【ケンモ最高弁護士はこう見た!!😡】都知事選で鈴木エイト氏、石丸伸二氏に「カルト問題取材者として一番危うさを感じた」ケンモメンはオウムのヤバさを知ってるよな?😡アーカイブ最終更新 2024/07/20 09:561.番組の途中ですが転載は禁止ですvNKME「選挙漫遊」で突飛な主張を繰り出す候補者に着目 56人が立候補し様々な話題を呼んだ都知事選。フリー記者からの質問を浴びないよう苦心した現職の小池百合子氏が約291万票を獲得し3期目の当選を果たした。当選を目的としない候補者がいるなど、掲示板の枠が足りなくなる問題が起こるなど何かと論議を呼んだが、個性的な主張を行う候補者がいるのは毎回のことであり、選挙のありようが議論されるのは有益なことである。 選挙運動中は候補者・政治家の生の声、対応、有権者にどう向き合っているかなど、多くのことが可視化される貴重な場だ。私はこれまで、様々な選挙において具体的な追及対象者が立候補している場合や応援に入っている場合は現場に行き、直撃取材を行ってきた。いわゆる「選挙漫遊」(※スポーツ観戦のノリで街頭演説などに足を運び選挙を積極的に楽しむこと)として、選挙取材に行き、候補者の話を訊き、現地で起こったことを記録してきた。 今回の都知事選でも各候補者の街頭演説を観て回った。私が着目したのは反ワクチンや陰謀論など突飛な主張を繰り出す候補者や応援演説者たちだった。そして選挙戦最終日に抱いた新たな懸念についても記そうと思う。内海聡氏「障害者の親は一生反省してもらってけっこう」 まずチェックしたのは内海聡候補の演説。ハンドルネームで「キチガイ医」を自称するように内海氏は「医師」ではあるものの、反ワクチン・反WHOを掲げる界隈のスポークスマン的存在の池田利恵氏とともに反ワク政治家のネットワーク「チーム日本」の中心メンバーでもある。内海氏自身も2018年以降は政治団体を作って活動している。 内海氏は2015年、Facebookへ投稿した以下の内容が非難されるなど何かと物議をてきた人物だ。「障害の子どもさんが生まれるというのは、いかに産む前妊娠前に両親が食と生活が乱れているかの証、それは一生かけて反省しなければなりません」「障害者の親は一生反省してもらってけっこう」 特徴的なのが現代医療への否定的論調、精神医学・向精神薬治療を否定していることだ。その点においてサイエントロジー教会系の『市民の人権擁護の会』とも親和性が見られる。2024/07/20 09:53:172すべて|最新の50件2.番組の途中ですが転載は禁止ですvNKME内海氏から「クソみたいなジャーナリスト」呼ばわり 経営するクリニックではニセ医学のホメオパシー*1などを導入。2013年にNPO法人薬害研究センターを設立、ワクチンについても効果を否定し逆に病気が増えると主張している。「自閉症や発達障害はワクチンが生み出した」などの 理論を展開、HPVワクチンにも否定的で子宮頸がんワクチン被害者の会の事務局長である日野市議の池田利恵氏との親和性も高い。新型コロナワクチンについても「効果がなく副反応の問題が大きい」と否定、製薬会社と国の意図をほのめかしており、都知事選公約にも「ワクチンの闇を暴く」とある。 私が主筆を務めるウェブメディア『やや日刊カルト新聞』において同紙総裁の藤倉善郎氏ともに内海氏について複数回取り上げてきた。サイエントロジー教会フロント団体との関係、内海氏が結成にかかわった日本母親連盟の問題などを報じてきた。2018年に内海氏が設立し顧問に納まった日本母親連盟は、現在内海氏が政治活動を行う「市民が作る政治の会」の前身である。地方議員には同会から数人を送り込んでいる。相当数の反ワクチン地方議員が存在しており、当選を果たしている。 私は内海氏から相当警戒されており、これまでの取材で顔を合わせると「何しに来たんですか、スパイですか」「クソみたいなジャーナリストが来ている」などと言われてきた。電磁波を防ぐためとしてマイクにアルミホイルを巻く内海氏 今回は2度、内海氏の選挙運動を取材した。最初は6月21日に池袋で行われた街頭演説。電磁波を防ぐためとしてマイクにアルミホイルを巻く内海氏は医師であることのアピールであろう、紺色のスクラブを着ている。演説内容にはワクチン推奨への疑義など反ワクチン発言が目立つ。 外資のファイザーと東京都との福祉・保健医療分野での連携協定凍結を利益相反ではないかと糾弾する場面では、聴衆が一斉に拍手喝さいを送っていた。市民が漠然と不安に思う「薬害」「副反応」「副作用」などを示す手法であり、支持者が盛り上がるポイントを押さえている。演説終盤になると「都民ワーストの会 ゆりこいけ」「無所属共産党 ソ連邦」の幟を持った小池百合子知事と蓮舫氏のコスプレ男性が登場。聴衆は大ウケだったが、この手の“悪ノリ”は、コアな支持者以外からは反感しか買わないだろうと感じた。2024/07/20 09:56:48
56人が立候補し様々な話題を呼んだ都知事選。フリー記者からの質問を浴びないよう苦心した現職の小池百合子氏が約291万票を獲得し3期目の当選を果たした。
当選を目的としない候補者がいるなど、掲示板の枠が足りなくなる問題が起こるなど何かと論議を呼んだが、個性的な主張を行う候補者がいるのは毎回のことであり、選挙のありようが議論されるのは有益なことである。
選挙運動中は候補者・政治家の生の声、対応、有権者にどう向き合っているかなど、多くのことが可視化される貴重な場だ。私はこれまで、様々な選挙において具体的な追及対象者が立候補している場合や応援に入っている場合は現場に行き、直撃取材を行ってきた。いわゆる「選挙漫遊」(※スポーツ観戦のノリで街頭演説などに足を運び選挙を積極的に楽しむこと)として、選挙取材に行き、候補者の話を訊き、現地で起こったことを記録してきた。
今回の都知事選でも各候補者の街頭演説を観て回った。私が着目したのは反ワクチンや陰謀論など突飛な主張を繰り出す候補者や応援演説者たちだった。そして選挙戦最終日に抱いた新たな懸念についても記そうと思う。
内海聡氏「障害者の親は一生反省してもらってけっこう」
まずチェックしたのは内海聡候補の演説。ハンドルネームで「キチガイ医」を自称するように内海氏は「医師」ではあるものの、反ワクチン・反WHOを掲げる界隈のスポークスマン的存在の池田利恵氏とともに反ワク政治家のネットワーク「チーム日本」の中心メンバーでもある。内海氏自身も2018年以降は政治団体を作って活動している。
内海氏は2015年、Facebookへ投稿した以下の内容が非難されるなど何かと物議をてきた人物だ。
「障害の子どもさんが生まれるというのは、いかに産む前妊娠前に両親が食と生活が乱れているかの証、それは一生かけて反省しなければなりません」
「障害者の親は一生反省してもらってけっこう」
特徴的なのが現代医療への否定的論調、精神医学・向精神薬治療を否定していることだ。その点においてサイエントロジー教会系の『市民の人権擁護の会』とも親和性が見られる。
経営するクリニックではニセ医学のホメオパシー*1などを導入。2013年にNPO法人薬害研究センターを設立、ワクチンについても効果を否定し逆に病気が増えると主張している。「自閉症や発達障害はワクチンが生み出した」などの 理論を展開、HPVワクチンにも否定的で子宮頸がんワクチン被害者の会の事務局長である日野市議の池田利恵氏との親和性も高い。新型コロナワクチンについても「効果がなく副反応の問題が大きい」と否定、製薬会社と国の意図をほのめかしており、都知事選公約にも「ワクチンの闇を暴く」とある。
私が主筆を務めるウェブメディア『やや日刊カルト新聞』において同紙総裁の藤倉善郎氏ともに内海氏について複数回取り上げてきた。サイエントロジー教会フロント団体との関係、内海氏が結成にかかわった日本母親連盟の問題などを報じてきた。2018年に内海氏が設立し顧問に納まった日本母親連盟は、現在内海氏が政治活動を行う「市民が作る政治の会」の前身である。地方議員には同会から数人を送り込んでいる。相当数の反ワクチン地方議員が存在しており、当選を果たしている。
私は内海氏から相当警戒されており、これまでの取材で顔を合わせると「何しに来たんですか、スパイですか」「クソみたいなジャーナリストが来ている」などと言われてきた。
電磁波を防ぐためとしてマイクにアルミホイルを巻く内海氏
今回は2度、内海氏の選挙運動を取材した。最初は6月21日に池袋で行われた街頭演説。電磁波を防ぐためとしてマイクにアルミホイルを巻く内海氏は医師であることのアピールであろう、紺色のスクラブを着ている。演説内容にはワクチン推奨への疑義など反ワクチン発言が目立つ。
外資のファイザーと東京都との福祉・保健医療分野での連携協定凍結を利益相反ではないかと糾弾する場面では、聴衆が一斉に拍手喝さいを送っていた。市民が漠然と不安に思う「薬害」「副反応」「副作用」などを示す手法であり、支持者が盛り上がるポイントを押さえている。演説終盤になると「都民ワーストの会 ゆりこいけ」「無所属共産党 ソ連邦」の幟を持った小池百合子知事と蓮舫氏のコスプレ男性が登場。聴衆は大ウケだったが、この手の“悪ノリ”は、コアな支持者以外からは反感しか買わないだろうと感じた。