池田瑛紗「アイドルはなんでもやる仕事。歌が本業の人に混じって、歌番組に出なきゃいけないこともある」最終更新 2026/10/11 07:231.君の名はwv0JPだから全力なんだねhttps://x.com/dosukoi1534/status/2108993546909065596?s=202026/10/11 06:03:5920コメント欄へ移動すべて|最新の50件2.君の名はqIe4y乃木坂46さんは歌が本業じゃありませんでしたっけ……?2026/10/11 06:06:023.君の名はWNozX乃木坂の本業はミーグリです2026/10/11 06:07:264.君の名はwv0JP>>3ミーグリやらない免除組は……?2026/10/11 06:10:275.君の名はxHdTu・マラソン拒否・4時間座ってるだけ死ぬ気で頑張るんじゃなかったの?😭2026/10/11 06:13:476.君の名はln4tN俳優もCD出すし歌手もTV出るんだよなあ2026/10/11 06:15:107.君の名は1gqtO怒号のような風が吹き荒れ、黒鉛色の波頭が艦首を激しく叩きつける。荒天の海を切り裂いて進むのは、乃木坂連合艦隊が誇る最新鋭超弩級戦艦『井上』。冷え切った艦橋の中、艦長・井上和は不敵に笑み、長い前髪を払った。「ふふ……荒れる海ね。でも、乃木坂艦隊で最強の私の前に出たのが運の尽きよ。レーダー感度最大、いつでも撃ち落としてあげるわ」若き天才艦長としての自信と誇りに満ちた声が響く。だがその直後、オペレーターの絶叫がCICのスピーカーを震わせた。「敵艦影をロスト状態から再捕捉! 急速接近してきます! 識別信号照合……て、敵は松田型昭和戦艦! 艦長は――松田聖子大将!」「なっ……松田型ですって!?」井上が目を見開いた瞬間、司令部回線が強制的に割り込んできた。モニターに映し出されたのは、乃木坂艦隊最高司令官、秋元康提督の血相を変えた顔だった。「井上! 逃げろ! 直ちに面舵一杯、最大戦速で離脱しろ! そいつと撃ち合っちゃ駄目だ!」「提督!? 何を仰るんですか! 新世代の旗艦たる私が、旧時代の艦に背を見せろと!? いえ、やります! ここで叩く!」「井上、やめ――」秋元の制止を遮るように、視界のすべてが真っ白な光に呑まれた。音すらない。海原を渡ってきたのは、甘く、どこまでも伸びやかで、恐ろしいまでに研ぎ澄まされた旋律のような波動。ドォォォォンッ!!遅れてやってきた凄まじい衝撃が戦艦『井上』の巨体を宙に浮かせんばかりに揺さぶる。甲板の装甲が飴細工のように裂け、艦内全域に警報が鳴り響いた。「被弾! 被弾しましたッ!」オペレーターが計器を叩きながら泣き叫ぶ。「主砲全門射撃不能! 装弾機構が融解! だ、第三火薬庫の温度が急速上昇中! 誘爆の危険があります!」「嘘でしょ……!? まだ水平線の向こうよ!? アウトレンジからの超長距離砲撃だっていうのに、こんな距離で……初弾からピンポイントで急所を撃ち抜いてくるなんて、そんな馬鹿な!」よろめきながら手すりを掴む井上の耳に、通信機越しに秋元提督の重く沈んだ声が届いた。「……無理もない。聖子が1ミリでも、音程を外したところを誰も見たことがないんだ」「音程……!?」「そうだ。ピッチの狂いも、リズムの揺らぎも一切存在しない絶対の砲撃精度。過去の激戦を生き抜いた白石型も、生田型も、橋本型だって全然敵わなかったんだよ。あの完璧な青い珊瑚礁の前に、すべて沈んでいった……!」立ち込める白煙の向こう、荒れ狂う波をものともせず、優雅な純白の威容を誇る昭和戦艦が姿を現す。その主砲口が、一切の狂いなく、再び戦艦『井上』の艦橋へと向けられていた。2026/10/11 06:17:198.君の名はCgLNB死ぬ気でキメ顔作ってました2026/10/11 06:17:369.君の名はwv0JP>>56時間なw2026/10/11 06:18:0010.君の名は1gqtO通信回線の向こうでは、大破炎上した戦艦『井上』を曳航すべく、救難信号と救援艦の怒号が飛び交っている。その焦燥の音を遠くに聞きながら、秋元は背後に控える参謀たちへ、まるで自分自身に言い聞かせるようにぽつりと呟いた。「……僕がなぜ、群れとしての『艦隊』を作ったかわかるかい?」参謀たちは答えに窮した。乃木坂をはじめとする大艦隊構想。数多の少女たちを乗せ、隊列を組み、フォーメーションを幾重にも張り巡らせるその戦術思想を、誰もが単なる時代の流行だと思っていたのだ。秋元は煙草をくわえようとして止め、灰皿の脇に転がした。「昭和の戦艦はね、たった一隻で国を滅ぼすんだよ」重く、どこまでも冷徹な響きだった。「僕らは知ってしまったんだ。あの時代の海に君臨した怪物たちを。山口百恵、中森明菜、そして……松田聖子。彼女たちが主砲を放てば、日本中の耳と心が完全に掌握され、文字通り一億人の感情が薙ぎ払われた。たったの一隻で、文化という名の領土を丸ごと焦土にしてしまう」秋元は眼鏡のブリッジを指先で押し上げ、モニターに映る『松田型』の優美にして恐るべき航跡を見つめた。「現代の少女たちが劣っているわけじゃない。だけどね、一万人に一人程度の才能がいくら単艦で挑んだところで、絶対に届かない壁がある。あちらを指揮しているのは、三千万人に一人の逸材なんだよ」三千万人に一人。その言葉の質量に、司令室の空気が凍りつく。「天文学的な確率でしかこの世に現れない特異点。努力や鍛錬の果てに到達できる領域じゃない。星が巡り、時代が歪み、神様が気まぐれに落としたとしか思えない絶対的な存在だ。そんな超兵器と正面から単艦で撃ち合って、勝てる道理がない」秋元は椅子から立ち上がり、窓の外――荒れ狂う漆黒の海へと視線を向けた。「だから僕は艦隊を組んだんだ。一万人に一人の才能を、七人……いや、十人、二十人と集め、互いの射界を重ね合わせ、フォーメーションの力で一点突破を図る。七重の盾で受け止め、十文字の十字砲火でようやく五分に持ち込めるかどうか。それが僕の編み出した唯一の対抗策だった」遠い雷鳴のように、再び水平線の彼方から轟音が届く。ピッチもリズムも完璧に整えられた、美しくも残酷な砲声。「井上には酷なことをしたよ。彼女のプライドを思えば、一騎打ちをさせてやりたかった。だが……勝てないんだ。一隻では絶対にだ」提督の瞳に、燃える海原と、なおも悠然と航行する白銀の昭和戦艦の幻影が映っていた。2026/10/11 06:19:1211.君の名はbltUS>>10アイドルの変遷を示唆していて面白いです締めは赤いスイートピーかな?2026/10/11 06:25:0512.君の名はcxzDO火花が散り、装甲が軋む音だけが支配する戦艦『井上』のCIC。焦げた配線の匂いと噴き出す白煙の中、井上和は血のにじむ唇を噛み締め、傾いたコンソールを両手で力任せに押さえつけていた。「くっ……! まだよ……まだ私の主砲は、一門くらいなら……!」その時、損傷してノイズまみれになっていたはずの全頭骨伝導回線が、強制的にジャックされた。ノイズが一瞬にして消え去る。割り込んできたのは、まるで春風のように甘やかで、それでいて鼓膜の奥を甘美な刃で撫でるような、どこまでも澄み切った声だった。『ごきげんよう、可愛いお嬢さん』「――っ!?」井上が生唾を呑む。メインモニターのノイズが晴れ、そこに映し出されたのは、燃え盛る戦場などまるで春のテラスであるかのように優雅に佇む、純白の軍服を纏った松田聖子大将の姿だった。乱れひとつない聖子ちゃんカット。微笑む瞳の奥には、数多の星を呑み込んできた超重力のような冷徹な輝きが宿っている。『ずいぶん威勢のいい最新鋭艦ね。あなたのアイドル偏差値は87。一万人に一人の、とても立派な才能だわ』ふわりと首を傾げ、悪戯っぽく、しかし絶対者の余裕を漂わせながら、彼女は完璧なピッチの鼻歌を小さじ一杯ほど混ぜて囁いた。『でもね、私のアイドル偏差値は105なので。失礼します(笑)』プツン、と通信が切れる。「ひゃ、ひゃくご……!?」通信手の少女が、その数字の絶望的な質量に耐えかねて悲鳴を上げた。正規分布の極北。確率統計の彼岸。一億の民が熱狂の果てにひれ伏した、天文学的特異点だけの領域。「偏差値、105……ですって……!?」井上はその場に崩れ落ちそうになる膝を、必死で叱咤して踏みとどまった。けれど、握りしめた拳の震えは止まらない。2026/10/11 06:29:4213.君の名はD5meD「和を……絶対に沈めさせないっ!」黒煙を上げる『井上』の前に立ちはだかったのは、5期艦隊だった。主機をオーバーヒートさせながら盾となる一ノ瀬艦。装甲を削られながらも進路を塞ぐ川﨑艦と菅原艦。「駄目よ、みんな退いて! これ以上撃たれたら全滅するわ!」叫ぶ井上の声は、無慈悲な砲声にかき消された。松田大将の優美な微笑みとともに放たれた絶対斉射。完璧すぎる旋律が海を裂き、5期の姉妹艦たちは次々と爆炎に呑まれ、航行不能へと追い込まれていく。海面に漂う無数の残骸。万策尽き、井上が絶望に瞳を濡らし、膝をついたその時――。「――誰が、乃木坂の魂を諦めたって言いましたか!」「間に合って……お願い、届けぇぇぇっ!」猛烈な水柱を割り、戦場を真一文字に切り裂いて突入してきたのは、就役したばかりの6期艦隊――瀬戸口艦と矢田艦だった。二隻は傷つき倒れた先輩たちを背にかばい、松田型の圧倒的な主砲の真正面へと飛び込む。「心月、萌華……!? まだ実戦配備前よ、逃げなさい!」「嫌です! 私たちが憧れた乃木坂は、背中を見せる艦隊じゃありません!」至近距離で炸裂する砲火の雨を縫い、瀬戸口の合図で矢田が全発煙弾を一斉発射した。ドォォン! と咲き誇った白銀の煙幕が天を覆い、絶対のピッチを誇る松田型の照準を完全に遮断する。視界が白一色に染まる中、二隻は軋むワイヤーで炎上する『井上』と仲間たちを抱き留め、必死の面舵を切った。「和さん、掴まって! 未来へ……私たちみんなで帰るんです!」モニターの向こう、その奇跡の離脱劇を静かに見届けていた秋元康提督は、眼鏡を外し、目元を熱く濡らしながら微笑んだ。「……見たかい、聖子。これが、乃木坂の強さだ」どんなに完璧な孤高の巨艦であっても、決して手に入れられないものがある。「倒れても、傷ついても、少女たちは想いを繋ぐ。一人が挫けても次の誰かが手を差し伸べ、光を次の時代へと手渡していくんだ。この絆がある限り……乃木坂は、決して沈まない」2026/10/11 06:47:3114.君の名はLHXxSミーグリさえ売れればチャンス得られる、免除待てばあとは自由って感じなのかね。歌とダンスは最低限色々あると思うけど。2026/10/11 06:51:3015.乃木坂以外全く興味ない箱推し安芸守hV2jQ神2026/10/11 06:51:3916.君の名はbltUSあっさり沈められる池田艦隊の敵を打つアルノ艦隊かと思ったら美談展開で草2026/10/11 06:54:4817.君の名はZmbxU乃木坂は継承システムだからなぁ昭和のアイドルというより歌舞伎に近い演目の世代継承、大向う=コール楽屋見舞い=ミーグリ2026/10/11 07:00:0918.君の名はbltUSこの乃木坂シリーズ書いてる人知能高いよなぁたぶん戦国シリーズとかアンチの家にそのメンの写真集が届くシリーズとかこの人だと思う文体が独特で教養値も高そうだからすぐわかる2026/10/11 07:03:5419.君の名はiftxs口パクすらまともにできない人2026/10/11 07:11:1920.君の名は7hxpT白銀の煙幕が引いた海原には、再び静寂が戻るはずだった。だが、戦艦『井上』を両脇から支える瀬戸口艦と矢田艦の艦橋に、けたたましい電子警報が鳴り響いた。「て、敵影……!? 煙幕を抜けてきます! でも、主砲の火器管制レーダーじゃない……これは、広帯域エンタメ波長!?」「なに言ってるの、萌華!? エンタメ波長って――」瀬戸口が叫び終えるより早く、空が割れた。純白の昭和戦艦の超高出力の指向性ホログラム攻撃だった。そこから放たれたのは、歌撃ですらない。ズガガガガアンッ!!海原に響き渡ったのは、耳をつんざくようなタライ落としの金属音と、完璧な「間」で繰り出されるボケとツッコミの衝撃波だった。志村けんやいかりや長介と正面から渡り合い、何十万人もの茶の間を文字通り笑い転げさせてきた、あの昭和の黄金バラエティ兵器。「きゃあああっ!?」「な、なにこれぇぇぇ!? 動きのキレが……顔芸の解像度が違いすぎるッ!」瀬戸口艦と矢田艦の推進機関が、あまりの衝撃波に一時停止する。モニターに映し出された松田大将は、先ほどまでの優美な歌姫の顔をかなぐり捨て、全身全霊で「変顔」と「ズッコケ」を演じきり、間髪入れずに次の長尺台詞の矢を生番組で放っていた。照れも、躊躇も、計算された可愛げの逃げ道すら一切ない。全身の筋肉と魂のすべてを「人を笑わせるため」だけに捧げ尽くす、狂気じみたまでの熱量。「嘘……でしょ……?」大破した艦橋で、井上和は息を呑んだ。乃木坂のバラエティ訓練で培ったはずの「リアクション」や「大喜利」のシールドが、紙屑のように吹き飛ばされていく。「私たちだって、バラエティの番組で……体当たりでやってきたはずなのに……!」司令部回線から、秋元提督のため息が漏れ聞こえた。「無駄だよ、井上。あっちの時代はね、歌だけじゃ生き残れなかったんだ。怪物たちの巣窟にたった一人で飛び込んで、泥水啜る覚悟でタライを受け止め、全力でボケ倒してきたんだよ。いま動画アーカイブを見返してみるといい。歌唱力だけじゃない……コントにかける技術も、間合いの鋭さも、なにより『絶対に笑わせる』という狂気じみた熱意そのものが、桁違いなんだ」画面の向こうで、松田大将が完璧なオチを決め、ふわりと元の可憐なトップアイドルへと表情を一瞬で戻した。その凄まじいギャップの落差だけで、空間が歪んだ。2026/10/11 07:23:04
https://x.com/dosukoi1534/status/2108993546909065596?s=20
ミーグリやらない免除組は……?
・4時間座ってるだけ
死ぬ気で頑張るんじゃなかったの?😭
荒天の海を切り裂いて進むのは、乃木坂連合艦隊が誇る最新鋭超弩級戦艦『井上』。
冷え切った艦橋の中、艦長・井上和は不敵に笑み、長い前髪を払った。
「ふふ……荒れる海ね。でも、乃木坂艦隊で最強の私の前に出たのが運の尽きよ。レーダー感度最大、いつでも撃ち落としてあげるわ」
若き天才艦長としての自信と誇りに満ちた声が響く。だがその直後、オペレーターの絶叫がCICのスピーカーを震わせた。
「敵艦影をロスト状態から再捕捉! 急速接近してきます! 識別信号照合……て、敵は松田型昭和戦艦! 艦長は――松田聖子大将!」
「なっ……松田型ですって!?」
井上が目を見開いた瞬間、司令部回線が強制的に割り込んできた。
モニターに映し出されたのは、乃木坂艦隊最高司令官、秋元康提督の血相を変えた顔だった。
「井上! 逃げろ! 直ちに面舵一杯、最大戦速で離脱しろ! そいつと撃ち合っちゃ駄目だ!」
「提督!? 何を仰るんですか! 新世代の旗艦たる私が、旧時代の艦に背を見せろと!? いえ、やります! ここで叩く!」
「井上、やめ――」
秋元の制止を遮るように、視界のすべてが真っ白な光に呑まれた。
音すらない。海原を渡ってきたのは、甘く、どこまでも伸びやかで、恐ろしいまでに研ぎ澄まされた旋律のような波動。
ドォォォォンッ!!
遅れてやってきた凄まじい衝撃が戦艦『井上』の巨体を宙に浮かせんばかりに揺さぶる。甲板の装甲が飴細工のように裂け、艦内全域に警報が鳴り響いた。
「被弾! 被弾しましたッ!」
オペレーターが計器を叩きながら泣き叫ぶ。
「主砲全門射撃不能! 装弾機構が融解! だ、第三火薬庫の温度が急速上昇中! 誘爆の危険があります!」
「嘘でしょ……!? まだ水平線の向こうよ!? アウトレンジからの超長距離砲撃だっていうのに、こんな距離で……初弾からピンポイントで急所を撃ち抜いてくるなんて、そんな馬鹿な!」
よろめきながら手すりを掴む井上の耳に、通信機越しに秋元提督の重く沈んだ声が届いた。
「……無理もない。聖子が1ミリでも、音程を外したところを誰も見たことがないんだ」
「音程……!?」
「そうだ。ピッチの狂いも、リズムの揺らぎも一切存在しない絶対の砲撃精度。過去の激戦を生き抜いた白石型も、生田型も、橋本型だって全然敵わなかったんだよ。あの完璧な青い珊瑚礁の前に、すべて沈んでいった……!」
立ち込める白煙の向こう、荒れ狂う波をものともせず、優雅な純白の威容を誇る昭和戦艦が姿を現す。
その主砲口が、一切の狂いなく、再び戦艦『井上』の艦橋へと向けられていた。
6時間なw
その焦燥の音を遠くに聞きながら、秋元は背後に控える参謀たちへ、まるで自分自身に言い聞かせるようにぽつりと呟いた。
「……僕がなぜ、群れとしての『艦隊』を作ったかわかるかい?」
参謀たちは答えに窮した。
乃木坂をはじめとする大艦隊構想。数多の少女たちを乗せ、隊列を組み、フォーメーションを幾重にも張り巡らせるその戦術思想を、誰もが単なる時代の流行だと思っていたのだ。
秋元は煙草をくわえようとして止め、灰皿の脇に転がした。
「昭和の戦艦はね、たった一隻で国を滅ぼすんだよ」
重く、どこまでも冷徹な響きだった。
「僕らは知ってしまったんだ。あの時代の海に君臨した怪物たちを。山口百恵、中森明菜、そして……松田聖子。彼女たちが主砲を放てば、日本中の耳と心が完全に掌握され、文字通り一億人の感情が薙ぎ払われた。たったの一隻で、文化という名の領土を丸ごと焦土にしてしまう」
秋元は眼鏡のブリッジを指先で押し上げ、モニターに映る『松田型』の優美にして恐るべき航跡を見つめた。
「現代の少女たちが劣っているわけじゃない。だけどね、一万人に一人程度の才能がいくら単艦で挑んだところで、絶対に届かない壁がある。あちらを指揮しているのは、三千万人に一人の逸材なんだよ」
三千万人に一人。
その言葉の質量に、司令室の空気が凍りつく。
「天文学的な確率でしかこの世に現れない特異点。努力や鍛錬の果てに到達できる領域じゃない。星が巡り、時代が歪み、神様が気まぐれに落としたとしか思えない絶対的な存在だ。そんな超兵器と正面から単艦で撃ち合って、勝てる道理がない」
秋元は椅子から立ち上がり、窓の外――荒れ狂う漆黒の海へと視線を向けた。
「だから僕は艦隊を組んだんだ。一万人に一人の才能を、七人……いや、十人、二十人と集め、互いの射界を重ね合わせ、フォーメーションの力で一点突破を図る。七重の盾で受け止め、十文字の十字砲火でようやく五分に持ち込めるかどうか。それが僕の編み出した唯一の対抗策だった」
遠い雷鳴のように、再び水平線の彼方から轟音が届く。
ピッチもリズムも完璧に整えられた、美しくも残酷な砲声。
「井上には酷なことをしたよ。彼女のプライドを思えば、一騎打ちをさせてやりたかった。だが……勝てないんだ。一隻では絶対にだ」
提督の瞳に、燃える海原と、なおも悠然と航行する白銀の昭和戦艦の幻影が映っていた。
アイドルの変遷を示唆していて面白いです
締めは赤いスイートピーかな?
焦げた配線の匂いと噴き出す白煙の中、井上和は血のにじむ唇を噛み締め、傾いたコンソールを両手で力任せに押さえつけていた。
「くっ……! まだよ……まだ私の主砲は、一門くらいなら……!」
その時、損傷してノイズまみれになっていたはずの全頭骨伝導回線が、強制的にジャックされた。
ノイズが一瞬にして消え去る。
割り込んできたのは、まるで春風のように甘やかで、それでいて鼓膜の奥を甘美な刃で撫でるような、どこまでも澄み切った声だった。
『ごきげんよう、可愛いお嬢さん』
「――っ!?」
井上が生唾を呑む。
メインモニターのノイズが晴れ、そこに映し出されたのは、燃え盛る戦場などまるで春のテラスであるかのように優雅に佇む、純白の軍服を纏った松田聖子大将の姿だった。
乱れひとつない聖子ちゃんカット。微笑む瞳の奥には、数多の星を呑み込んできた超重力のような冷徹な輝きが宿っている。
『ずいぶん威勢のいい最新鋭艦ね。あなたのアイドル偏差値は87。一万人に一人の、とても立派な才能だわ』
ふわりと首を傾げ、悪戯っぽく、しかし絶対者の余裕を漂わせながら、彼女は完璧なピッチの鼻歌を小さじ一杯ほど混ぜて囁いた。
『でもね、私のアイドル偏差値は105なので。失礼します(笑)』
プツン、と通信が切れる。
「ひゃ、ひゃくご……!?」
通信手の少女が、その数字の絶望的な質量に耐えかねて悲鳴を上げた。
正規分布の極北。確率統計の彼岸。一億の民が熱狂の果てにひれ伏した、天文学的特異点だけの領域。
「偏差値、105……ですって……!?」
井上はその場に崩れ落ちそうになる膝を、必死で叱咤して踏みとどまった。
けれど、握りしめた拳の震えは止まらない。
黒煙を上げる『井上』の前に立ちはだかったのは、5期艦隊だった。
主機をオーバーヒートさせながら盾となる一ノ瀬艦。装甲を削られながらも進路を塞ぐ川﨑艦と菅原艦。
「駄目よ、みんな退いて! これ以上撃たれたら全滅するわ!」
叫ぶ井上の声は、無慈悲な砲声にかき消された。
松田大将の優美な微笑みとともに放たれた絶対斉射。完璧すぎる旋律が海を裂き、5期の姉妹艦たちは次々と爆炎に呑まれ、航行不能へと追い込まれていく。
海面に漂う無数の残骸。万策尽き、井上が絶望に瞳を濡らし、膝をついたその時――。
「――誰が、乃木坂の魂を諦めたって言いましたか!」
「間に合って……お願い、届けぇぇぇっ!」
猛烈な水柱を割り、戦場を真一文字に切り裂いて突入してきたのは、就役したばかりの6期艦隊――瀬戸口艦と矢田艦だった。
二隻は傷つき倒れた先輩たちを背にかばい、松田型の圧倒的な主砲の真正面へと飛び込む。
「心月、萌華……!? まだ実戦配備前よ、逃げなさい!」
「嫌です! 私たちが憧れた乃木坂は、背中を見せる艦隊じゃありません!」
至近距離で炸裂する砲火の雨を縫い、瀬戸口の合図で矢田が全発煙弾を一斉発射した。
ドォォン! と咲き誇った白銀の煙幕が天を覆い、絶対のピッチを誇る松田型の照準を完全に遮断する。
視界が白一色に染まる中、二隻は軋むワイヤーで炎上する『井上』と仲間たちを抱き留め、必死の面舵を切った。
「和さん、掴まって! 未来へ……私たちみんなで帰るんです!」
モニターの向こう、その奇跡の離脱劇を静かに見届けていた秋元康提督は、眼鏡を外し、目元を熱く濡らしながら微笑んだ。
「……見たかい、聖子。これが、乃木坂の強さだ」
どんなに完璧な孤高の巨艦であっても、決して手に入れられないものがある。
「倒れても、傷ついても、少女たちは想いを繋ぐ。一人が挫けても次の誰かが手を差し伸べ、光を次の時代へと手渡していくんだ。この絆がある限り……乃木坂は、決して沈まない」
昭和のアイドルというより歌舞伎に近い
演目の世代継承、大向う=コール
楽屋見舞い=ミーグリ
たぶん戦国シリーズとかアンチの家にそのメンの写真集が届くシリーズとかこの人だと思う
文体が独特で教養値も高そうだからすぐわかる
だが、戦艦『井上』を両脇から支える瀬戸口艦と矢田艦の艦橋に、けたたましい電子警報が鳴り響いた。
「て、敵影……!? 煙幕を抜けてきます! でも、主砲の火器管制レーダーじゃない……これは、広帯域エンタメ波長!?」
「なに言ってるの、萌華!? エンタメ波長って――」
瀬戸口が叫び終えるより早く、空が割れた。
純白の昭和戦艦の超高出力の指向性ホログラム攻撃だった。
そこから放たれたのは、歌撃ですらない。
ズガガガガアンッ!!
海原に響き渡ったのは、耳をつんざくようなタライ落としの金属音と、完璧な「間」で繰り出されるボケとツッコミの衝撃波だった。
志村けんやいかりや長介と正面から渡り合い、何十万人もの茶の間を文字通り笑い転げさせてきた、あの昭和の黄金バラエティ兵器。
「きゃあああっ!?」
「な、なにこれぇぇぇ!? 動きのキレが……顔芸の解像度が違いすぎるッ!」
瀬戸口艦と矢田艦の推進機関が、あまりの衝撃波に一時停止する。
モニターに映し出された松田大将は、先ほどまでの優美な歌姫の顔をかなぐり捨て、全身全霊で「変顔」と「ズッコケ」を演じきり、間髪入れずに次の長尺台詞の矢を生番組で放っていた。
照れも、躊躇も、計算された可愛げの逃げ道すら一切ない。
全身の筋肉と魂のすべてを「人を笑わせるため」だけに捧げ尽くす、狂気じみたまでの熱量。
「嘘……でしょ……?」
大破した艦橋で、井上和は息を呑んだ。
乃木坂のバラエティ訓練で培ったはずの「リアクション」や「大喜利」のシールドが、紙屑のように吹き飛ばされていく。
「私たちだって、バラエティの番組で……体当たりでやってきたはずなのに……!」
司令部回線から、秋元提督のため息が漏れ聞こえた。
「無駄だよ、井上。あっちの時代はね、歌だけじゃ生き残れなかったんだ。怪物たちの巣窟にたった一人で飛び込んで、泥水啜る覚悟でタライを受け止め、全力でボケ倒してきたんだよ。いま動画アーカイブを見返してみるといい。歌唱力だけじゃない……コントにかける技術も、間合いの鋭さも、なにより『絶対に笑わせる』という狂気じみた熱意そのものが、桁違いなんだ」
画面の向こうで、松田大将が完璧なオチを決め、ふわりと元の可憐なトップアイドルへと表情を一瞬で戻した。
その凄まじいギャップの落差だけで、空間が歪んだ。