期は全然関係無さすぎて流石に無理感あったな
破滅的・終末的予言をして、信者の不安心理を煽り、金を徴収するのはオウム真理教や法の華三法行などに見られるように、カルト教団の典型的な手法です。
ワールドメイトではハルマゲドンや人類の滅亡などの終末予言を多数行い、このままいけば地球規模の大破局が訪れるのは不可避ではあるが、
深見東州という史上稀に見るメシアを信仰し、ワールドメイト主催の行事に(有料で)参加すれば
災害を避けることができるという新種の霊感商法を行っているのです。
○○しなければ戦争が起こる、地震が起こる、と煽りたて、信者の不安心理につけこんで奉仕や寄付を半ば強制するのです。
深見の終末予言商法が始まったのは1995年からですが、その背景には1994年5月に元信者から提訴された2件の霊感商法裁判があると私は思います。
原告の元信者夫妻は原因不明の病気で苦しむ子供のことを深見に相談したところ、
深見は「この子の前世は殿さま、父親は家老、母親は勘定役で、親子で三千人を殺している。その倍の人を救わないと救済されない」と言い、一人七百万円を払って“救霊師”となって奉仕活動をするように求めたといいます。
夫妻は、その金をつくるために世田谷区にあった当時の自宅を売却し、また父親に「八年で寿命切れます」などとさらなる脅しを行い、総額で6千万円以上の献金をさせたことが各マスコミで報道されています。
この裁判は、ワールドメイト側が数千万円の和解金を原告夫妻に支払い、提訴を取り下げてもらうことで決着しています。
これらの霊感商法裁判とマスコミ報道によって深見青山とコスモメイトの悪行が広く社会に知られてしまったため、
その後、深見青山は深見東州に通称名を変更し、また団体名も半年の間にコスモメイト→パワフルコスモメイト→ワールドメイトと二度も名称を変更しています。
必然的に個人相談者への霊的な脅しと救済名目による献金の強要というワールドメイトの霊感商法も方向転換せざるをえなくなり、個人への脅しから日本全体の「戦争」「地震」「沈没」といった終末予言と救国名目神事への参加による献金強要というシステムへとシフトさせていったのは明らかです。
平成16年3月31日
http://kyusai020826.web.fc2.com/saibandata/nemoto3.html
https://x.com/y_ryukichi/status/1914651053225857284
読者の勘違いじゃなくて、本書のあとがきには、「夢に見た日が現実化する日ならば、次にくる大災難の日は、『2025年7月5日』ということになります。」と書かれている。
https://auctions.c.yimg.jp/images.auctions.yahoo.co.jp/image/dr000/auc0106/user/59bbb9b636bd22c7f7c6bf0ae41ab37d635c26f06f5d589c0fc9832b2e14b26d/i-img1200x900-17500513074118tdmoy240962.jpg
「夢に見た日が現実化する日ならば」の条件付きだが。