GHQの戦後処理で天皇制を残したでしょ。一方で軍は一旦解散して、それなりの数の人も一旦公職追放して、
地主の土地と財閥を解体したけども、天皇は人間宣言しただけ。
1969年にニューギニア帰還兵の奥崎謙三が、昭和天皇に向かってパチンコ玉を発射した。現実の皇軍よりも
もっと道徳的に正しい「神軍平等兵」の一員だと名乗っていた。
天皇陛下が責任をとってせめて退位でもしてくれないと、ケジメがつかないという声は旧軍人にもあった。
1974年にルバング島から帰還して有名人となった小野田寛郎の兄・格郎は戦後、天皇制を守るためには
昭和天皇に退位で責任を取ってもらわないといけないと主張したが、旧軍人仲間からアカの手先と決めつけられて
苦しんだという。以下引用。
津田信 『幻想の英雄』 図書出版社、1977年、第三章より
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では、彼に直接影響を与えた格郎は、こんどの戦争をどう考えているのか。彼の文章のつづきを引用する。
《故国に帰った私を待っていたものは、公職追放という政府の冷たい仕打ちと、「国を滅ぼし人民を苦しめた凶徒の一味め!」とにらみつける人々の白い乾いた目であった。昨日まで八紘一宇と聖戦を謳歌した新聞もラジオも「軍人という名の横暴な悪党ども……」と宣伝した。職を追われ追放され、国民の怨蹉の中にほうり出された手に職もなく、商売する才覚もない世間知らずの軍人に何ができよう。
私は野鶴とともに山野に隠棲して、晴耕雨読の生活を夢見て百姓になり、畑を耕して山を開いた》
間もなく格郎は、「極端に偏向に満ちた教科書」を見て、「これは大変なことだ、日本は滅びる。天皇様も亡びる」と思い、「日教組かぶれした、車夫馬丁に劣る雲助教師ども」と公言したため、PTAの役員会で、「取り消せ、謝れ」と迫った若い教師を殴りつけて、「警察の取り調べを受ける」羽目となる。
この事件で地方新聞に「まだ生きている軍国主義」と叩かれ、村人からは「先生を殴るような乱暴な男」と嫌われるようになった彼は、「この祖国喪失の風潮を救うためには何が一番大切か」を考えた結果、「まず日本の倫理を粛正し、確立せねばならない」と思い至る。
《そのためには……大変悲しいことではあったが、天皇様にあの戦争の責任をとっていただくことが、日本を混迷から救う第一の道であると、感情を殺して、倫理的に考えざるを得なかった。思い立てば、やらずにいられない私は「天皇様が自発的にご退位されるよう、誰かご進言申し上げる人はいないか」という一文を公開した。(中略)
憲法上天皇様に敗戦の責任はないとはいえ、王者は天災地変に対してもその責任を負わねばならない。大学が火災で焼失すれば、学長は火元管理者でなくとも、責任をとって潔く辞職するのではないか。これが王者の責任である。四百五十万の赤子(せきし)を殺した戦争の詔勅の署名者としての責任。
「朕は文武の大権を掌握するの儀を存じ……再び失態なからんことを望む」と訓えられた明治大帝のご遺志に背き国体の変革を余儀なきに至らせた元首としての皇祖皇宗に対する責任。
この王者の責任を形において示していただけねば日本の倫理が亡ぶのである。日本の倫理が亡べば天皇制も日本の美しい伝統も亡び去ることは自然の道である。速やかに日本の倫理を確立して、あくまで千代に八千代に天皇制を護持し抜くため、この際天皇様の自発的ご退位が望ましい……
こうした意味の文であり、また私の本当の心でもあった。そして私のこの考え方はきっと誰かに理解してもらえると自負していた》
しかし、旧軍人の会合で格郎は、元将軍から、「赤の手先となって……亡恩の徒とは貴様のことだ」と一喝された。「一方では保守反動の徒と罵られ、一方では赤の手先と糾弾」された彼は、やがて、「日本という国が無性にいや」になる。
《昭和二十八年、戦後初めてブラジルが移民の入国を許可した。特にブラジルに行きたいと考えたのではなく、一刻も早く日本から逃げ出したかった。私が日本を見捨てたのではなく、ひょっとしたら私が日本からハジキ玉のようにハジキ出されたのかもしれない。
その年の八月、私は妻子をつれて戦後第一回の移民としてブラジルに渡った。(中略)日本と決別できることだけが私の喜びだった》
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動画は中国の動画投稿アプリ「快手(クアイショウ)」に上がっている。悪質な動画は何種類も確認できるが、昭和天皇の青年期の写真とみられる画像を用いて人工知能(AI)が作成したAI生成動画が目立つ。
AIで生成した人物が四つんばいになって犬のようにほえたり、動いたりする動画が複数ある。中には昭和天皇が連合国軍最高司令官、マッカーサー元帥と初めて会見された日付と「マッカーサー将軍が犬をしつける貴重な映像」との文字が入ったものも。中国では人を侮辱する際に犬に例えることが多い。
反日感情をもとにした中国のSNS投稿は無数にあるが、昭和天皇を侮辱する投稿に対しては、中国問題の研究者や外交関係者の間から「中国も行きつくところまで行ってしまった感がある」と声が出ている。投稿が削除されないため、中国共産党政権も事実上、黙認している可能性がある。
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https://www.sankei.com/article/20250825-QR73EXFD75LETLQX24GX46PDZ4/