近年の例としては、櫻坂46の存在も大きい。櫻坂46は今年4月、国立競技場で『5th YEAR ANNIVERSARY LIVE』を開催した。櫻坂46における女性ファンの支持は、楽曲やダンスで描かれるメッセージとも深く結びついている。孤独、不安、葛藤、再生、強くありたいという祈り。それは現代社会で誰もが持っているものである。そして、その感情を身体表現で見せる彼女たちに重なるのは、消費されるアイドル像ではない。自分の意志で立っているひとりの人間の姿やその強さである。山﨑天をはじめ、ファッション誌や広告の場で存在感を見せるメンバーの活躍も、同性からの視線を広げる要素になってきた。櫻坂46の女性人気は、憧れと共闘感の両方から成り立っていると言っていいだろう。
あれは本当に覇権かもしれん